「これからルナ一族を逮捕する。今、一族は家にいるか」
携帯に南米特捜班から電話が入った。健太はそれは分からないと答えた。
「分からないじゃ困る。これから一気に包囲して捕まえるけれど、彼らは特捜班の顔ぶれを全て知っている」
健太は、分からないものはわからないが、どうか捕まえてほしいと言った。
「一気にやるから、捕まったらまた連絡をする」といって電話は切れた。午前十一時頃のことだったが、夕方になっても連絡はなかった。
三日たっても連絡はなかった。
一週間経った。健太はこちらから電話をした。
「ああ、あれか。思い出したよ。ああ、あれか」へスーサ氏は一拍置いた「あれは確か、そうだった! あのあと凶悪犯の仕事に終われて、流れちゃったんだ。悪い。また捕まえたら連絡する」
そのあと、へスーサ氏から連絡はなかった。
マレナは引っ越してしまった。
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