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相性③〜ホテル編〜

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2022年12月28日

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『2021年11月7日 ホテルにて』

「ガチャン」

部屋のドアが閉まる音がした。

ラブホなんていつぶりだろうか。久しく行為を行っていなかったから、ちょっと緊張する。仮面を被ってるため、顔には出ないが。

「先シャワー浴びて来ていいよ」

Kは僕に言われるがままシャワーを浴びに行った。

その間に僕は、スマホとApple Watchとモバイルバッテリーの充電をし、行為の流れや相手がされて嬉しいことなどをGoogleで調べながらおさらいをしていた。

なにせ久しくやっていないからだ。

彼女はシャワーから上がって来て、入れ替わりで自分がシャワーを浴びに行った。

10分ぐらいで上がると、

「はや!」

と一言。

「男子は基本こんなもんよ〜」

といって自分の髪を乾かす。

彼女はタオルで髪の毛をグルグルにしている。まだドライヤーはしていないようだ。

「こっちおいで。乾かしてあげる」

待ってましたと言わんばかりにニコニコしながら、自分の前にちょこんと座った。

笑顔は素直にかわいい。

「女性って大変やね。毎日こうやって髪乾かしているんでしょ?自分なんて、ドライヤーしないのが日常だし」

「いいな〜男の子に生まれたかった。」

よく女性は男の子に生まれたかったという子が多いがそれだけ男は諸々と楽なんだろう。

「はい!おっけい!いい感じよ」

ドライヤーの電源を切りながら、頭をポンポンとすると、また彼女はニヤッとした。

自分のS心が掻き立てられる。

もっと彼女を照れさせたい。

「そろそろ寝よっか。1時回ってるし」

「うん」

と彼女は小さく頷く。

ダブルベットで2人で横になる。やはり警戒してか彼女は少し距離を空けている。

僕はKちゃんの頭を撫でながら、真っ直ぐ目を見る。

彼女は照れてるのか、こっちを見たりあっちを見たり、どこに目線を置いたらいいのか戸惑っている様子だ。

「おいで」

腕を差し出した。

彼女はその腕に頭を乗せて、こっちに寄ってきた。

かわいい。犬のように頭を撫で撫でしている。

そうしていると彼女の方から

「したい」

と一言。

僕はしらばっくれて

「何を?」

と聞く

「イジワル」

と言って彼女は背中をこちらに向けた。

僕は笑いながら

「ごめんごめん」

と言って、後ろから抱きしめた。

彼女の背中は暖かかった。多分、自分の心音が彼女に伝わっているのであろう。

30秒ぐらい経っただろうか。ゆっくり彼女がこっちを向いて来たので、そのまま僕はキスをした。

唇を合わせただけの軽いキスだ。

僕は目を見つめながら、一言

「かわいいね」

そう言うと彼女は目を逸らす。

照れた顔は本当にかわいい。

自分もだんだんだと我慢ができなくなって来た。

頭を撫でながら、また軽いキス。

3回目ぐらいからか、舌を絡め始めていた。

とても心地が良い。

キスをしながら僕の右手は彼女の頭から、首、背中へと下りていく。

そのまま服の中に、手を入れて背中を触る。

暖かい。

ゆっくり背中からお腹の方に手を回して、そこから下着の上から胸を触る。

やはり胸は大きい。多分Fだ。

だんだんと彼女の息遣いも荒くなる。感じている顔がまたかわいい。

胸を触っていた手を再び背中に戻し、ホックを取る。そして、ゆっくりとまた胸の側面を触る。

彼女は目を瞑っている。快感の世界に入りこんでいるのだろうか。

徐々に胸の中央に右手を移していき、乳首の周辺をフェザータッチする。

たまに触れる乳首が硬くなっていた。そして触れた時にビクッとするのがまた可愛らしい。

感度が良くなって来たのを確認し、上の服とブラジャーを脱がせる。

部屋の電源を暗くしていたため、良くは見えないが綺麗な乳輪だと思った。

「舐めるね」

そう耳元で言いながら、耳を責める。

右手は右の乳首を摘んだり、弾いたり、撫でたり。反応を見ながら好みを探っていく。

「んんっ…」

時々漏れる喘ぎ声が、自分の興奮を高めていく。声を出すのを我慢しているのがまた良い。

「ここが好きなの?」

乳首を摘みながら聞く

彼女は首を小さく振る。

「ん?どっち?言わなきゃ分かんないよ?」

改めて自分のことをドSなのかもしれないと思った。

「…すき」

小さく彼女は答える

「かわいいね」

その言葉と同時に僕はKちゃんの右乳首にしゃぶりつき、甘噛みをした。

「あっ、んーっ…」

歯と舌で乳首を転がしながら、右手で左乳首をいじる。

「んっ…気持ちいい…」

かわいい。やはり反応している子を見るのは好きだ。

右乳首から左乳首に口を移動させ、右手はゆっくりとロングスカートの上から、太ももを中心に撫で回す。

「スカート脱いじゃおっか」

