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BBB×gt
gt愛され
突然だが俺は今なぜか拘束されている。しかも知らん人に。
えーと、普通に町をドライブしてたら前から車が勢いよくきて…..そんときにダウンして、、、運ばれたのか?クソッ目隠しされてるからここがどこなのかもわかんねぇ…..
とりあえず無線には報告しておくために無線に手を伸ばした瞬間、誰かに手を捕まれた。
「っ、なんですか?何が目的で俺を?」
「………」
もちろん犯人からの返事はない。そう思ったが、どこかで聞いたことのある笑い声が聞こえた。
「そんな警戒しないで。ちょっと誘拐するだけだから」
次に喋ったと思ったら目隠しを取られ、目の前にいる人で誰かを確信する。
そう、そこにいたのは前の組織でお世話になったボス、あるいはみんなのお父さんのらっだぁがいた。それ以外にもとぅーんや不破さんなど、ロレさんなど、今BBBに入ってる人以外は揃っていた。
「らっだぁ!とぅーん!それにみんな!」
「ぐちーつ~!!大丈夫?手とかいたくない?」
そう言うと、とぅーんが優しく手錠をはずしてくれた。
ちょっと痛かったし手を自由に動かせないのは不快ではあったからありがたい。
「大丈夫だよ。でもどうして俺を?」
「ぐちさんがBBBに入ってからみんなに自慢されるから言い返してやろうってことで誘拐したんだ。」
「やってること犯罪ですやん(笑)遊ぶのは別にいいけど無線にだけ報告していい?」
「うん、いいよ!あっ!でも誰と遊ぶかとかは秘密にしてほしい!」
「ん。おっけー!」
ゆぐどらしるのみんなと遊ぶのは久しぶりな気がする。黒市民だけならまだ遊べるが、今は犯罪から足を洗って白市民になっている人たちもいるからしゃべることはできるが、そんな堂々と遊んだりはできない。
そして『ちょっと遊んできます。』と無線にいったあと、返事を待たずに無線切っておいた。犯罪とかするときにやっぱ気になっちゃうから、遊ぶのにそういうのはあまり考えたくないから一応。
「報告したからもう大丈夫だよ。どこ行くの?」
「遊園地だよ。この前行ったんでしょ?」
「あれ?よくしってんね。らっだぁに話したっけ?」
「いや、りりむさんに会ったから」
「あぁ、なるほどね。いいね、遊園地」
「でしょ!?私が考えたんだよ!!」
「きゅぴさんが考えたんだ!?最高っすわ!!」
「へへへー(笑)」
不破さんが運転する車でみんなでしりとりなど、全体的にほわほわしている懐かしい感覚に浸りながら遊園地へと向かった。
数分前に突然無線に遊びにいってくると報告してからぐちつぼが無線からいなくなった。
もちろん遊びにいく約束などはしてないし、他のみんなもぐちつぼを探してるのか、アジトへと出入りする人がいつもより多い。
すると、我らがボスであるだるまがこちらに気づき、近づいてきた。
「成瀬~」
「なにー?」
「ぐちつぼ知らん?」
「俺も今探してるところだよ。」
「だよな~?遊びにいく約束なんてしてないし…..共有もされてないしな…」
まぁ普通遊ばない人に誰々と遊びにいくなんて事前に報告しない気もしたが、今回はそれどころではないので黙っておくことにした。
「まるんとかは?わんちゃんあるんじゃない?」
「いやそれが聞いたんだけどいないっていってたわ」
「え~?」
「ボスが個人の方で電話かけたらいけんじゃね?ぐちさっ、ぐっちーつぼつぼ真面目だし」
二人で話してたのにいつの間にかバニラも輪に入っていた。
確かにあの真面目なぐちつぼだからボスからの電話を無視することはないと思うが、それでもしデート中って言われたら?
そう。何を隠そう俺らBBBのみんなはぐちつぼのことが大好きなのである。それが恋愛的じゃなかったとしても、明らかに俺らを大切にしてくれるぐちつぼはみんなに愛されている。
「んじゃちょっと電話してみるわ。」
「おっけー」
するとバニラが予想した通り、2コールで出た。さすがに真面目すぎるか??
