テラーノベル
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第1話 ルーラー
世界はある時滅んだ。
人類はとある生物”ルーラー”と言う生物を生み出してしまった。
元々はルーラーは人類が治安を維持したりする為の生物だったのだが次第にルーラーを巡って紛争や戦争が至る所で勃発し
その上奴ら″ルーラー″はその過程で独自の進化を遂げ全生物の天敵とし生態系を壊しトップへと躍り出た。
そしてその荒廃した世界では
新しく文明を築こうとする″ドリーマー″
新しく築かれた文明で商売を行うカワード
略奪や暴力を振るうアナーキー
探検をしアナーキーやルーラーを討伐するカーレッジ
の4つで分けられる者たちがいる。
この4つの中でも色々役職なりなんなりとあったりするが基本はこの4つの者たちがこの荒廃した世界にいる。
『はぁ…昨日から何も食ってないから腹が減ったな…』この世界では飢えで逝くとか日常茶飯事だ、だが『俺は誇り高き!!!ルーラーだこんな所でやられてたまるか!』
そう自分に言い聞かせながら途方に暮れる
後ろの方向からバイクが騒音を奏でながらやって来る。
『おいてめぇ!腕のその紋章はカーレッジだな!!』
はあ…まさかこんな目に遭うとは…
カーレッジは特注の服を着ているのだが、衣服の袖に紋章が刻み込まれており、1目でカーレッジと分かってしまう。
『はあ…んだ??ファンか?悪いがサインを上げる程暇じゃないんだ…早く行きな』
『いい度胸じゃねえか……俺らを挑発してタダで帰れると思うなよ!!』
男の懐からナタが見え、瞬時に振りかざしてくる。息をつく暇もなくナイフを持ち
サッと刃を素早く動かし、ナタを持つ指を切りつける。
ジワッと垂れる血と声にもならない悲鳴を上げる。慣れた手つきで作業の様にこちらを睨みつける敵の顔を蹴りつけ、再度刃を素早く動かそうとした”その時だった”
乱入者が現れた
獣臭い臭いを漂わせると同時に血生臭い匂いが鼻を刺激する。
その乱入者は鋭利な尖った血塗れの歯を見せ付けながら長い舌で舌舐りをし、にぱぁと笑みを浮かべながらヨダレをダラダラと流す。そう、ルーラーだった
歪で大きな肉体をこちらに近ずけながら
圧倒的な存在感と威圧を解き放つ。
間合いを測りながら攻撃を受けないようにジリジリと緊張を張り巡らせながら互いに隙を伺う。
すると痺れを切らしたルーラーが先に攻撃を仕掛けてき、大きな腕を振り上げてくる
その腕は空を切り裂き手は大きな音を出し俺に来るはずだった攻撃を地面に当てる。
ナイフをザクりと手の甲に突き刺すとルーラーは慣れた手つきでナイフに刺された肉を勢い良く千切離して直ぐ様間合いをとる
ルーラーは、厄介な事に人類を凌ぐ勢いで今も尚急成長している。
その賜物が今のこれ
凄まじい事故治癒能力と合理的な判断だ
千切れた腕もジュワジュワと不快な音を出しながら新しく生える。奴らは基本どこを攻撃しても本体である核を破壊しない限り復活し続ける。
そしてその核はルーラーによって異なり、恐らくこの形のルーラーは胸筋が異様に発達している事から多分そこに核がある。
奴らルーラーは、核の近くの部分の筋肉が異様に発達したりそこの部分のみ進化する等の特徴が多く見られる。
よって…『弱点はそこだな?』
直ぐ様詰め寄り関節部分に素早く刃を入れ隙をつきナイフで腹を切り開く。
『ッヂャッグァヤァぁぁアアアアアア!』
『余裕な表情はどこ行ったんだ?なぁ……ルーラー…』そう言いながら肉を千切り、そこから核を抜き出す。
奇声を上げながらバタり…と地面に屈したルーラーを他所目に核をバッグに終い
アナーキーのいた所を見る
『あ”“っ!!!逃げてる!!だァーー………やらかしたぁ…くそ…てっおっ!缶詰と水ある!ラッキ〜』
その日は近場にあった廃家で朝を迎えた
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