彼女は小さく頷き、前のボタンを開けて自分で脱いだ。

「寒くない?」

と聞くと、彼女は首を横に振った。パンツ1枚の状態でも布団があるから大丈夫らしい。

うち太ももと下着の際をゆっくりと優しく撫で回す。

彼女はもう触れてほしい様子だった。

下着の上から筋をゆっくりなぞるように触る。暖かかった。

「んっ…」

時々漏れる声。

クリトリスに触れた時に、声が漏れる。

多分もうだいぶ濡れていると感じた。

ゆっくりと下着の中に手を入れる。

彼女は嫌がっていない。むしろ足をゆっくりとその外に開き始めた。

「んんんっ…」

彼女の大切な部位に触れると、足を閉じて自分の手を強く挟んだ。股はかなり濡れていた。

「なに?足開いて」

そう言うと渋々彼女は足を開く。

「うん。良い子だね」

そう言いながら、ゆっくりと右手を彼女のクリスマス周辺に触れた。

ゆっくりと円を描くように触れている。

その後、クリトリスを中心に触れた。

「あっ…んんんっ…そこ…気持ちいぃ…」

途切れそうな声と吐息に興奮し、自分のも起き上がってきた。

そこからゆっくりと、指1本を中に入れる。

「んっっ…」

身体を良がらせながら、挿入を許す。

「暖かいね。」

そう言いながら、ゆっくりとGスポットを責める。

「あっ…そこ…いい」

「ここ?」

と言って中指でトントンしてあげる。

「そこっ…それ好き…」

ゆっくりと薬指も入れて、2本でGスポットを責める。彼女の気持ちいい場所が段々と分かってきた。

「んんんっ…」

そのまま右手の中指と薬指はポルチオを目掛けてさらに奥の方へ挿入した。それと同時に左手は左の乳首を。そしてクリトリスを舐めながら3点を同時に責める。

「ああっ…んっ…それ気持ちいい…。Sくん…好き…」

もう完全に虜な状態だ。

股は完全に解れている。多分そろそろ相手も我慢できなくなる頃だと僕は思った。

「ねぇ…したい…」

予想通り。だから自分はこう返す。

「何を?」

そう言うと彼女は素直に

「エッチを…」とボソッと答えた。

かわいすぎる。

「分かった」と伝えて服とズボン、そして下着を脱ぎ、ゴムを財布から取り出す。

そうしたら彼女から意外な一言が。

「つけなくていいよ。そのままで。」

ヤリマンだな〜と言った印象。

「じゃあこのまま入れるよ」

「うん…」

ゆっくりと自分のを彼女の中に入れていく。

入念に解した成果もあり、割と挿入はスムーズにいった。

正常位の状態のため、奥まで挿入した後、30秒ほど止まり、彼女を抱きしめた。

そして、また舌を絡め合う。

「んんんッ…あっ…はぁはぁはぁ…」

そしてゆっくりと前後に動き出す。

「んんんっ…」

奥がやはり気持ちいいらしい。

徐々にペースを上げていく。

「んっ…んっ…んっ…」

つくタイミングと共に喘ぎ声が漏れる。

「あっ…んっ…んっ…」

そしてまた動きを止めて彼女を抱きしめる。自分が思ったよりも早く逝ってしまいそうだったからだ。

しばらくまたディープキスをした。

自分のことをキス魔かと思うぐらい、キスが好きだ。

唇を離して

「バックいい?」

と聞いて、彼女は頷く。

彼女は四つん這いになった。

またゆっくりと挿入する。とても気持ちいい。

「奥当たってる?」

と聞くと、彼女は小さく頷く。自慢の息子だ笑

ゆっくりと前後に動かしながら、徐々につくペースを上げていく。

「んっ…んっ…んあっ…」

右手で彼女の右腕を掴み、さらにスピードを上げる

「あっ…あっ…あっ…あっ…あんっ…」

自分も限界が近づいてきていた。

「あっ、行きそう…」

そう僕が声を漏らすと

「いいよ…このまま、出して」

中出しの許可が降りたのだ。

「あっ…イク…んっ…あっ…はぁ、はぁ、はぁ…」

力尽きて寝バックの状態になり、後ろから彼女を包み込んだ。

1分ぐらい経ってからだろうか。

ゆっくりと抜いた。

ジワ〜っと白いものが彼女のまたから垂れてくる。

僕はティッシュを持ってきて、それを拭う。

「シャワー、一緒に浴びよっか」

そう言って、2人で洗い合いっこしながら、またベットに戻り、眠りについた。彼女は自分の腕の中で。


『2021年10月8日 ホテルにて』

「おはよう」

「おはよ〜。いやーこんなつもりじゃなかったのに」

あ、こんなつもりではなかったのかと疑問に思った。事前の連絡のやり取りから終電逃してホテル行く気満々だと思っていた。

「ありがとね。楽しかった」

そう僕は言って、ベットから起き上がり、彼女の服を渡しながら、自分の下着や服をかき集め、着用していく。

「うん。こちらこそ、ありがとう」

そう彼女は笑みを浮かべながら答えた。

2人とも身支度を整えて、一緒にホテルから出た。

「また会お!」

「そうだね!」

そう言って駅でお別れをした。


その後セフレの関係となり、定期的に家で会ったりするようになった。

2022年4月。Kちゃんに彼氏ができるまで…

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