「あー、もしもし?ぐちつぼ?」
「はいー?なんすか~?」
「今どこにいるのか教えてもらえたりする、?」
「今っすか~?えーと、あっ、ちょ、ちょっと待ってください!」
なにやら電話の向こうが忙しいのか、会話の途中でぐちつぼが違う人と喋り出した。それをおとなしく待っているのはギャングらしくないが、ぐちつぼが相手なのだから仕方がない。
「あの~、教えないでって言われたんすけど~…..」
「え、今誰と一緒にいんの?」
「え?それは、えっと、あぇ?変われ?何でだよ。あっ、!ちょっ!!」
「あっ、もしもしー?」
なんか電話の向こうでヤバそうだと感じた瞬間、なぜか電話から聞こえる声がぐちつぼかららっだぁに変わった。
「は?なんで、?ぐちつぼは?」
「あー、今俺らとデート中だから邪魔しないでね。」
「いやまて!!俺らってどういうっ!!」
だるまが言い切る前に電話からツーツーと聞こえ、なにも聞こえなくなった。
すると電話中にみんな集まってたらしく、それぞれが呆気にとられて静かな時間が流れた。
「ど、どういうことなんすか、?」
そんなしんとした雰囲気を壊したのはぐちつぼと一番仲がいいといっても過言じゃないまるんだった。
「いや、なんからっだぁと他の人たちがぐちつぼとデート中らしい?」
「それ普通に遊んでるんじゃないの?ぐぢづぼさんってあんま大人数でデートしなさそうだし」
たしかにりりむの言う通りだ。あの真面目すぎるぐちつぼがいろんな人とデートなんてあるはずがない。デートに誘われたとしても自己肯定感が低いぐちつぼは退くにきまってる。
「じゃあらっだぁとぐちつぼと誰かが普通に遊んでるって考えると、?」
「ぺんちゃんの可能性が高いね。」
なるほどね。やっとわかった。二人ともう一人加わるならぺんちゃんの可能性が一番高い。
もう作戦なんて考える余裕なんてなくて、急いでぺんちゃんに電話を掛けた。すると思ってたよりも早く出てくれたぺんちゃんに全員がそれぞれ質問しだし、質問攻めとなった。
「わーーー!?なになに!?なにも聞こえんなんも聞こえん!!」
「ぺんちゃん!!ぐちつぼって今近くにいる!?」
「ぐちーつ?いるけど…..」
予想は大正解。とりあえず話の通じそうな人と電話が繋がったことに安心して、みんなが肩の力を抜いた。
その後、一番ぺんちゃんと仲が良く、口プもできる俺が話すこととなり、落ち着いて質問した。
「今どこにいるの?」
「今?え~、、あっ!不破っち!これってもう言っていいと思う?」
「あー、まぁいいんじゃない?十分遊んだし(笑)」
なんかまた一人増えたことへの驚きは一旦おいとき、ぺんちゃんが居場所を言うのに謎の緊張感を持ちながら待った。
「えーと、この前BBBのみんなで来てた遊園地にゆぐどらしる出来てるよ。」
「「はぁぁぁぁぁ!?!?!?!?」」
他のみんなが叫びだす前にといといとローレンの叫び声がきれいに重なった。
「俺呼ばれてないんですけど!?」
「私も呼ばれてないんだけど!!」
「いや~?だって二人はもうぐちーつと行ったじゃん?」
「だとしても私も遊びたかったぁ!」
「俺も!!お前らばっかずるいんだけど!!」
「ごめんって(笑)またゆぐどらしるのみんなで一緒に遊ぼ?んじゃ、ばいば~い」
「あっ!」
ほぼ無理やり切られた電話にといといとローレンは文句を垂らしているが、ボスであるだるまが喋りだすとすぐに黙った。
「えー、では今からぐちつぼ取り返し大作戦を実行します。」
「「「はい!」」」
「では全員、遊園地に乗り込めーー!!!」
「「「おーー!!!!」」」
だるまの雑すぎる始め方によって全員が車やヘリに乗り込み遊園地へと向かった。
遊園地に着きぐちつぼを探してると、ローレンから見つかったと報告が入り、その場へみんなが集まった。するとらっだぁとぐちつぼが手を繋ぎながら二人で立っていた。
「ぐちつぼーー!!!」
「うぇっ!?るせさん!?!?」
「なに敵ギャングと仲良く遊んでんだお前!!」
「敵ギャングだとしても俺らは友達だから。ね?ぐちつぼ?」
「ん?まぁ、そうだね?」
らっだぁからの謎の挑発に見事全員乗り、戦闘体制へと入った。
そして始まる!というところでペんちゃんが止めに入った。
「わー」!やめてやめて!!俺みたいに白市民とかいるから!巻き込まれちゃう!
