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「….っねぇ、ぼんさん、men!おんりーからなんか連絡あった?」
「いや….無いよ…」
「俺も。…ねえ、ドズルさんはなんて?」
「….やっぱり大丈夫だよって。警察はいいって。」
おんりーがいなくなった。
二人で一緒に暮らしてた家から。
一番にドズルさんに言ったけど、
「….大丈夫。おんりーは事件に巻き込まれたとかじゃないから、安心して?」
ばかり。
じゃあどこにいるのかと聞いても、
「….それは、教えられない。僕はおんりーの意思を尊重しないといけないから。」
と言う。
「….おんりーは、ドズル社を抜けた訳じゃないよ。でも…まだ、わからない。」
「おんりーは、おらふくんのことを想ってるよ。」
「だから、心配しないで。」
どういうことなんだよ。
急にいなくなっちゃって。
僕になにも言わないで。
最近、様子がおかしいとは思ってたよ。
「……。」
「…おんりー?どうかした?」
「….いや…僕は….何を….?」
「….っおんりー?」
「っ!….あ、な、なんでもないよ。ちょっと、何しようとしてたか忘れちゃって…」
物忘れがひどくなった、とでもいうのかな。
時々、ぼーっとしてることがあったよね。
でも、なんで?
なんで、僕には相談してくれなかったの?
一緒に暮らしてたのに。
一番そばにいたのに。
一生愛してあげるって伝えたのに。
なんで?
俺じゃだめだったの?
ドズルさんならよかったの?
….なんで、俺の前からいなくなったの?