テラーノベル
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君がいない世界は美しい。
私はあの子が嫌いだ。
真っ暗で綺麗な髪。
真っ白で綺麗な肌。
細い体。
綺麗な笑顔。
誰もがあの子に惹かれてく。
私は嫉妬していた。
彼女は教室に入ってくる。
朝からみんなを癒してる。
私は彼女を睨む。
彼女が話しかけてくる。
『 友達になろう。』
私はその言葉に拒否した。
クラスみんなが私を睨みつける。
彼女だけは笑顔で接してきた。
『 そっか、ごめん。』
『 私を睨まないの?』
『 睨むわけないじゃん。』
なんで、私がこんなにも酷いことをしてるって言うのに。
『 綺麗ごと言ってんじゃねぇよ。』
私は思わず口に出してしまった。
私はみんなにいじめられる。
彼女は手を差し伸べた。
私は彼女を無視する。
私は最低だ。
私は罪悪感を隠す。
今日も私は学校に来る。
今日も私は息をする。
今日もあの子は恵まれてる。
『 ムカつく。』
彼女は倒れる。
『 え。』
みんながすぐに駆けつける。
彼女は私を置いていった。
『 お前が死ねば良かったのにな。』
『 お前が死ねよ。』
『 お前はいらない。』
私は倒れる。
でもみんなは助けてくれない。
神様が私に罰を与えたんだ。
神様もみんなも私を嫌っている。
でも、彼女は天国で待っていた。
涙がこぼれた。
『 ごめんね。』
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