テラーノベル
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コメント
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読み終えたわ。 短いけど、すごく密度のあるエピソードだった。「何かが抜け落ちている」って感覚と、蝉の声が重なる瞬間、めちゃくちゃ刺さった。力強くて自由な蝉の声が、主人公の喪失感とか現実逃避の切なさと対比になってて、もうそれだけで情景が浮かぶんだよな。家出でも旅でもない「逃避行」って締めも余韻が深い。続きで何が抜け落ちたのか明かされるのか、それともこのままだらだら進むのか、ワクワクするわ。Ariaさんの詩的な文体、めっちゃ好き。
何か、何かが抜け落ちているような。
嬉しいのに、悲しくて
優しい日々なのに、この手にあるものは何かの残骸でしかないようで。
加えて、その名残は妙に生々しく、ざらざらと。
嗚呼、音が聞こえる。
蝉の声はうるさくて、でも力強く、自由で。
それはきっとなにかに似ていた。
だから、出かけた。
家出と言うには長くて、旅と言うには短い
いわば、逃避行。