ヘアアレンジ ( 🍬 × 🌸🌸 視点
今日は、🍬くんとデートの日。最近学校のテストやら、私の部活やらで、とにかく忙しくて、デートに行く時間や日にちも🍬くんと合わなかったりして、ずっと先延ばしにしていて、やっと今回テストも終わり、2人の都合があったので、デートの約束をした。嬉しくて、ずっと約束した日から、楽しみにしてたデート。決まった日から、服も髪も靴も全部決めていた。はずなのに、意外と動画で見たヘアアレンジが難しくて手間取っていた。元々器用な方でもないくせに、こんなヘアアレンジ選ぶんじゃなかった、と後悔していが、🍬くんに可愛いって思ってもらいたいし、忙しい中の折角のデートなのだから、もぅ少し頑張ってみようと、意気込んだ。そして数十分後私はあれからずっと再挑戦しているが、自分が納得出来るものにはならず、イライラしていた。
「なにこれっ。5分で簡単って書いてるのに、全然出来ないんですけどっ、!!」
と独り言をつぶやき、携帯とにらめっこしていると、自分の家の玄関チャイムがなった。私は慌てて、ヘアアレンジしていた手をとめ、ヘアアレンジをしていたので、髪ゴムをほどいたり、結んだりしていて、髪は跡がついたりで、ぐしゃぐしゃだった。だが、それを気にせず急いで玄関へと向かい、扉を開けた。
「🍬くん、おはよっ、!!」
ドアを開けると、私の彼氏🍬くんが、たっていた。今日の🍬くんの格好はいつもより、大人っぽく、いつもと違う服装にどきっとした。🍬くんに見蕩れていると、
「準備できたっ?迎えに来たんだけど、てか、髪どうしたの。ぐしゃぐしゃじゃん。」
と呆れたように私の頭を撫でた。私は恥ずかしくなり、下を向いて黙り込んでしまった。
「……どーせ、ヘアアレンジにでも失敗したんじゃないの?あと他にもヘアアレンジに手間取って準備できてないんでしょ。」
と図星をつかれ、私は恥ずかしくなり、赤くしてしまい、ますます顔を上げられなくなってしまった。でも、流石に迎えにも来てくれたのに、準備も出来てないうえに無言も申し訳ないと思い、
「その、ほんとにごめんね?迎えに来てくれたのに……。ぁ、すぐ準備するから、良かったら上がって、?」
と話すと わかった と一言つぶやきあがってくれた。🍬くんが近くの椅子に腰掛けたので、お茶でも準備しようかとあたふたしていると、私を見て察したのか、
「お茶とかいいから、早く準備。」
と冷たく言葉を放った。私は ごめん と一言謝り、再び洗面所に向かい鏡で自分を見つめ、ぐしゃぐしゃの髪を再びときなおし、今日は、ヘアアレンジはやめよう。とあきらめ、くし や 髪ゴムなんかを片付け服をちゃんと着て、最後に沈んだ心を隠すように鏡で笑顔の練習をし、🍬くんの元へ行った。
「おまたせっ 待たせて本当にごめんっ。」
「別にいい。ていうかヘアアレンジは?今日は髪結局おろすの?」
ヘアアレンジ 結局 その言葉にちくりと胸がいたんだ。折角のデートの前に暗い顔なんでしたくないのに、暗い顔になってしまう。それがバレたくなく少し顔を俯かせた。
「ごめんね。今度また、ヘアアレンジ頑張るからっ。」
少し前向きな言葉を言ってみるが、自分の心の落ち込みはあまりなおらなかった。
「……持ってきて。」
「えと、何を、」
「くし と 髪ゴム と ヘアアレンジの動画みせて。」
そう言われ、慌ててとりあえず指示に従い🍬くんが持ってきてというものを全て🍬くんの元へ持って行った。すると、🍬くんは自分が座っていた席をたち、私をかわりに座らせた。🍬くんは、ヘアアレンジ動画を再生し、私の髪を触り、ぱぱっと動画のとおりのヘアアレンジを完成してみせた。
「できたっ。」
と 一言つぶやき、傍にあった鏡で髪を見せてもらう。ほんとにすごいっ。綺麗で、動画の通り。さっきまで沈んでいた気持ちが一気に晴れた。
「🍬くんっ、ほんとにごめんありがとうっ、その、待たせたのに髪型までしてもらって、」
「……いや、その僕もごめん。慌てさせた。久しぶりのデート楽しみにしてたからさっ。」
「ううんっ。そのほんとにありがとう。🍬くん、だいすきっ、」
満面の笑みを浮かべ答えた。かっこよくて、優しい🍬くんがほんとにだいすきだっ。愛してるっそう思った。
「……髪似合ってる。可愛い。僕もその、大好き。」
不意打ちにキスをされた。甘くて柔らかい唇がふれた。その後は何事もなかったかのように、🍬くんは、立ち上がりその場にあった私の鞄をとってくれ色々準備をしてくれた。そして、1時間ぐらい遅れたが、ようやくデートに行くことが出来た。玄関をでると、先に出ていた🍬くんが ” ほらっ ” と 手を差し出してきた。そういう所がほんとにかっこよくてだいすきだっ。
コメント
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誤字脱字すいません🙇🏻