テラーノベル
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「あの、今日バレンタインだから友チョコ作ってきたので良かったらもらってくださいですぅ」
「え!いいの?すぅちゃんありがとう!大事に食べるね!」
「ありがとなすぅ」
「吾輩に献上するとは心得ているな。ありがたく食すとしよう」
「……友、チョコ」
「あ、ウーノちゃんも嫌じゃなかったら貰ってほしいな。も、もちろん嫌ならすぅが処分するから遠慮なく言ってほしいですぅ」
「ダメですわ!これはもうわたくしのですわ!」
「ひゃぅ!」
「あ、大きな声を出してごめんなさい」
「気にしなくて大丈夫ですぅ。えっと喜んでもらえたなら良かったですぅ」
「えぇありがとう。とっても嬉しいわ。ちょっと電話するために席を外しますわ」
「ウーノちゃん受けとってくれたけど本当に嫌じゃなかったかなぁ」
「ウノちゃん嬉しそうにしてたし心配ないって」
「そうかなぁ…」
「多分なんだけど、アイツ今まで友チョコ貰ったことなくて驚いたんじゃねぇか?」
「そうかなぁ」
「案じずともアイツはすぅからの友チョコを喜んでいる。証拠にただ電話を掛けに行くのにも持って行っている」
「ホントだ~ウノちゃんの分のチョコないね」
「よかったですぅ」
「もしもし今すぐにチョコレートの詰め合わせを買ってきてちょうだい。小さいの3つと少し大きいの1つ」
「えぇ、なるべく早く持ってきてちょうだい」
ブロロロ
「家の前に大型バイクがとまったな」
「来ましたわね」
「お前の知り合いか?」
「お父様の秘書の1人ですわ。わたくしの荷物を持ってこさせましたの」
「ウノちゃんのお父さんの秘書なのにウノちゃんの私用に使っていいの?」
「お父様の秘書兼わたくしの秘書予定だから構いませんの。荷物受け取ってきますわ」
「アルタ、ちゃんと買ってきましたの?」
「お嬢様の注文通り詰め合わせを買ってきましたよ」
「ご苦労様、今日はもう上がって構いませんわ。コトノさんによろしく言っておいてちょうだい」
「かしこまりました」
「すぅ、チョコレート本当にありがとう。わたくしからもと、友チョコですわ」
「ありがとうございますぅウーノちゃんから貰えてとっても嬉しいですぅ」
「あんた達にも一応友チョコ差し上げますわ」
「ありがとなウーノ」
「一応貰っておいてやろう」
「ウノちゃんありがと~」
VD
ウーノ・・・既製品、すぅと3人で露骨に差がありそう
すぅ・・・手作り、全員同じクッキーとか、気持ちウーノだけ多めかも
WD
ツヴァイ・・・既製品、無難に催事場にあるなかで選んだチョコ
ぺんた・・・既製品、無難な催事場にあるクッキー
サム・・・既製品、人に合わせて買ってそう
ウーノ→バラのハンドクリーム、赤とピンクのソープフラワー
すぅ→ネロリのハンドクリーム、水色と白のソープフラワー
コメント
3件
うわ、めっちゃほっこりした……! すぅちゃんの友チョコから始まって、ウーノちゃんが「友、チョコ……?」って固まるところ、一瞬の間がすごく伝わった。急に電話してチョコ詰め合わせを取り寄せるところ、ウーノちゃんの嬉しさと不器用さがダダ漏れで最高にかわいい。皆で「よかったね」「安心したね」って言い合ってる空気がもう、作品世界のあたたかさそのもの。VDエピソード、こういう日常のやさしい掛け合いが本当に好きです。
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