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ご本人様には全く関係ありません。
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sm side
shk「おいスマイルもっと飲め〜?」
「はあ…」
今はシャークんと、俺の家で飲み会中。
こいつは調子に乗って酒を飲みすぎたせいで、だる絡みマシーンになっている。
「おい、もうやめとけ」
shk「いやまだいけるって!ほらもう一杯」
そう言って、グイグイ缶を押し付けてくる。
冷蔵庫から取り出されたばかりの缶ビールは、火照った頬を冷ますのに丁度いい。
「…わーったよ」
プシュッ、と軽快な音を立てて蓋が開いた。
冷えたビールを一気に喉に流し込む。
shk「いけるじゃねえかよぉ〜!」
バシバシと背中を叩かれたもんだから、危うくむせるところだった。
shk「じゃあ、俺も…」
「だめだ」
shk「えーっ!?なんで!」
「明日もあるんだろ?」
shk「あるけどさあ…」
シャークんがしょんぼりとした顔で俺を見つめる。
「…分かった、一杯だけだからな」
shk「よっしゃ〜!!飲むぞ!」
俺はつくづくシャークんに弱い。
嬉しそうに冷蔵庫を開けるシャークんを横目に、大きなため息をついた。
・
・
・
shk「ん…すまいるぅ…」
案の定、シャークんが泥酔した。
だが、いつものテンションが高すぎる酔い方とは少々違うらしい。
あまりにも可愛すぎるが、今更そんなことを気にしていたらキリがない。
「ほら、水飲んで寝なさい」
shk「やだ…」
「なんでだよ」
shk「もっとすまいると…のむ…」
「はあ…」
可愛い。
あまりの可愛さに、頭を抱えてしまう。
俺も酒が入っているからか、いつもより感情を抑えられていない気がする。
「仕方ないな…」
水を口に含み、シャークんにキスをする。
所謂口移し、ってやつだ。
shk「んぅ…」
「おやすみ。俺は片付けてから寝るから」
shk「やだぁ…」
いつのまにか、頬を真っ赤に染めているシャークんが俺にしがみついていた。
shk「すまいるがいないと、やだ…」
「ッ…はぁ…」
何だこの可愛い生き物は。
心臓がいくつあっても足りないぞ。
「…分かった、一緒に寝てやるから。それでいいか?」
それを聞いたシャークんは、顔をぱあっと明るくした。
shk「うん!…じゃあ」
ん、と言って両手を広げるシャークん。
突然の状況に困惑していると、シャークんがぼそっと呟いた。
shk「だっこ」
「えっ」
もう既に眠そうなシャークんの腕が、だんだん下がっていく。
「よっぽど酔ってんだな…」
まあ、可愛いからいいんだけど。
俺は苦笑し、シャークんを抱き上げた。
いくら小柄とはいえ、あまりの軽さに驚きを隠せない。
「お前…ちゃんと食ってるか?」
shk「んん…?食ってるよ…」
強く抱き締めたら、壊れてしまいそうだ。
体調に心配しつつも、可愛いと感じてしまう俺はどうかしてるのかもしれない。
寝室に入り、そっとシャークんを降ろす。
シャークんは降ろされるなり、俺の方に手を伸ばした。
shk「…ん」
「はいはい…」
シャークんに毛布をかけ、一緒に包まる。
「寒くないか?」
shk「すまいるがいるから…さむくない…」
俺を抱きしめ、顔を埋めるシャークん。
あまりの愛おしさに、シャークんの頭をそっと撫でる。
サラサラな黒髪は、相変わらず美しい。
shk「すまいる…すきだよ…」
「へ…ッ」
多分今、俺の顔は真っ赤だ。
シャークんは、滅多に言ってくれないから…
「…俺も好き」
どうせシャークんは酔っているだけだし、明日になったら全て忘れられているというのは分かっているが…
今だけなら、こういう恋人らしいことをしたっていいだろ。
shk「ふへ…」
シャークんが眠りにつくと、すやすやと気持ちよさそうな寝息が聞こえてくる。
俺はシャークんを強く抱きしめた。
この温もりは、俺だけのもの。