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角名くんは少し言いずらそうに…｢あんたじゃ…呼びづらいし…名前で呼んでいい？〇〇って…｣
私は少し驚いたけど…
｢う…うん！ええよ…笑｣
まさか…下の名前で呼ばれるなんて思ってもみなかったけど…めっちゃ嬉しい…
最近は自分の不甲斐なさに落ち込む日々やったけど…こんなにも嬉しいことが起こるなんて…
｢それじゃ…〇〇…おれは帰るけど…
あっ…もし…わからないことあったらLINEでもいいから聞いて…｣
角名くんは私からの返事も聞かずに走って帰ってしもうた…
角名くん…そろそろ寮についたんやろうか…何度もスマホのLINEのメッセージを作っては消してを繰り返し…ようやく角名くんに初めてのLINEを送る…
『今日はいろいろありがとうございました｡それと…泣いちゃってごめんなさい。最近…自分のいたらなさに凹んでたから…ちょっとした拍子に涙が出て…止まらなくて…』
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