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ーーここ1週間、先生を見続けわかったことがある。
顔が良い!!!!!
今まで眼鏡の下を気にしたこと無かったけど
あいつの目、細長くてキリッとしてて一部の女性陣にはばかうけの顔をしてる。
だから女子たち騒いでたのかな…?
「なぁ、お前何考えてんの?」
「ん?いや…以外と顔が良いなって、、」
「俺が!!?」
「違う、先生」
キャーっと乙女みたいな照れ方をする渡辺に馬鹿野郎とツッコミを入れる。
「ぁー萩谷なぁ…
あれ…お前、萩谷のこと嫌いじゃなかったっけ?」
「嫌い…と言うか、なんと言うか…」
「…敬語だし、何考えてるか分からないし、未知の生物っぽくて怖かった」
「何じゃそりゃ」
「そういや言われてみれば…
お前最近萩谷のことばっか見てるもんな」
「は?見てない」
「いやおもいっきし見てんだろ」
見てない、見てるを繰り返すここ一番くだらない口喧嘩が始まる。
ふと頭に何か当たる感覚がした。
「渡辺くん、筑紫くん
下校時刻は過ぎてますよ」
2人で時計を見上げる。すると完全下校である16時半をとっくに過ぎていた。
「うっそやべぇ!俺塾あるのに!!」
渡辺がいそいそと鞄を背負いじゃあな!と手を振る。
それに颯太も振り返し俺も、と鞄を持ち上げる。
「っ…」
「待ってください、お話があります」
口角を上げ、颯太の腕を掴む萩谷。
「時間は大丈夫ですか?」
「…は い」
萩谷の目を逸らしてしまう。
2人だけになった教室。これから何をされるんだろう。
胸の鼓動が収まらず
逆に、ドクンドクンと徐々にはやくなっていくのを感じる。
「筑紫くん、課題出してないでしょう?」
「…は?」
思いもしない言葉に、間抜けな声が出てしまった。
「ぁれ、出…してない、?」
「はい、出てませんよ」
「ぁ、、す みません。
明日の朝出します」
「はい、そうしてください」
それまで腕を掴んでいた手が消え、加わっていた力がなくなり、下にブランと垂れ下がった。
「では、。もう外も暗くなっているので気を付けて」
そう、にこやかに言う萩谷。
そんな彼を見ると、胸がグズグズと渦を巻いていくのを感じた。
よくわからない怒りと悲しみ。
(なんで…?)
「…筑紫くん?」
萩谷の顔から笑みが消えた。
近い距離だから見える。
細長い目を見開き、驚いているのか、、少し焦っている様な感じもする。
「…だけ?」
「え?」
「それ、だけ…ですか、、?」
視界がぼやけ、頬に温かい何かが落ちていく。
萩谷は、何かを喋ろうと口を開くが少し止まり、また閉じてしまう。
「…おれ、最近おかしいんです”」
ずびっと鼻をすすりながら呟く。
「先生に犯されてから、それが癖になって、 」
「後ろじゃないと、
っしゃせぇできないんです…」
下からはボタボタッと大粒の涙が弾け飛ぶ音がする。
「どう、、責任取ってくれるんですか…っ?」
視界が更にぼやけるが、手で拭うのも忘れ
前にいるであろう萩谷を見上げる。
しばらくたっても何の反応も無く、未だポカンとしているのか引かれたのか…どちらにせよこの場に留まる強い勇気はないので帰ろうと、視界をクリーンにするべく涙を拭うために上げた手を突然掴まれた。
強い力なのでキリキリと手首が痛む。
「っ、ぅ」
目元に温もりを感じ、ギュッと目をつぶれば、グイッと溜まっていた水分を持ってかれた。
先程までの邪魔なものが無くなり、目を開くと、萩谷が自分の顔を覗き込んでいることにびっくりし、小さく悲鳴をあげてしまう。
「ふふっ…可愛いですね」
そう呟く萩谷の頬は紅く、色ずいていた。
ギリっと更に手に力が加えられ、より一層痛みが増していく。
それに耐えられなくなり、目からまた涙がポロポロと流れてきた。
ちゅ、と目元に触れるだけのキスをしてくる。
「ぅ”…っ」
それが余計に恥ずかしく、掴まれていない方の手で彼の顔をどかそうとするが、簡単に捕まってしまい両手の自由を失ってしまう。
手を拘束されたまま、
すぐ後ろにあった机に上半身だけを仰向けにされる。
「…ッ、やだっ、、やめてッください…」
「何でですか…?君も俺にこうされることを望んでいたんでしょう?」
彼の手が、颯太の右頬を包む。
「……れ以上、、やったら…おれッ”、もっとおかしくなっちゃぅ…」
「可笑しくなってください。大丈夫。
俺は君を捨てませんよ。絶対に」
「ん…っ、」
言葉に引っかかり、意味を問おうとするが、無理くり接吻をされてしまった。
角度を変えたりしながら、触れるだけの軽いキスを繰り返される。
(…おれのファーストキス)
これから犯されるはずなのに、颯太の頭は冷静だった。
_…、キスよりも先にセックスしたんだな。
そんな事を考えていると、カシャンっとおでこに何かが降ってきた。
すみません、と落ちてきた物体を回収する萩谷。
