テラーノベル
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はい、100♡いってませんが書きます(?)
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第2話 背後の恐怖
撮影スタジオの廊下は、騒がしかった。
スタッフの足音、カメラの準備音、モデルたちの笑い声。
一方僕(鳴海)は資料を抱え、文句をいいながら撮影場まで歩いていた。
カシャッ、カシャッとシャッターをきる音が聞こえる。
すると前方に見覚えのある姿が。
黒髪のおかっぱ、毛先が紫。
ロングコートの上からでも分かる体格。
次の瞬間、その人物が振り返りカメラに視線を向けていた。
狐目、細く笑う口元。
その顔と仕草だけで撮影場は興奮に満ちていた。
そう、昨日電車で助けてくれた男
保科宗四郎だ_
今超人気らしいが、僕はあくびが出るほど興味無い
だが、周囲に集まるスタッフの態度が明らかに違うのだ_)
「保科さん、次いけますか!」 「ライトもう少し上げて!」 「今日も顔良すぎです!」
それがもうライブみたいにうるさい。
シャッターがきられる度に僕は反吐がでそうになる_
これが苛立ちなのか…、憧れッ…
いやいやいや、
そんなッ、僕があいつに??
あの保科宗四郎に憧れだと?
「ッはぁ〜、…」
(あいつの”どこ”がそんなに良いんだよ…)
ていうか、あの顔でモデルだなんて_
(……馬鹿げてる)
(僕の方がハイスペックだ、…)
とか、考えてたり。
しかもただのモデルじゃない。
雑誌の表紙クラスの扱いだ。
保科はスポットライトの中に立ち、さっきまでの雰囲気を一瞬で消し、完璧な表情に切り替えた。
顎を引き、視線を伏せ、次の瞬間にはカメラを射抜くように見据える。
――その時、ふと鳴海の方を見る。
目が合った。
電車の時と同じ感じ_
すると、保科の口が動く
_ば、
_か、。
鳴海の頭にはハテナが浮かぶ_
ば、か、。
ばか?
馬鹿だと…?
「は”?」イラッ
やっと気づき咄嗟に声が出た_
あの、おかっぱッ!…、今僕に向かって馬鹿と言ったのか?、…、ほんとに癪にさわるやつッ…!!💢絶対殴るッッ!!
プンスコしている鳴海を見て、保科はクスッと頬が緩む。
(ッくそ!ほんとに腹が立つ、………ん、?)
(…てか、なんで僕
保科が見てたことに気づいて…、。)
鳴海は思わずハっとして首を小さく振った。
(関係ない関係ない!)
(なんでそんなどうでもいいこと考えてるんだ僕!)
鳴海は目線を外し、横に置いてあった貰い物のお菓子達を別室に持っていく作業に移った_
※別室とはメイクルームのこと
鳴海は別室に着き、お菓子をまばらに小皿へ移していた。
その時――
「ねえ、君さ」
声をかけてきたのは、売れ始めの若いモブ俳優だった。
「デレクター?ちょっとメイク直し手伝ってくれない?」
ナルシストみたいな喋り方、
僕が苦手なタイプだな。
早く話を断ち切ってやる_
「……すまんがそれはできん。担当外だ。
他を当たれ」シッシッ!
(ふーッ、ひとまず離れよ)
その場から離れようと後ろを振り向く_
だがモブ俳優はしつこかった_
「そんな固いこと言わなくてもさ。減るもんじゃないでしょ?」
距離が近い。それに腕まで掴まれた。
「…!」グイッ
(ッ!こいつ、!)
遊び相手が欲しかったのか、それとも僕を恋愛対象として見ていたのか…?
それはそれとてここまでするか普通!?
「ッおい!離せ!」
鳴海が一歩下がろうとした瞬間、腕から手首を掴まれ、背後にあった大きな鏡に押し付けられた。
「ちょ、……!」
肘が鏡台に当たり、大きな音が鳴り響いた。
握られている手首の締め付けが酷くなる。
強く鏡に当たったため、鳴海の肘に鈍い痛みが襲う。
(い”……っ)
驚きと苛立ちが一気に込み上げるが、相手は業界でそこそこ名の知れた新人俳優。
強く言い返せない。
「離せ……」
小さく、抑えた声。
だが相手はピクリとするどころか、息が荒くなっている。
「ッね、ねぇ?いいよね?」
「どこ担当か知らないけど一応デレクターだもんね?」
「デレクターならさ、俳優様の言うこと聞けるよね?」ギュゥッ
また手首を強く握りしめてくる。
怖い_
どうしよう、逃げたい、気色悪い、離れたい、帰りたい、逃げたい、気色悪い、気色悪いッ!!!
その時_)
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一旦ここまで🐶🐶
次回また明日書きます✋多分︎︎👍
それじゃ👋🏻
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