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ーいくら俺が最強だからってこんなホイホイ任務任されても困るんですけどー
そんなことを思いながら、1級呪霊が現れたとされる場所へ向かった。
「雑魚しかいないしこんなの俺に任せなくてもよかったんじゃねぇの」
文句を言いつつ、一瞬のうちに現れた呪霊を全て祓っていたらあることに気が付いた。奥にありえないほどの呪力を持ったナ二かがいる。
「っ‼」
思わず顔をしかめた。暗くよく見えないが、そこには衰弱しきった15くらいの子どもが横たわっていた。しかも今回任務にあった1級呪霊とされるだろうモノが散らばっていた。
「ちっ!めんどくせぇな。」
急いでその場で夜蛾先生に連絡し、補助監督に迎えを頼む。
「お前ら、転校生だ」
「○○といいます。よろしくお願いします」
すごい深々とお辞儀をして、制服をアレンジしたのだろうフードをかぶって黒いマスクをしたのが印象的だった。
ーなんか、すっげぇ暗いやつー
俺は何も気に留めなかったが、硝子はそうでもないらしく
「夜蛾セン、よくぞ捕まえてきた。これでやっとクズ共から解放される」
と、喜んでいた。
「硝子、悟はいいとしてどうして私もクズなんだい」
「あぁ、傑お前今なんて言った⁉」
いつものように軽く口論していると、
「五条さん、先日は助けてくださりありがとうございました」
と、礼をして○○はそそくさと席に座った。そのとき、あの時のやつかと気づいた。
あれからしばらくたったが、○○は俺とは一切会話しなかった。硝子には少し打ち解けたのかたまに女子会とやらを開いているようだ。傑と手合わせをしていてわかったのだが、○○はかなり、いやもしかしたら傑以上に体術ができるようだ。傑とも少しだが話すようになっていた。
ー気に食わない。なんであいつは俺を避けるんだー
そう、○○は俺と会話しないどころか、一切かかわろうとしないのだ。
ー俺は呪術師最強の五条悟だぞ。なのに、あいつはー
悶々としたまま、1か月ほどが過ぎていった。