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ころちゃんからLINE返ってこない…
ころちゃんからは遅くてもいつも1時間ぐらいなのに、どうしたんだろ
重いかな、気にしすぎ?でも気になっちゃう
いっか、電話掛けてみよ、
…出ない
やっぱなんかあったのかな?
家行った方がいい?重すぎ?んんん…
その時、僕のスマホが鳴った。
着信音… ころちゃんだ。
僕はホッと息を吐きボタンを押す。
「もしもしー!
るぅとくんごめん気づかなかったわ」
いつもと変わらないころちゃんの声色にまたホッとする。僕はころちゃんのガサガサ声好きだよ なんて恥ずかしくて言えないけど。
「大丈夫です!
良かった〜ころちゃんが生きてて 」
「あ、LINEくれてた?もしかして」
「そうですよ、ころちゃんが返さないから」
少しムッとした僕の声色にころちゃんがふふっと控えめに笑い ごめんね?心配してくれてたの? と僕に問いかける。
その優しい声、ぼく好きだよ。
ころちゃんが僕だけに向ける お兄ちゃんみたいな愛で溢れたような そんな声色。
ころちゃんがこうやって居てくれるの、幸せだななんて思って僕もふふっと笑う。
「なあに、どしたのるぅちゃん」
“るぅちゃん”という響きに反応する。
今はあまり、ころちゃんが呼んでくれなくなった名前。たまに出るその呼び方にキュンとする。
今日ぐらい、 素直に。
「ありがとう、ころちゃん」
「もー、何が?」
「…いてくれて、ありがとうって、」
素直に言えた!なんて思ったら帰ってきたのは無言。恥ずかしくなって なんか言ってくださいよ、 って言ったらころちゃんはくふふと笑う。
「るぅとくん、って僕のこと結構好きよね」
なんて嬉しそうな声で帰ってくるから
「そうですよ、もうっ」
ちょっと素直でツンな僕が出ちゃった。
ころちゃんはそっかぁ〜なんて笑っているころちゃんの声を噛み締めていたら、
「僕の方が好きだよ、るぅちゃん」
なんて声が聞こえてきた。
中々愛情表現をしてくれない彼が言ってくれたのだ。
僕たちはカップルでもなんでもないけど、僕はころちゃんのことがずっとすき。
ころちゃんがそれを 友情 と受け取っているのか 愛情 と受け取っているのか分からないけれど 僕はこの距離感が好きだ。
でもやっぱり、愛がほしい。いつかころちゃんと結ばれたいななんて思っちゃうのは 乙女で愛されたい欲求がある僕の想い。
それを隠しながら今日も僕は息を吐く。
「ねぇるぅちゃん」
沈黙の後のころちゃんに ん?と声をかける。
「愛してる」
ちょっと照れくさそうな 彼の声に射抜かれて自分でも頬が赤くなるのが分かる。
リアコ製造機なんて言われたた僕だけどころちゃんのほうが罪深いと思う。
でもそんなころちゃんが僕はすき。
愛してるの言葉以上にない幸せはなくて、うるうるしながら ぼくも… なんて返したらまた笑われた。
ねぇころちゃん、今だけはこのままでいいから、ずっと貴方の優しさを独り占めしたい。
ころちゃんのぜんぶが、だいすきだよ。
♡ ♡