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この世の中心
日本の要
人類の元祖
力の加減を定める
世界の調和を執る
それが
「五家」
守護の光 「宮祇」
愛の華 「愛原」
知識の源 「言気花」
破壊の記憶「黒疾」
希望の炎 「永明」
人を愛し守り知識を授け壊し導く。
破壊神とも取られかねないその力。
それを受け継ぐ者は「当主」と呼ばれ
余りにも大きい荷を一人で背負う事になる。
でも、それでも。
みんな幸せならそれでいい…。
そんな考えは無い。
敵は殺しに来る。
仲間は裏切る。
此処は戦場。
生きれば地獄
死ねば黄泉
こんな生き地獄に
希望も愛も守るものも授けるものもない。
有るのは失望絶望。
たったそれだけ。
たったそれだけなのに。
何故希望を持つ…¿?
何故諦めない…¿?
己の血が花となり
己の肉が火となり
戦場に散らす花火。
戦場に光はない。
近づく終焉
終わりゆく世界
続く戦場。
君だって何のために戦ってるかなんてさ
わからないだろう？
「そう言うとこが忌々しい」
俺はずっとそう思っている。
「大変なら逃げれば良い」
「苦しいなら辞めればいい」
「諦めないのはそっちだろう？」
君たちが逃げないだけであって
俺は戦いたくなんて無い。
君たちのその偽善心が。
君たちのその偽りの光が。
この戦争を起こしていることにいつ気づくんだい…¿?
「もう手遅れだけど。」
知ってるかい？
もう手遅れだ。
俺たちは君たちを超えすぎた。
その正義の光？まぁなんでもいいや。
そんなもので勝てる訳ない。
正義は変えられないけれど。
悪はいくらでも変えられる。
人によっては悪を正義と取る人もいるんだ。
そんな人々の生き方を否定するのは。
少しばかり残酷ではなかろうか…¿?
「ねぇ火未。知ってるかい？」
「この世界の主人公は君だ。」
「君が正義だ。」
君が選ぶ道に間違いはない。
失敗はあるかも知れないけれど…。
良いかい火未。
俺たちは貴方を裏切らない。
天に誓うよ。
_が_愛の_へ。
Blan.
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