彼の目元には、いつもの邪魔なレンズは無くなっていた。
初めて直接見る萩谷の目。
今は伏せられていて瞳を見ることは難しいが、まつ毛の長さがよくわかる。
閉じられている分、余計長く見え
とても美しい。
ジッと観察していると、まつ毛が揺れた。
熱がこもった瞳で見つめ返してくる。
その視線があまりにもいやらしく、目だけで犯されている感覚がし、
1度、視線を漂わせギュッと瞼に力を加えた。
視覚が無くなったからか、音が先程よりも大きく聞こえる。
ちゅっちゅっ、と唇を食べ続けられ、両手は拘束されたままで何もできないことに歯がゆさを感じてしまう。
どれぐらいたったのだろう。
ふと、唇に生温かく柔らかいものが這っていく感じがした。
下唇を指で引き寄せられる。
多分、、口を開けろということなのだろう…。
意地でも開けてやんねぇ、と更に口元と瞼に力を込めた。
すると、いきなり鼻を摘まれた。
驚き、目元の力を緩めると、意地悪く笑っている萩谷と目が合った。
によによと笑う萩谷。
そんな彼に余計に腹が立つ。
「っぷは…ァ、ン”ぅ”」
我慢の限界で口を開くと、呼吸する暇もなく萩谷の舌が入ってくる。
「ン”~~ッ、ン”ン”」
酸素を取り入れようとしたところを遮られてしまい、鼻を掴んでいた手が無くなったことにも気づかず、頭はパニック状態になってしまう。
萩谷の舌は、自分のよりも硬く長い。
そのせいで、どうにか逃げようと舌をどれだけ引っ込ませても、絡ませられ持ってかれる。
舌を吸い上げられる初めての感覚に一瞬戸惑うも、悔しいことに気持ちが良く、頭がぼぉっとしてしまい何も考えられなくなりそうになってしまう。
「ん…っ、ぅ”ッ」
下半身が膨らんでいることを悟られぬよう、足をモジモジさせながら彼の舌を受け入れると
それに気付かれたのか、萩谷は舌を愛でながら下半身に手を伸ばしてくる。
彼の指が下から腰に向かって這ってくる。
キスと言いこれと言い、今日は全てが嫌にゆっくりとしている。
すごく焦れったく感じてしまう。
_はやく欲しい。ハヤク、ハヤク。
そう考えると、自然と舌の動きがはやくなる。
最初は拒んでいたが、自ら彼の舌に絡みに行き、それを吸う。
拘束されたままの手も、動かせる範囲で角張った手を触れる。
人差し指と親指の繋ぎ目部分に爪を立てたり、撫でたり。
萩谷は、少し驚いたようで分かりやすく目を見開かせ、こちらを見ている。
やはり眼鏡がない分よく見やすい。
優越感に浸っていると、いつの間にか後ろに回っていた手が、尻を触ってくる。
「ッ”ふ…ぅ”…、、」
片方をひたすら揉まれ続け、これまた初めての感覚に訳が分からなくなっていく。
1度だけ、渡辺がふざけて叩いて来たことがある。が、当たり前だがこれとそれとは全く違う。
萩谷の手つきからは、これからの行為を連想させられる。
とてつもなくいやらしい。
外側を揉んでいた手が、徐々に内側に入ってくる。割れ目の部分を行ったり来たり。
「ん”、んン”、ゥ”、う、」
いつまで触ってんだ、の意を込めて足をバタつかせる。
すると、ようやく萩谷の舌と口が離れた。
「っン、、は、…」
混ざりあった液が糸を引き、ぷつんっと切れると頬へ垂れて行く。
「そんなに良かったですか、ベロ」
荒い息を整えながら余韻に浸っている颯太を見て、
べっと赤く長い舌を出して見せる萩谷。
そんな彼に嫌気が差し、ふいっと顔の向きを変える。
「素直じゃないですね、、」
耳元から笑いを含んだ囁き声が聞こえてくる。
きっと、萩谷のことだから嫌な笑みを浮かべているんだろう。
「そんな子にはご褒美あげられませんよ」
「っ…、!」
顔の向きは変えずに、目線だけを萩谷に向けると、予想通り意地の悪い笑みを浮かべていた。
視線を彼から外し、宙に漂わせる。
これ以上彼奴を見ていると怒りでどうにかなりそうだ。
_こんなに待ったのに、、っ
「いいんですか…?ここ、こんなにおっきくさせて」
ツンっと下半身を指先でつついてくる。
その度に体をビクつかせてしまう。
「…んテ、なんて、、いえばいいんれ”すか…」
暫くの沈黙の後、我慢できずに口を開けば
声は裏返ったし、噛んだしで最悪の言葉を放ってしまった。
上からは笑い声が降ってくる。
言うんじゃなかった…。
「っはぁ、ふふ…良いですよ。大事なこと…ふっ、、うん、わからないことを聞くのは大事ですよ…」
と、所々笑いが混じった返答が帰ってきた。
「そんな顔しないでください。」
彼の手が伸びてきて、目元の皺を伸ばされる。
「君は俺に何をされたいんですか?」
親指が目から唇に流れてくる。
「言ってみて」
そう呟く彼が、余りにも愛おしそうにこちらを見つめてくるので、知らず知らずの内に体温が上がってしまう。
1度口を開き、酸素を迎える。
「…して欲しい、、です」
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