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古風な建物、洋風のカフェ『ノエル』そこに男と女が2人ずつ、
ちひろ「ねえねえ!何頼む?」
美希「勉強に来たんでしょ!」
夜「まあまあ、勉強の前に食べてからでも…」
ちひろ「だよね!夜君!話の分かる男だわ〜!」
夜「ここのパンケーキとても美味しいんですよ」
美希「夜君まで!もう〜私は苺パンケーキで」
ちひろ「美希もノリノリじゃん!」
星楽「ちょちょ、ちょっと待って?これ俺がおかしいの?なんでこうなった!?」
こうなったのは…少し前、、、
ちひろが夜を庇ったあと…
美希「かざっち!で、これはどういう状況?」
ちひろ「あぁ!これはね〜女の人に絡まれてる夜くん達を私が助けたんだよ!凄いでしょ!」
と腕を腰に当て自慢げに語る。
美希「へ〜凄いじゃん!やるねかざっち〜!」
ちひろ「ねえこの素晴らしい行為に面じて今日の勉強なしにしてくれない…?」
美希「それは赤点取った後がキツイから却下」
夜「お二人は勉強する予定だったんですか?」
美希「うん!かざっちはお馬鹿さんだからね、試験前にこうやって勉強しないと余裕で3点とか取っちゃうんだよね」
ちひろ「美希〜!馬鹿っていわないでよ!」
夜「じゃあ!一緒にやりません?僕たちもその予定で、良いところ知ってるんですよ!お礼もしたいですし是非奢らしてください!」
美希「それいいね!かざっちはどう?」
ちひろ「まぁ奢ってくれるならいいかな!」
夜「星楽は?」
星楽「え、えっとあの…うん」
美希「じゃあ満場一致ってことで!案内お願いしていい?夜くん!」
……ということである。
星楽「ということであるで分かんない展開の速さだよ!え?自他ともに認めるムードメーカーのせいちゃんでも流石にまともになるよ?」
夜「ほら、星楽!状況飲み込んでいかないと進行悪くなるから」
美希「ほら分かんないこと言ってないでさっさと注文するよ!」
と苺パンケーキ2個と、チョコパンケーキ、チョコバナナパフェに、紅茶とコーヒーが2杯ずつを頼み計1400円
美希「1400円?やっす!なにここ?こんだけ頼んでこれって、やばすぎ!ここ始めて来たけどめっちゃ良いね!」
夜「ですよね!しかも味もとても美味しくて!ここの店主さんとも古くからの馴染みで、たまに来るんですよ」
ちひろ「星楽君っていつも夜君と一緒なの?」
星楽「まぁ…夜はこんななんで、男女ともにいざこざが多いから俺くらいしか一緒にいてられないんだよね!」
夜「星楽僕くらいしか友達居ないから自動的に一緒に居るんだろ、嘘つくなよ」
星楽「小学校からの仲だからなんでも知られてたわ…」
美希「あっはは!面白いね星楽君!しかも夜くんって星楽君に対して淡白なのも面白い!最高だね!夜くんと星楽君!」
星楽「夜ってば俺にだけツンツンしてるように見えて、たまにデレるんですよ!ツンデレってやつ?」
夜「ツンデレって…キモいぞ星楽」
美希「はは!本当にいい!良いよ2人とも!」
と談笑していると、頼んでいた物を持って1人の初老の男性が4人に近づいてくる。
夜「|羽川《はかわ》さん!お久しぶりです!」
羽川「おぉ!夜君久しぶり!お連れの皆様も初めまして」
美希・ちひろ・星楽「初めまして!」
と各々の前に頼んだ食べ物と飲み物が並ぶ。
ちひろ「夜君っていつもそのパフェ頼んでるの?」
夜「はい、ここのはバニラアイスじゃなくて全部クリームなんです。なので甘くて美味しくて、」
美希「やばいわ、見てるだけで気持ち悪くなってくる…」
星楽「まぁ、頂きま〜す」
と、手を合わし食べ始める。
星楽「う〜んま!なにこれ!やば!うっま!」
と、パンケーキを食べている手が止まらない。
