何にでも真っ直ぐ進んでいく貴方に惹かれた。
それはまるで、太陽のような。
でもこれは許されないことだ。
それが自然の摂理で守って当然のこと。
守らないのは変なこと。
誰しもがそう思う共通認識。
そして貴方にはもうパートナーがいる。
俺は隣にいるべきではない存在だ。
だから俺は隠し続けると誓った。
神にでも仏にでも何でもいい。
あの人の平穏のため。
心の整理がつくまで。
この恋が認めてもらえる日まで。
果たしてそんな日が来てくれるのだろうか。
誰にでも優しい。
それは最大の長所で、最大の壁。
勘違いしそうになることが多くある。
そして俺は、
相方という立場に嫉妬した。
仲間といえる心を羨んだ。
求められる技量を欲した。
そんな醜い自分を嫌った。
ダメだった。
どれも足りなくて、
やっぱり俺に出来ることはない。
もう既に詰んでいたんだ、この恋は。
始まった、その瞬間から。
じゃあ、俺はどうすればいい?
どうすれば楽になれる?
どうすれば、涙をこぼしながらの夜を無くせる?
どうすれば、この痛みが無くなる?
睡眠薬?
毒?
子猫?
親友?
恋人?
どうせどれも違うんだ。
何をやっても無駄なんだ。
きっと、認められて初めて楽になれる。
だから俺は楽になれない。
ずっと、これからも、棘の道を一人で歩いて行くのが必然なんだ。
運命だ。
宿命だ。
誰にも助けてもらえずに。
ボロボロになって、歩けなくなるまで。
そんなことを思いながら、
今日もただ、眠りたくなくて夜を明かす。
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いや。好きです。付き合ってくだs…