三田さん、大丈夫かな、体調悪そうな顔してたな、
私のせいなのかな、
告白振ってしまったから、
「浮かない顔してるけど。何かあった?」
横にいる大輝さんが、そう私に聞いた。
「いや、三田さんなんですけど、体調悪いの、もしかしたら私のせいなのかなって」
申し訳ないな、今後の仕事に影響がでたら、
「あのな、告白するやつは100%成功するって思ってる奴は少ないと思うぞ。」
そう、かな、
「せっかく撮影終わったんだから、パーッと楽しもうぜ!」
あ、あはは、完全酔ってる、今日はタクシーかな、笑
一応連絡だけしとくか、
【お疲れ様です!体調の方は大丈夫ですか?】
そう送ると、すぐに既読がつく。
【大丈夫だよ。】
と一緒に大丈夫スタンプが送られてきた。
あ、良かった、連絡帰ってきた。
「白雪さーん!たくさん楽しみましょう!」
スタッフさんがオレンジジュースを差し出してそう言ってきた。
あ、もしかしてつまんなそうに見えたかな、
「はい!楽しみましょう!」
オレンジジュースを受け取って、スタッフさんと他愛のない会話をした。
「大輝ベロベロじゃん、」
大輝さんと仲のいい人が大輝さんを支えている。
「大輝さん、しっかりしてください、わ、私送っていきますよ、」
「夜遅いので白雪さんも送りますよ!」
え、せっかくだけど、大輝さんと帰り道真逆だし、申し訳ないからな、
「わ、私家ここから近いですし、あと、歩くの好きなんですよ!」
「でも、夜遅いですし、」
「コッコォ大好きだぞぉ」
大輝さん、めちゃくちゃ酔っ払ってる、
「ちょ、大輝、」
「じゃ、じゃあ私帰ります!本当にありがとうございました!」
そう言ってこの場から去った。
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