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⚠︎mob注意
sm視点
思わずかけた電話。
きっと相手からは非通知の表示なはずなのに。
出てくれると、思わなかった。
スマホの向こうから聞こえる先輩の声。
久しぶりに呼ばれた自分の名前。
理由は分からない。
でも、どうしようもないくらい安心してしまう自分がいた。
恐怖で混乱し、まともに動かない脳をなんとか回して状況を説明する。
拙い文章でも、電話の向こうにいる先輩に伝えないと。そう思って自分の周りに何があるのか目を凝らそうと頭を上げた途端。
突然背後から何者かに携帯を振り落とされる。
sm 「ぇ、はッ!?」
反射的に振り返ろうとすると腕を掴み拘束され、
咄嗟に声を上げようとすれば、すかさず口を塞がれる。
繋がったままの電話へなんとか声を届けようとするが、視界の端から延びる足により虚しくも破壊されてしまった。
助けを呼ぶ手段が断たれ頭が真っ白になる。
ーーヤバい、逃げないと。
そう思い振り解こうとするが、拘束される手はびくともしない。
歩いていた道から細く延びる路地へ引き摺りこまれ、荒々しく体を壁に押し付けられる。
目の前から感じる生温い呼吸音に悪寒がする。
『 気持ち悪い。』
頭いっぱいに広がる嫌悪感が、喉の奥から込み上げてくる。
それでもどんな面をしているかだけでも、この目で確認しなければ。
その一心で顔を上げようとしたその時、
mob 「…ははw怖がってる顔も綺麗なんだね?須磨くん…♡」
この、声、、、⁉︎
その声はバイト先の古書店で聞いたことのあるものだった。
塞がれた口から必死に声を出そうとする。
sm 「ん“!んー!!んーッ‼︎」
mob 「そんなに外で会うのが嬉しいの⁇いや〜、君がバイトの日に毎日会いに行った甲斐があったな〜♡」
頭の上で手を押さえつけた体勢のまま、ごく平然と話し続ける男。
確かにバイト中よく話しかけられるとは思っていたが、こんな変態野郎だったなんて思っていなかった。
やっと2人きりになれただの、ずっと自分のことを見ていたことを気付いていただのと、吐き気がするような妄想話がツラツラと並べられていく。
その間にもなんとか拘束された状態から抜け出そうとするが、踠くほど男の手に力が入る。
mob 「あ、スマホ。壊してごめんね?でもさ〜やっと外で会えたのに、君は誰かに電話しだしただろう?僕それが許せなくてさ。…2人きりなんだから…僕のことを考えてくれないと。」
段々と声のトーンが低く、
低く落ちていく。
男は気味が悪いくらい先程とは違う雰囲気を纏っていった。
男の唇が耳に触れそうな距離まで近づくと、粘りのある声で囁く。
「お仕置き、しないとね……♡」
男の声にぞわりと鳥肌が立つ。
“お仕置き”
そんな言葉を発したかと思えば口を塞いでいた手が離れる。
誰でもいいから助けを、と声を出そうとした瞬間。
男は空いた手を服の中へと滑り込ませ、横腹あたりから胸へと手を這わせてくる。
sm 「はッ⁉︎~~ッなにして⁉︎」
mob 「大きい声出しちゃダメだよ〜?近所迷惑になっちゃうから♡はぁ〜♡やっぱ思った通り細いな〜、すべすべで綺麗だね♡」
sm 「ッ~~~‼︎」
キモいキモいキモいキモいキモいキモい
触り方もかけられる言葉も、何もかもが気色悪くて吐き気がする。
だが、喉元に言葉がつっかえて耐えることしかできない。
服の中を弄りベタベタと触っていたかと思えば、いきなり胸元の突起をぐりっと刺激される。
sm 「ん“んっ‼︎ッは…⁉︎」
mob 「お!須磨くんは胸感じちゃうんだね〜♡僕がもっと気持ちよくなるように開発してあげるよ♡」
sm 「やめっ…‼︎」
また突起へ指をかければ容赦なくグリグリと弄り始める。
sm 「ッ!~~ンは、ぁ“ッ、、!」
mob 「気持ちーね♡」
与えられる刺激に出したくもない声が漏れ出る。
こんなの気持ち良いわけないだろ!
首をふるふると横へ振る。
すると男は胸を弄り続けていた手を離すとそっと下へ下ろしていく。
mob 「気持ちよくない?んー、でもこっちはちゃんと反応してるよ?♡」
そんなことを言ったかと思えば下りてきた手はズボンの中へと入ってくる。
sm 「ヒッ…‼︎」
コイツ、、、‼︎
下着越しにモノをスリスリと摩られる。
そのまま下着を脱がせようと手を掛けられた。
嫌だ、、、‼︎
こんな奴に、、、っ‼︎
「…なに、してんだよこの変態野郎っ!!!!」