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《はじめに…》
こちらの作品は【この場所で君を待つ】様の 公式企画【このきみラジオ特別編君の妄想小説アフレコします】 に投稿し、2人に読んでもらったものです。 FFさんと考えて作ったものです。 もし、気に入っていただけて、アフレコで聞きたいと思っていただけたら【このきみ】様の 公式YouTube動画8月7日放送の【深夜のこのきみラジオ特別編】をみていただけたら嬉しいです! こちらの作品は 1番最後に読んでいただきました!
それでは 本編へどうぞ…………
【これからもずっと…きっと】
なご 「みてみてたいが!海めっちゃキレー!透明だよ!空も青い!」
青い空と透明な海、見渡す限り白い壁の建物が並ぶ景色になごは感激していた。 ここはギリシャ、サントリーニ島。急に旅行に連れてこられ当初は戸惑っていたなごだが、すっかり浮かれている。
それを見つめ、幸せを噛み締めるたいが
たいが「はしゃぎすぎやって なご ころぶなや」
なご「へーきだもん!うわぁっ!!」
たいが「ほら言わんこっちゃない」
危うく、転びそうになるなごを支えるたいが。そしてそのままなごの手に優しく口付ける。
なご「たいが?」
たいが「なご…この先もずっと一緒におりたい…何年も何十年も、ずっと…俺の隣におって欲しい」
なご「うん、もちろん居るよ。僕がずーっと一緒に居たいのは、たいがだけだもん」
たいが「せやからなご、これを受け取って欲しい」
なご「たいが…これ僕に?もちろんだよ」
たいが「そうと決まれば!こっち!」
なご「えっ?なに?」
指輪をされたかと思ったら、いきなりそのまま手を引っ張られる なご。
なご「ここ…教会?勝手に、しかも男同士で入るなんて…おこられない?」
たいが「心配いらんて」
そう言われるがまま、中へはいる。陽の光を浴びて、キラキラと光るステンドグラスになごが、目を奪われていると
神父「ミスター たいが ミスター なご この先も共に助け合い分かちあって行くこと違いますか?」
「もちろんです」そう答えるたいが。
すると
たいが「なごは誓ってくれないの?」
なご「そんなことない!誓う!誓います!」
そう言い前を見ると、いつの間にか神父さんの前にふたりは居た。
神父は安心したようにニッコリ微笑むと「Marriage Certificate」と書かれた書面に、サインを求められる
なご「マリッジ サーティフィケート?これって……えっ!?」
たいが「これがあれば日本でも俺らは夫婦として生活出来る。そう法律決まったんよ」
なご「それで…この旅行?こんなん…ずるいっ」
たいが「なごを誰にも取られんようにするにはこうするしかないやろ?」
嬉しさのあまり泣き出す なご。
ずっと夢見た事が日本でもついに法律化された。それにはちゃんとした神父の立ち会いの元証明書が必要だっだのだ。
静かなサントリーニ島の花畑にある小さな協会の鐘が2人の幸せを願い今鳴り響く……