TellerNovel

テラーノベル

アプリでサクサク楽しめる

テラーノベル(Teller Novel)

タイトル、作家名、タグで検索

ストーリーを書く

テラーノベルの小説コンテスト 第4回テノコン 2025年1月10日〜3月31日まで
シェアするシェアする
報告する

俺達3年生は、インターハイで引退した。本当はもっとやりたかったが、早めに引退して新しい体制で新しい鉄壁を早く築いてほしかった。後輩達はリベンジしたいなどと止めてくれたが、俺達の意思は変わらなかった。


引退してからでもちょくちょく部活に顔を出していた。その度に俺達が選んだ新しい主将の二口啓治に先輩達暇なんですかーああ暇なんですね!などと言って鎌ちと行くたびにに喧嘩していた。

しかし、ある日部活に顔を出すと、副主将に任命した青根が部活の指示をしていた。

茂庭 「おーす!あれ?二口は?」

部員 「わぁ‼︎先輩ちーっす‼︎」

鎌先 笹谷 「お前ら頑張ってるかぁ‼︎」

部員 「おーっす‼︎」

青根 「今日は二口早退しました。最後まで早退したくないと言っていましたが、熱も高くて、顔色も悪かったので、強制的に早退しました。」

茂庭 「マジか」

青根 「最近無理…していたように見えました。ゆっくり休むいい機会です」

女川 「そーですよ!全く頼ってくんねぇし‼︎」

茂庭 「俺達で様子見に行ってみるよ」

鎌先 「だなぁ〜」

笹谷 「お前らは心配せず練習しとけー」

青根 「コク))お願いします」

3年生 「じゃーな」




二口母 「だから無理しちゃダメて言ったじゃない‼︎」

二口 「(ㆀ˘・з・˘)」

二口母 「はーいそこふくれなーい」

二口 「部活休んじゃった…))ボソ」

プルルルルプルルルル

二口母 「あっ電話! ゆっくり寝てるのよ!」

二口 「うん…」


二口母 「啓治あのね、今遠くの親戚が亡くなったらしいの。○○さんって言うんだけど、お母さん昔よくお世話になったから行かなきゃ行けなくて…」

二口 「いいよ。俺も高校生だし。」

二口母 「でもやっぱり病人を残していくのは…」

二口 「大丈夫だから。」

二口母 「そう?何かあったら練絡してね!絶対!」

二口 「了解…」

二口母 「じゃあもう寝なさい。一応3日ぐらいかかりそうだから…本当に大丈夫?」

二口 「大丈夫だって…寝かせろよ…」

二口母 「わかったわ。じゃあ行ってくるから。」

二口 「うん…」

そこで俺は眠りについた。


二口母が家を出ようとしている時チャイムが鳴った。ピンポーン

二口母 「はーい…あら?どなた?」

茂庭 「えっと…二口君のお見舞いにきました。バレーボール部のものです」

二口母「あらどうも!啓治なら2階よ。ちょうどよかったわ。あのね、私これから出かけなきゃいけなくて、3日位帰れそうもないの。やっぱり病人を残しておくには不安だから、ちょくちょくでいいから様子見てあげてくれない?本当ごめんね」

茂庭 「じゃあ俺達で看病しますよ!なぁ?」

鎌先 笹谷 「はい!任せてください」

二口母 「本当⁈あー本当よかったわぁ‼︎ごめんね。ありがとう‼︎」

3年生 「お気をつけて」



茂庭 「さてと…二階だっけ?」

鎌先 「いくぞ〜」




コンコン

茂庭 「二口?入るよ」

そこには明らかに体調の悪そうな二口が寝ていた。部屋を見渡すと、勉強机に上には、バレーボールの本や、練習メニューがびっしり書いてあるルーズリーフ。部屋の真ん中には、勉強動具が散らかっていた。その様子を見て無理してたんだと思った。

鎌先 「ベットの上にノートがあるぞ」

笹谷 「あっ本当だ」

鎌先「見てみよーぜ!」

茂庭 「勝手に見ていいのかぁ?」

鎌先「いいだろねてるし。」

ノートを開いた瞬間言葉を失った。部員1人1人に反省点次の日どのメニューを中心にやるか。アドバイス。自分に対する反省点などなどびっしり書いてあったからだ。

鎌先 「無理…しすぎだろ」


二口 「…ないと」

茂庭 「え…?」

二口 「頑張らないと…茂庭さん…みたいに…ならなきゃ…頼れる主将に…ならないと…」

と言いながら、涙を流していた。3年生は、顔を合わせ、大丈夫か?と思った。


二口 「んっ」

寝ちゃってたか…

二口 (なんで泣いてんだ?)

