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朧
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Null
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おばけさん
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#wrwrd
8/|/aB(旧アイビー)
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あれからカナエには一度も出会っていない
またどこかで会えると信じてる
信じてるけど…
最も辛いのはカナエを見つけられない時間だ
いつも隣にいて
俺のくだらない話を聞いてくれて
流行っている音楽をかけて
二人ででたらめに話してた
でも、今となってはその存在がいないんだ
…俺だって少しくらい寂しくなる
「…あれ、こんなとこまで来ちまった」
考え無しに歩いていたら、都会と呼ばれるようなところにまで来てしまった
俺の街も発展していない訳では無いが、
教会だってあるし、海外チックな雰囲気の街のほうが近い
都会に来るのは久しぶりだ
「よくカナエと、行きたいって話してたっけ」
懐かしいな_____
「ねぇサーシャ」
「この街を遊び尽くしたらさ、世界征服とかしてみたくない?」
「世界征服だぁ?」
「そんなのできんのかよ」
「できるできる」
「僕の隣には勇敢な吸血鬼様がいるからね」
「…それ、俺の翼で飛べばいいって思ってるだろ」
「バレた?」
「まぁでも、少しくらいは興味あるな」
「都会のど真ん中に行ってみてぇわ」
「サーシャらしいね」
都会ねぇ…
自分一人で来るなんてカナエを裏切ったみたいだ
「少しぶらつくか」
都会はどこを見渡してもビルだらけだ
でも一つ一つが違う
でっけぇ広告が貼られてるビル
大手企業のビル
流行りの音楽を大画面で流しているビル
いい意味で飽きない空間だ
それに加えて過ぎ行く人の格好もそれぞれだ
オシャレなやつ
スーツ姿のやつ
オタクみてぇなやつ
「こん中にカナエみてぇなのがいればな…」
そのとき、ふとミルクティー色の髪が視界に映った
「あれって______。」
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コメント
1件
サーシャのカナエへの想いがひしひしと伝わる回でした。都会の喧騒の中でひとり、過去の会話を思い出す切なさが沁みます。「世界征服」のやりとり、仲の良さがにじんでいて微笑ましかった反面、今の孤独が際立ちました。最後のミルクティー色の髪…まさか。続きが気になりすぎます。丁寧な心情描写に引き込まれました。