ちひろ「そんなに?大袈裟でしょ流石に!」
と一口頬張る。
ちひろ「やば!え?やば!美味しい!」
美希「2人とも鉄板すぎ!この値段でそんな反応、ないない!」
と美希も一口、
美希「うっひょー!うんま!え?うんま!」
夜「ふふっ美味しいよねここのパンケーキ、僕も最初はそうだったよ」
と夜が微笑む。
数分が経ち、各々自分の前の皿の上を片付けた所で
美希「よし!美味しいパンケーキも食べたし勉強するぞー!」
夜「ですね」
星楽・ちひろ「えぇ〜」
と不満を顔で表現する。
夜「ほら星楽、勉強しないと赤点取るぞ。そうなったら勉強の付き添いはしないからな」
星楽「それは嫌だー!」
美希「かざっちも勉強するよ!ほらほら!テキスト出して!」
ちひろ「やるしかないのか〜」
とちひろと美希は高校数学のテキストを出し、星楽は中学英語、夜は高校英語のテキストを出す。
ちひろ「ちょちょちょ、ちょっと待って!え?何?夜君のそれ高校のやつだよね?しかも高2の…」
夜「あ、はい、そうですね」
ちひろ「あ、はい、そうですねじゃないんだよ!私と美希より先に進んじゃってんじゃん!」
美希「まあまあかざっち、そんな興奮しないで…」
ちひろ「え?これ私がおかしいの?」
星楽「いえ、これはこの2人がおかしいだけですよ、俺ももうキャラ崩壊という次元越えて別キャラになってますもん」
ちひろ「だよね!?」
夜「あぁ!これは兄に教えるために独学で勉強して…まぁ高校まで進んじゃったって感じですね」
星楽「はぁ…あのね?独学で勉強して小中学の間に高校の範囲入ってるのは普通じゃないんだよ、感じですねじゃなくてさ!」
夜「星楽は知ってたでしょ」
星楽「いや、今やっとこの空間のおかしさに気づいたんだよ」
美希「もう夜君に一々驚いてたら心臓いくつあっても足りないよ?」
星楽「そう思ってたんですけど…なんかもう…雲の上の存在っていうか…天国?」
ちひろ「それ!天国の上の存在みたいな感じするよね!」
夜「勝手に殺すのやめてもらっても…?」
美希「はい!驚くのはここまで!勉強始めるよ!」
と手を叩いてテキストを開き、問題を解き始める。
星楽「ねえ夜、ここってどうすんの?」
と問題にペンを指し夜に聞く。
夜「ここはこれがこうなって…ここがこうなると〜これが使えるでしょ?」
星楽「あ?ん?」
星楽はあまり理解ができないようだ。
美希「どれどれ〜?」
と美希が星楽のテキストに目を落とす。
美希「あぁ〜これはね分かってたら簡単なんだけど…夜君の説明の仕方じゃあ正解はできるけど、星楽解いた気がしないでしょ?」
星楽「は、はい確かに解いた気はしないですね」
美希「そうだよね〜じゃああたしが教えたげる!」
と、スラスラと問題を解いて、正解まで辿り着いた
星楽「なるほど!ありがとうございます!」
夜「僕の教え方が下手だったか…」
美希「そんなことないよ!やっぱり相性ってもんがあるからね!」
星楽「そうそう!夜が謝ることじゃないだろ!」
ちひろ「じゃあ夜君!これ教えてよ!」
と、長文の問題をちひろが指さす。
夜「できる限りやってみます!どこが分からないんですか?」
ちひろ「ここの問三!」
夜「えぇっと?あぁ!これはここの部分から持ってきて…これはどうなりますか?」
と、今度はちひろがスラスラと問題を解き、赤丸が付いた。
ちひろ「凄い凄い!夜君の説明分かりやすい!」
美希「夜君はかざっちと相性良いってことだ!」
夜「そうみたいですね」
美希「じゃあさ、星楽君の質問をあたしが、かざっちの質問は夜君が対応しよ!あたしが分かんなくても夜君に聞こっかな!」
星楽「それいいっすね!」
ちひろ「じゃあ席替えしよ!」
と、それぞれのペアで隣同士座ることとなった。
そして、四人の勉強会は続いていった。