TellerNovel

テラーノベル

アプリでサクサク楽しめる

テラーノベル(Teller Novel)

タイトル、作家名、タグで検索

ストーリーを書く

シェアするシェアする
報告する

注意

この物語はキャラクターとしてお借りしているだけの為、ご本人様とは全くもって関係はありません。

その為、ご本人様達への迷惑になる行為など、そういうものはしないで頂きたいです。詳しくは1話を参照。

キャラ崩壊、エセ関西弁注意


―――――――――――――――――――――




大きな鐘の音、沢山の民衆の声、俺達はそんな音達に負けじと校門へと足を進める。俺達の学校、クラフトュリーブ魔法学校は名門であり、入学するには手紙が届かないと行けない。

この駅から抜けると、小さな街にでる。その街の人達は俺達新入生に沢山祝福をしてくれていた。

花の飾りや、子供達の楽しげなダンスで街は賑やかだった。

「凄い賑やかだな」

「ここの街の人達はみんな優しそうで良かった…俺の街、結構差があったから…」

「同感、俺の街田舎すぎてやばかった」

そんなこんなで話していると、後ろを歩いていた黒い髪の子と、小柄で緑の帽子をつけた男の子が話しかけてくれた

「さっきはどうもありがとう。名前を名乗るのを忘れてたね。俺の名前はコンタミ・リリィシュ。コンタミって呼んでね」

「ボクハミドリデイイヨ。」

「ご、ごめん、俺達も名前名乗らないとだね。俺のことはレウって呼んでね」

「俺もらっだぁでいいよ。」

「で、俺はばどきょーでいいよー」

なんだかんだ自己紹介も終わらすことができ、たくさんの友人がこの短時間でできたという喜びに溢れていた途端、みどりくんが目を輝かせ俺にくっついてきてくれた。弟気質が強いのかなって思う。



そしてしばらく歩いていると、人気の少ない森の道にでたみたいだった。

季節外れのどんぐりや、松ぼっくり、そして樹の実がたくさん落ちていた

「…ここ、ほんとに合ってる?」

「きょーさんが合ってるって思ってるなら合ってるんじゃない?都会育ちなんだし」

「…なに、お前ら知らないの?」

そういうと、きょーさんは地図をだし、道をなぞる

「普通の一般人が簡単に来れないようにこういう道になってんのよね。確か。しばらく歩いてれば大丈夫だと思うんだけど…」

俺達は疑心半疑でその道を歩いた。


やっとその道を抜けることができ、どうやら魔法学校関係者の方が俺達の方に駆け寄ってくださり俺達は待機室へと案内された。


その待機室へと行くと、たくさんの1年生で溢れていた。パンダや緑のフード被ってるやつも、ニット帽が印象的なやつもいた。


俺達はそんな奴らを横目にバックを机代わりにし、待機室に置いてあった小さいお菓子達を嗜んだ。

この時間が終わるとどうやら入学式や、寮決めなどがあるらしい。できれば皆と同じ寮になれますように…と祈るばかりで、お菓子の味なども薄く感じてしまっていた。


「だからって俺の帽子取ろうとしないで!!」

「レウ〜!!お願い〜!!」

レウはなんだかんだ安心感が凄く、今日初めてあったにも関わらず俺は血迷いレウの本体ともいえる帽子を奪い取ろうとしていた。

そんなとき、一斉に周りの奴らが静かになった。そう、入学式の時間になったのだ。

俺達は先着順ではあったが一番後ろの列に並ぶ。もちろん、5人まとまってだ。

先頭にいる若い男の先生、赤い髪の貫禄が何故かあるような人だった。

みんなが足を進め、わくわくしたような雰囲気を出していた。とはいえみんな13歳。たとえ名門校に通っているとしても内面はれっきとした少年少女だ。

しばらくすると、大きい扉が俺たちを歓迎すると言わんばかりに大きな音をたてながら開く。

「さぁ新入生のみんな!前にある椅子に座って!これから式を始めるから退室しないよう、自分の体を調節してね」

優しい声でもなお、どこか芯のある温かい声の先生がその後も率先して俺達に色々と知識を教えてくれた。


「そういえば名前を名乗るのを忘れていたね…僕の名前は赤髪のとも、とでも言おうか。校長でもあるので、少し頼りないかもだけどよろしくね」


そういってにこっとやさしく微笑む先生にみんなは驚きの声しか出すことができなかった。

なんといってもこの人は前代未聞の最年少で校長に繰り上がったらしく、現在30代前半であるらしい。

新入生達は初めての体験ゆえ、どうにかして理解しようと頭をフル回転し、大切な先生達の話を整理しようとしたが、なにせあの優しそうな先生だ。本当に大丈夫なのかと心配にもなるが、何より最年少での校長であるため、経験不足なところなどが目立ってしまうのではないか、と考える。

そんなこんなで先生達の話をBGM代わりにしていたら寮分けの時間になったらしい。前の列の生徒たちから校長先生たちがいる方へと歩き、豪華な手鏡を両手で掴んで見つめ続ける。

