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佐久間side
阿部くんと話してから三日経った。
俺は、郊外のアウトレットに来ていた。
ひかると関係がある、2人に呼び出されたからである。
佐「2人共、お久しぶり」
翔「ん」
涼「久しぶり」
ひかると幼馴染の2人。
佐「ひかるの変わった様子とか知らない?」
翔「んなこと聞かれても、佐久間のほうが一緒にいる時間長いでしょ」
佐「まぁ、そうなんだけどさ、幼馴染目線でも、わかることあるのかなって思って」
涼「んー?あ、でも最近僕たちの家の付近で遭遇することが多くなったような、、」
佐「え?最近?」
涼「うん、1年前から」
佐「1年前、? 」
涼「うん、まぁ遭遇したって言っても、話してないんだけどさ、」
佐「そうなんだ、、涼太の家ってどこらへん?」
涼「ここかな?」
涼太が指さしたのは、ひかるが発見された場所と近かった。
涼「あ、ごめんちょっと電話してくる」
佐「はーい」
翔「俺が呼び出したんじゃないからな」
佐「え?」
翔「宮舘だからな」
佐「うん、メールの差出人涼太だったから」
翔「てか、ひかるのほうが好きなのか?」
佐「え?」
翔「いや、もう終わった話かもしれないから言うけど、宮舘お前のこと好きだったんだぞ」
佐「そ、そうなの?」
翔「はぁ〜本当に知らなかったのかよ、」
佐「それって、学生時代?」
翔「まぁ、うん、今の気持ち知らないから、多分そうじゃない?」
佐「そうだったんだ」
翔「まぁあともう終わった話だからこれも言っとくけど、卒業する前に岩本からメールもらって」
佐「メール?」
翔「これ、佐久間に送っといた」
佐「見ていい?」
翔「いいよ」
翔太から送られてきたメールの内容↓
【差出人I.H
俺と付き合わなくていいのか?俺のほうが幸せできるし、幸せになれるぞ?返事は待ってるから 】
翔「不思議な文章じゃない?」
佐「たしかに、これはおかしいよね」
翔「しかも、これ卒業する前だから佐久間と付き合ってるときなんだよ」
佐「なんか、頭がパンクしそう、、」
翔「俺が伝えたかったのは、これだけ」
佐「ありがとう 」
翔「宮舘も、なにか情報あるらしいから、聞くか?」
佐「うん、そうしたい」
翔「わかった」
入れ違いのように、翔太と涼太が変わり、涼太が席についた。
涼「ごめんごめん、待った?」
佐「ん?大丈夫 」
涼「翔太から何聞いたか知らないけど、翔太の初恋の人誰か知ってる? 」
佐「え、まずいたんだ 」
涼「そうだよ照 」
佐「え、ひかるのこと好きだったの?」
涼「うん、なんなら阿部より前にずっと片思いしてたって」
佐「初耳、、、」
涼「でも、今は違う人に片思いしてるって」
佐「そうなんだ」
涼「あと、さっき遭遇するって言ったじゃん」
佐「う ん 」
涼「なんか、遭遇する日はいつもまばらなんだけど、いつも性格が違うっていうか」
佐「ん?どゆこと?」
涼「なんか、全然話してないから、勘違いかもしれないけど」
佐「うん、」
涼「照、いつも1人だったんだけど、なんか荒ぶってたり、大声だしてたり、」
佐「それ、ひかるじゃない、、」
涼「でしょ?だから、変だなって思って」
佐「そうなんだ、、」
涼「日によって、1時間で帰ってくる日もあるし、、」
佐「そうなんだ、」
涼「あ、あと、これあげるよ」
佐「ん、なにこれ?電話番号?」
涼「うん、また改めて電話しな」
佐「え、誰につながるの?」
涼「それは、今は教えられないかな」
佐「え、知ってる人?」
涼「うん、もちろん」
佐「変な人じゃないよね?」
涼「変な人じゃないから(笑) 」
佐「まぁ、ありがとう、、」
涼「じゃあ、もう行くね」
佐「あれ?翔太は?」
涼「ん?さっき連絡きて、帰ったって」
佐「わかった」
涼「じゃあね」
佐「うん」
俺の家に着いた。辺りは真っ暗だった。涼太に貰った電話番号を早速、携帯電話に登録した。登録した、電話番号の下四桁が、ひかるの誕生日になっていた。
朝になり、俺は昨日登録した電話番号を早速かけてみた。