sho :「俺、、死のうと思ってんねんけど、、」
nkm :「は?……」
突然のことすぎて
思考が回らない。
「死ぬ」
ってワードに突っかかる。
今まで
「死にたい」
なんて
言っている人はたくさんいた。
でも
そう言う人ほど
死ぬのが怖い。
だから
今回も出まかせだと思った。
思いたかった。
でも
シャオロンさんの目。
嘘なんかまるでついていない。
nkm :「……ぇ、、ポロッ」
sho :「ッッ⁉︎なんで、、泣いてるん、、!?」
おかしい。
可笑しい。
何で泣いてるかって、、?
そんなの答えは一つしかないでしょ、、。
俺にとって
シャオロンさんは
泣くくらい大事な人だからー。
死んでほしくないんだよ…
nkm :「…死ぬなんてッッ…簡単に言わないでくださいよッッ‼︎……生きたくても、、生きれない人だってたくさんいるんですよ!?
なのに…ッッ、、ポロポロッ」
うまく言えない。
出てくる言葉は
綺麗事ばかり……
ただ
シャオロンさんを救いたい。
たったそれだけなのに
言葉にできない。
sho :「ごめんな、、。ナカム……
生きるのに疲れちゃってん、、笑」
笑わないで、、。
無理しないで……
俺まで苦しくなる……。
どうしてそこまで
自分を苦しめるんだろう、、?
「助けて」
この一言さえ言えば
楽になれるのに…
nkm :「……わかんないッッ…
わかんねぇよッッ…ポロポロッ。どうしてそこまで無理するんですか!?俺ってそんなに信用ないんですか、、?……グスッ」
sho :「……
ごめんなぁ、、。」
nkm :「ッッ、、。死んでほしくないですよ……
生きて、、ほしいよ……ポロッ」
情けない声が出る。
本当に
死んでほしくない。
生きて欲しい…
たったこれだけ。
こんな一言が
俺が
誰かを救えるのだろうか、、?
いや…
違う。
できるかできないかじゃない。
助けないと…
シャオロンさんを。
俺が…
どんな手を使ってでも、、。
sho :「……ありがと、、。……
嬉しい言葉やわ、、。…………
やっぱり生きてみようかな~、、。笑」
nkm :「ッッ!?良かった…グスッ」
sho :「じゃ、俺任務があるから、」
nkm :「ぁっ!待ってください。
服にゴミついてますよ。パッパッ」
sho :「ん~?ありがと!じゃぁな!ナカム」
nkm :「はい。」
やっぱり
シャオロンさんは嘘つきだ。
GPS付けさせてもらいましたよ。
俺じゃ救えない命が
きっと
他の誰かには救えるのだろう。
nkm :「我々幹部に行こう……」
俺じゃダメなんだったら
我々幹部の人に頼ろう。
「えーなんだよ、、。結局は人任せかよ」
「自分は何にもできないのに
指図しないでよ…」
nkm :「ッッ⁉︎………」
「出来損ない。」
「なんで生きてんの、、?笑」
「誰もお前に期待してないから」
nkm :「ッッ…ヒューッ、、カヒューッ…ゲホッ。」
何で、、
今更……
昔のことを思い出すんだろう。
最悪なタイミングだ、、……
「何にも一人じゃできないのに、、偉そうにそんなよ、、。」
「人に頼って自分はなにが成長できるの?」
「もう喋んなよ」
「誰もお前のこと助けねぇよ?」
nkm :「ッッ、、。」
sho :「すげなぁ!お前!」
nkm :「ぇ、、?」
sho :「頭いいんやな!羨ましい~!普通に尊敬するわ!ナカムはすごいな!✨」
あの時
シャオロンさんの
たった
一言に
俺は救われた。
だから…
俺もシャオロンさんを救いたい、。
俺じゃ救えなくても
きっと
他の誰かには救えるはず…
俺は
敵組織でもある我々幹部に
足を踏み入れた。
武器も持たず
たった一人で
nkm :「あの、ちょっといいですか?」
zm :「ッッ⁉︎…誰や!?」
tn :「侵入者か!?……」
nkm :「まぁ、落ち着いてください。
俺はあなた達と戦う気はありません。」
zm :「……ギロッ」
nkm :「……知ってること全部話しますから。
ほら…武器は持ってません。ピョンピョンッ」
tn :「……まぁ、、はっきり言って確実に信用したわけじゃないけど…」
nkm :「俺はワイテ国の者なんですが、、」
zm :「敵、、!?」
nkm :「……敵ですね。でも…今は関係なしに、、俺の願い事聞いてくれませんか、、?」
zm :「な、、なんや…!?」
nkm :「……
シャオロンさんを、、
俺の大事な人を
救ってくれませんか、、?……」
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