テラーノベル
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urjpです
地雷、苦手という方は見ないことを推奨します
コスプレしてください!!
「なぁぁ頼むってjpさぁ〜ん!!」
「ぜーっったい嫌だ!!!」
何故こんなにも両者が争っているのか。それは数分前に遡る。urは唐突にjpさんのコスプレを見てみたい!と思い、ネットショッピングでコスプレ衣装を色々漁っていた。然し、スマホをちらりと見たjpさんに
「urってコスプレの趣味あったんだ」
「嫌々ないない!これjpさんに着て欲しく、て…」
とポロッと零してしまい、しまったと思った時にはもう既に時遅し。jpの顔がみるみるうちにドン引きに変わっていったので、もう此処で取り繕ったって意味がないと思ったurは開き直ってコスプレを要求することにしたが、そんなもの受け入れてもらえるはずもなく。醜い争いが何と5分も続いてしまったているのだからあらびっくり。
「っ〜分かった分かった!ちょっと待ってて」
「よっしゃ!!」
結局折れたのはjpのほうで、呆れ顔を見せながら手をひらひらとさせながら何処かへ行った。urが今か今かと待ち侘びていると、5分後に扉の開く音が聞こえてきたのでそちらを見ると、urのぶかぶかのTシャツを着ているjpが立っていた。
「あのー…jpさん?」
「なに?」
「それは、何のコスプレ?」
「urのコスプレ」
その瞬間暫くの間フリーズしていた。urの想像していたコスプレは例えば、王道ならメイド服やチャイナ服、ポリスやナースなどがあった。てっきりそっち路線が来るのかと思いきや真逆のコスプレで、思ってたのとは違った。
「…気に入らない?」
「いや、可愛い、気に入った」
「よかった」
やっぱ、可愛けりゃなんでもオッケー!!
バレンタイン・デー!
⚠学パロです
何時も通り一人で学校に登校していると、後ろから足音が聞こえてきたので振り返ってみると、そこにはjpさんが大きく手を振りながら此方に近づいてきていた。
「おはよー、ur」
「はよ、jpさん」
「今日めっちゃ寒いね〜」
「それな?」
jpさんは両手を口元に近付けて息を吐いている。その吐息が白くなっているので今日は一段と寒いのだろう。鼻も耳も寒さによって赤くなっていて、すごく可愛いなと思った。本当は、寒いなんて言うのはさりげなく手を繋ぐ口実になる筈なのに、其れは片思いには出来ないという悲しさがある。jpさんの方ばかり見入ってしまう事が分かっているので、なるべく見ないようにしていると。
「そうだ、今日バレンタインじゃん」
「あぁ、そうだっけ?」
「urはどーせ女子から貰えるでしょ」
「えー?」
確かに去年貰ったけれど、勿論告白の方は断った。どれだけ他の人からチョコを貰ったところで、好きな人からの本命じゃないと何の意味も無いのだとこの男は気が付いてくれているのだろうか。すると、jpさんが突然鞄の中をごそごそと探し始めたので何事かと思っていると、丁寧にラッピングされたチョコらしき箱が出てきた。jpさんもう既に貰ったのかと思っていると、チョコの箱をずい、と此方に渡したきた。
「あげる!」
「え、あ、ありがとう」
「じゃあね!」
そう言ってそのまま走り去っていくjpさんの背中を暫くぽかんと見ていると、後ろから声をかけられたので振り向くとnaさんが歩いてきていた。
「チョコ貰ったんですね」
「あぁ、jpさんから友チョコかな」
「jpさんが?珍しいこともあるんですね」
「え?」
「jpさんがチョコを誰かにあげてる所なんて見たこと無かったので」
なんて言いながら、naさんからもお手製クッキーを有り難く頂いて学校に着いた。然し、授業中ずっと頭を支配していたのはnaさんの言葉だった。jpさんは今までずっと友チョコを渡していなかった、確かに俺も去年も一昨年もバレンタインに貰ったことは無かったし、渡しているところを見たこともなかった。それなら、何故突然今年渡してきたのだろうか、他の人にも渡しているのだろうか。色々考えていると、気が付けば授業が終わり、教室には自分一人になっていて大慌てで用意をして教室を飛び出した。
「お、ur」
「あ、yanくん」
思わぬ所で出会ったyanくんは片手を軽く上げながらこちらに近づいてきた。大方チョコ貰った?という質問をする為なんだろうと思った。というか此奴去年も聞いてきたから大体想像できる。
「チョコ貰った?」
「貰った、naさんとjpさんから」
「え、jp?」
思わぬ反応に少し吃驚してしまった。なんだ、yanくんはまだjpさんと会っていないのだろうかなんて考えていると、思わぬ一言が飛び出してきた。
「俺、朝jpに会ったけどチョコなんて貰ってないんだけど」
「え」
其れはどういう事かと聞こうとしたタイミングで予鈴のチャイムが鳴り響き、やべ!という声を出したyanくんがじゃあな!と言って慌てて教室の方へと向かっていった。かく言う俺も此処から移動教室まではかなり距離があるので慌てて向かった。それにしても…
「こんなの、期待するじゃんか…」
取り敢えず、放課後jpさんを待ち伏せすることが確定した。その後、上手く行ったかどうかは秘密だが、一緒に食べたチョコは今まで食べた中で一番甘かったとさ。
コメント
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いち! うりじゃぱも最高!だけど私はゆあじゃぱが1番好き! だから良かったら書いてください! 頑張ってください 応援してます⊂(^・^)⊃💪