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朝6時。
半年程前はこの時間になると明るかったのに
今はまだ真夜中のように暗い。
俺は重い体を起こしながら学校へと向かう。
俺は高校3年生。
進路はまだ決まってない。
大学に行くか、就職するか。
夢も
無くなった。
手根管症候群。
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俺は2年前怪我をした。
簡単に言えば指の病気だ。
細かい作業が困難になる。
俺の夢はピアニストだった。
小学3年生で県のコンクール金賞。
6年生で日本全国のコンクール金賞。
中学生3年生でアジアのコンクール金賞。
ここまで順調だったのに。
高校一年生の冬。怪我をした。
医者からは
「直せはするがピアニストは難しい」
と言われた。
ショックだった。
小学生の時から夢見てたピアニスト。
あと少しで世界に届いたのに。
sm:大学か就職…。
Akr:スマイルはどうするの?大学?就職?
sm:あぁー、迷ってる。
py:もう12月ですけど…
sha:長考だなーw
sm:お前らはどうなんだよ。
Akr:俺は大学!!動画系の仕事したいからね!
sha:俺は就職?あるゲームチームからオファー貰ってるから
py:僕は大学ですね。裏方系の仕事がしたいので。
sm:あ〜、、。
sha:決まってないのって後スマイルだけじゃね?
akr:まぁ、なんでもいいけど早く決めなよーw
akr:スマイルー、帰ろー!!
sm:あー、今行く
akr:カバンに着けてるそれ、何?薔薇?
sm:あー、うん青い薔薇。
akr:なに、好きなの?
sm:うん。
akr:スマイルといえば紫のイメージだった。なんで好きなの?
sm:俺に似てるから。綺麗だけど、花言葉は「不可能」って意味らしいよ。
akr:え?不可能?
sm:うん。俺に似てるからね。
akr:…ピアニスト?
sm:…うん。俺にはもう無理だからね。
akr:…そっ…か。じゃあ、俺こっちだから!またね!
sm:うん。
俺はピアニストにはなれない。
俺は夢を諦めたんだ。
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