テラーノベル
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車が故障した、あの日から。
私たちの距離は、驚くほど早く縮まっていった。
半年という時間は、短いようで長かった。
あの頃は言えなかったことも。
飲み込んでいた気持ちも。
今なら素直に話せた。
傷ついた理由。
苦しかった理由。
あの時、本当はどう思っていたのか。
一つずつ言葉にしていくたびに、少しずつ誤解がほどけていった。
離れた時間があったからこそ。
私たちは、もう一度お互いを知ることができた。
そういえば。
あの日動かなくなった車は、そのあと業者に引き取られて無事に直った。
でも、もともと中古車だったこともあって、ヤマは新しい車に乗り換えることを決めた。
まだ復縁もしていないのに。
「どれがええと思う?」
そう言って、車選びまで私に付き合ってほしいと言った。
そんなところは、昔と何も変わっていなかった。
コメント
1件
「もう一度」第50話、読んだよ…! 車の故障から再会して、半年かけてゆっくり距離を縮めてきた二人が、今度はちゃんと向き合って言葉を重ねてるのが沁みたわ。 特に「どれがええと思う?」って、まだ復縁もしてないのに車選びに誘うヤマの自然な距離感、昔と変わらないんだなって思えてほっこりした。離れた時間があったからこそ、もう一度知り合える——このテーマがすごく優しくて、読んでて温かい気持ちになったよ。
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ユキ
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