起き上がって、自分は何をしているんだと思った。体調を崩して、みんなに迷惑をかけて、せめて明日は絶対に部活に行かなくては。

とりあえず明日の練習メニューの確認をしようと、ベットの上に置いておいたノート開く。まだ熱が下がっていないためか、字がぼやけた。

二口 (これくらいしなくちゃいけないのに…)

そんな事を思っていたらガチャと俺の部屋のドアが開いた。そこには今一番会いたくない存在がした。

茂庭 「あ、二口起きてた。調子どう?」

鎌先 「気持ち悪くないか?」

笹谷 「お粥作ったけど食うか?」

二口 「…へ?えええええ‼︎なんでここにいるんですか⁈ここ俺ん家ですよ⁈」

茂庭 「ああー部活に顔を出したら、二口が早退したって聞いて、お見舞いにきたら二口に看病を二口のお母さんに任された。」

二口 (何やってんだよ母さん…!)

母を本気で呪った。

茂庭 「二口…お前無理しすぎだ。周りをもっと頼れ。悩みがあるなら俺達に相談してくれたっていい。休め。」

二口 「休め?休む暇なんてないんです!こうしている間にもライバルは歩むのをやめてくれないんです‼︎ただでさえうちは3年生が抜けて、戦力が落ちてるんです‼︎他の高校は青葉西城も烏野もみんな…みんなまだ3年生は残ってるんです‼︎圧倒的にうちが不利なんです‼︎休む暇なんてないんですよ⁈もっと頑張って…!主将らしくならなきゃ…いけないのに…」

言いながら先輩に怒鳴ってしまった事と自分の惨めさで涙が溢れる。

二口 「すいません。言い過ぎました。」

茂庭 「ごめん。」

二口 「へ?」

茂庭 「そこまで抱えてるとは思わなかった。気づけなくてごめん。でも二口はもう立派な主将だ。自信を持って言える。2年生ももっと頼ってほしいって言ってた。1人で抱え込む必要なんてない。助けてあってこそチームだよ」

その言葉でもっと涙が溢れる。

鎌先 「なんだよぉー二口ぃ!泣き虫だなぁ!」

二口 「うるさいです.筋肉ゴリラが。」

鎌先「なんだとぉ⁈」

笹谷 「wwwwww」

茂庭 「鎌ち二口病人だから。ささやんも笑ってないで止めて」

茂庭 「二口も…」

二口 「(( _ _ ))..zzzZZ」

茂庭 「寝てるよ」

鎌先「こうして見るとやっぱり後輩だな」

笹谷 「泣いたあとのせいか寝顔がバブ」

茂庭 鎌先 「それな」

2日間の先輩の看板で二口は回復したが、看病中のエピソードを部員の前で話され、真っ赤になりながら怒る二口と笑いながら話し続ける鎌先の姿とそれを必死に止める茂庭と青根の姿がたびたび目撃された。

この作品はいかがでしたか?

830

コメント

7

ユーザー

二口可愛すぎる🤦‍♀️🤦‍♀️🤦‍♀️🤦‍♀️🤦‍♀️🤦‍♀️

ユーザー

楽しそうでなにより!

ユーザー

何回読んでもちょっと最後面白いのなんか好きw

チャット小説はテラーノベルアプリをインストール
テラーノベルのスクリーンショット
テラーノベル

電車の中でも寝る前のベッドの中でもサクサク快適に。
もっと読みたい!がどんどんみつかる。
「読んで」「書いて」毎日が楽しくなる小説アプリをダウンロードしよう。

Apple StoreGoogle Play Store
本棚

ホーム

本棚

検索

ストーリーを書く
本棚

通知

本棚

本棚