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こよぎ
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HELLO GUYS!
最近書くことありません。リクエストとか待ってます。内容には期待しないでください。
不定期更新ですみません…自覚はあります。
今回は🐝🤣中心だよ。キャラ崩壊だよ。
↓
「気づけへんかってんて…」
「そんな怒らんでもよくない?」
「無理/ダメ」
と7つの声が重なる。まぁ、そう言われるのも無理はないのかもしれない。
珍しく、東のヒーローであるOriens、西のヒーローであるDyticaが共同任務として派遣された。
今回は超がつくほど大型のKOZAKA-C が出現したとのことだった。
そのため、民間や街にも被害が出る。それを最小限にするために集められたという訳だ。
しかし、勝てる保証はどこにもない。
「流石に疲れてきた…なぁ…」
ふぅふぅと呼吸を整えることを最優先する。
脳に酸素がいきわたると、だんだんと頭がしゃっきりしてきた。そんなわずかな瞬間。
ドスッと鈍い音が響く。嗚呼、不意打ちを食らってしまったようだ。と瞬時に判断した。
とても軽傷とは言えないような傷。
そうして、止まらない自分の血を横目にぶっ倒れたという訳だ。
「やってもたなぁ……」
だなんて腑抜けた台詞を吐いて、耳に入る音も、目から見える色も何もかもがなくなるように視界は暗転した。
次に感じたのは、汚れもない真っ白な天井と、少しツンと鼻を刺激する消毒液の匂い。
少し頭がボーッとする。おそらく貧血によるものだろう。
「あれ?目覚めました?」
ドキリ。と一瞬で心臓が冷えるのがわかる。
「何日寝てたでしょうか〜!」
少しふざけたような口調で星導が言う。しかし、目の奥に光はない。
「は…半日?」
「そんなわけないやろ…」
カゲツでさえ、少し呆れたように言う。
俺はそんなに重大なことをやらかしただろうか。ちらりと手を見れば、何本か管が繋がっている。点滴と、輸血だろうか。
「ねぇ〜マナ?」
「おっちょこちょいなのは可愛いけどぉ」
「自己犠牲はね、ダメだよ?」
ウェンが少し困った顔をして言う。リトもテツも静かにうんうんと頷く。ずっと静かに聞いていたロウが口を開いた。
「マナ、自分がどれほど大事に思われてるか分かってんだろ」
「…は?」
大事って言われても、大前提として俺はヒーローだ。大事に思われてるから死なないように見捨てる。そんなの本末転倒ではないのだろうか。街のために、みんなのために、命を捨ててまで戦うのがヒーローの美徳ではないのか。ぐるりぐるりと目が回るほどの思考が頭を覆う。そんなの知らない。知る由もない。
「知らんかった…」
と自分でも驚くほど弱々しい声が出た。情けない。よくこんなのでヒーローだとデカデカと名乗れるものだと、もはや馬鹿馬鹿しいにも程がある。半ば自暴自棄になる思考の片隅。みんな困った顔をする。困らせたいわけじゃないのに、俺にはどうしたらいいのか分からない。
「ね、マナ」
「マナは俺が無理したらどう思う?」
「絶対ダメ!」
「即答じゃんw」
クスッとライは笑っては、すぐに悲しそうな顔になっても続ける。
「それと同じでさ」
「誰も欠けて欲しくないの」
「みんなでひとつ、って思えるから」
「みんながいて、強くなれるから」
そう言うと、いつもと違う、脆くて滲んでしまいそうな笑顔をみせた。
嗚呼、違う。そんな笑顔じゃない。俺が守りたかったのはそんな笑顔じゃない。ミスをしてしまった。もっと上手くやるはずだった。
「ごめッ…」
「俺、こんなつもりじゃッ…!」
冷たい。何かもかもが冷えきっているように感じて、冷たい。冷たくて火傷をしそうだ。
「マナ…?」
「ハッ…ヒュッ…ヒューッ…ッ……」
落ち着け。落ち着け、落ち着け。
今こうなるのは俺のせいだ。被害者面してるんか。泣きたいのは向こうやろうに。
「マナ、落ち着いて、息合わせて」
優しく背中を撫でられる。撫でられては、呼吸がひとつずつパズルみたいに揃っていく。
「…ごめ」
「マナくん」
耳につく酷く低い声。
「テツ…?」
「俺さ、マナくんのこと特別だって思ってんだよね」
「…?」
「真面目で真っ直ぐに人を思えるマナだからこそ」
「大事にしたいって思えるんだよね」
「……は?」
どうやら、今まで俺は勘違いしていたらしい。
ヒーローだからという鎖に繋がれすぎて、大切な彼らのことを見れていなかった。
「…次はちゃんとする」
「そういう問題…?」
この温かい空気も空間も俺のために守る。