「じゃあぐちさん返してくれない?」
ローレンが少し低い声で言うと遊んでた人たちの中で会議が始まった。そんときもずっとらっだぁとぐちつぼが手を繋いでおりほんとに殺してやろうかと思ったがそれを実行する前に会議がおわり、ぺんちゃんがこちらを見上げた。
「ぐちーつは返す!!」
「っ!ぐちつぼー!!」
「うわぁ!?だるさん!?」
それを聞いた瞬間、元々車から降りてただるまが勢いよくぐちつぼに抱きつきにいった。
「んじゃちょっと返してもらいますわ」
「まてまてまてまて」
「なんだよらっだぁ」
「取引をしよう?ぐちつぼは元ボスの俺のものでもあるから」
「ねぇよ!俺は誰のものでもないわ!」
「ちょっとぐちつぼ静かに。だから俺が遊びたいって言ったら渡すこと。それを飲み込んでくれないとこのまま俺らでギャング作ってぐちつぼ入れちゃうよ?」
たしかに元々らっだぁたちのギャングに入っていたのだから誘われたらあっさり行きそうだ…..。急に緊迫感に包まれ、全員が黙っているとだるまが口を開いた。
「わかった。でも大型中とかは渡せないからな?」
「もちろん。分かってるよ。」
「んじゃ返してもらうわ。行こっか、ぐちつぼ」
「え?わ、わかった、?
ばいばいぐっちー!
また遊ぼうなー!
おう!またいっぱい遊ぼうぜー!!
仲良くバイバイしているぐちつぼを車に乗せ、アジトへと帰った。
アジトへつくとなぜか俺以外の全員がぐちつぼに抱きついていると言う地獄絵図ができた。
「なんで俺になにも言わなかったの?俺ボスなのに….」
「えぇ、?(笑)いやだって言うなって言われましたし…」
「じゃあぐちつぼ。なんで俺もゆぐどらしるなのに呼ばれなかったの?」
「私もなんですけど …」
「なんかBBBのみんなに自慢しようって感じだったからBBBに入ってる二人は呼ばれなかったんじゃないかな…?」
「ぐちさん、俺とはまだ遊んだことないじゃん….」
「また遊ぼうぜ!まるんはどこ行きたいとかあるのか?」
「いやまてまてまて!なんでぐちつぼはこの状況をなんとも思わないんだよ!」
「え?」
なんでそんな不思議そうな顔ができるんだ??そんなおかしなこといってないた思うんだけどな。
全然嫌そうじゃないぐちつぼの手を引き、みんなの体を無理やり剥がすとバニラ、まるん、りりむ以外が床に倒れたまんまになった。
「大丈夫か~?」
「大丈夫じゃなーい。ぐちつぼが支えてくれないと起き上がれない~」
「えー?しょうがないな~。ほら、おいで」
「えっ!!やった!」
ダメもとて聞いた感じのローレンがぐちつぼからOKを貰うと素早く前からぐちつぼに抱きついた。
するとみんながずるいずるいと言いながら二人を引きはなそうとし出した。それでもローレンはがっしりと掴んで離れないようにしてるし、ぐちつぼはなんか楽しそう….
ぐちつぼは世話好きなのか、もしくは前の組織の時に世話になったのかは分からないがローレンに甘い気がする。
「ぐちつぼ」
「ん?るせさんどした?」
「俺もぐちつぼ探して疲れた。」
「ふはっ(笑)俺のせいならしょうがないか。るせさんもおいで」
るせさんは…..とか言われると思ったのにおいでと言われたので遠慮なく空いてる後ろに抱きつきにいった。すると心地よく頭を撫でてくれて相手が年下だということを忘れそうなほど安心する。
ぐちつぼの前後ろを取られたことに言葉を失ってた人たちが一気に抱きつきに来た。
「ぐっちーつぼつぼ。俺も今日頑張ったから疲れた。」
「んふ(笑)ニラさんもつも頑張ってるっすもんね(笑)お疲れ様です」
「ん。….ふふ(笑)ありがと。」
なぜか甘い雰囲気を放ち始めたバニラとぐちつぼに、俺も褒めて!というようにみんなが疲れたといい始めた。そんな俺たちに嫌がる素振りはせず、面白そうに、嬉しそうにみんなを褒め始めた。
結局みんなが大切なぐちつぼは今日もみんなに大切にされていた。
BBB×gtいい!!!gt愛されが好きだからまじちょうどいい!!
あとまじでロレさんとぐちが好きです。以外と一緒のグループにいる率高いくせにそこまで距離縮んでないのとかまじ好きです。