どうやらあの手鏡と会話をするらしい。

様々な生徒たちが鮮やかなローブに着替えていく。

そして俺たちの番になった。

前から、きょーさん、コンちゃん、みどりくん、俺、レウ、のような順番で並んでいる。

そして、ついにきょーさんの番になる。俺達は緊張で足を震わせながら、きょーさんを応援した。

30秒ぐらいしたとき、きょーさんをカーテンが囲い、開いたと思ったら紺が特徴的な、輝く緑色の紋章を付けているローブを身に着けていた。

そして、その寮の先輩方もきょーさんを歓迎する。

そして次はコンちゃん。あまり緊張感はないのか、さっきの待機室のときと同じような雰囲気でやさしく手鏡をもち、余裕を見せていた。するとそこまで時間はかからず、カーテンが囲い、開くときれいな灰色で白くグラデーションされているローブを身に着け、俺らにドヤ顔を見せるコンちゃんがいた。コンちゃんも先輩方に歓迎され、その後ろの席だったきょーさんに肘パンをくらっていた。

そして、人形のように歩くみどりくん。大丈夫かなぁ…と目で訴え続けるレウと、終わった…と手鏡を見つめるみどりくん。きょーさんよりも長い間話したのか、カーテンが囲みだし、気づけば少しダボっとしていて、橙色?が特徴的なローブをみどりくんは纏っていた。先輩たちもやさしくみどりくんを歓迎するように、みどりくんを席に案内していた。

そしてついに俺の番になる。冷や汗だらだらなまま、みどりくんたちが立っていた場所へと歩き出す。そして校長先生に見つめられながら小さい机に置いてある、奇妙な輝きを放ち続けるこの手鏡を両手でそっと掴み、見つめ続ける。

10秒ほど全く反応がなく、不安にもなったが、やっと話しかけてくれた

『お前は…勇気も、大胆さも、誠心さも持っておる。もし、2つの寮から選ぶのなら…お前は”モスフォロックス寮”に入れば全てが上手くいき、充実した生活を送ることが保証される。だが”パルスィデイジー寮”では必ずの友情を得る事ができ、友人たちと切磋琢磨し、真の親友達を得る事ができる。…さぁどちらを選ぶ? 』

俺の相性はきっとモスフォロックスなのだろう。だけど、今まで友達にチヤホヤもされてこなかった。ずっと一人でコソコソ勉強し続けていたから。



なら、答えは一つだろう。



カーテンが俺を囲み、体が光りみどりくんと同じローブを身に着けた。

そして、後ろを振り向くと、たくさんの同じ寮のひとたちが歓迎してくれていた。この瞬間がとても気持ちよく感じた。

そしてレウも手鏡をもち、不安そうに見つめ続けていた。あまり時間は掛からなかったのかすぐカーテンがレウを囲み、開くとそこにはレウにぴったりな葡萄色のようで、ピンクのラインが印象的なローブを身に着けていた。

レウはホッとしたのか、さっきよりも足を楽に踏み出していた。


そして新入生たちも振り分けが終わり、俺達は各々寮で分けられ、テーブルにすわり、パーティーを行っていた。

そのときに、先輩から聞いた話によると、モスフォロックス寮では、『忍耐力が高く、誠実な心や、献身的な心を持つものが多い』と言われており、例えば一つのものに意欲的に取り組んだり、周りをまとめる仲介者でもあるらしい。

ビンドウィーンド寮では『従順、互いの絆を重んじる者が多い』とされており、プライドが高く、自身の考えを貫く者が多いとされている。

ジーンニア寮では『注意深く、信念深い者が多い。』らしく、例えば学級のリーダーや、ニッチな知識をもつ者が多いらしい。

最後の俺等の寮、パルスィデイジー寮

は『信頼深く、意欲が高く、挑戦的』らしく、リーダーシップ気質なものや、隠れた才能を秘めている者が多いらしい。所謂主人公気質、というものを持っているものが多いとも言われているらしい。


そしていつの間にか月が出ており、夜の8時になっていた。そのため俺達は監督生の案内で寮へと向かった。


そして寮へ着いたと思ったら、上から誰かが落ちてきた。

新入生達はみんな疑問の声をコソコソと呟いていたが、先輩方にとっては何時もの風景らしかった。

「先生、今日は新入生にとって大切な日なんですからね…せめて違う登場の仕方をしてほしかったです。」

「まぁそんなこと言うなってぇ!あ!俺はきっくんね!ここの監寮!よろしく!」

と言って、新入生皆に握手をしてきた。俺とみどりくんは震えて、くっつき合っていた。理由は言わずもがな、距離も近く声もでかい。俺たちの周りにはいなかったタイプだったので結構びっくりしていた。


なんだかんだあり、俺達は寮の中へ入った。きっくんさんに言われたグループで部屋へと向かうシステムだった。その前にリーダーが部屋の鍵を貰うのだが、どうやらそのリーダーは俺だったらしい。

初めての体験ではあったのでワクワクしながら鍵をもらい、部屋へと向かう。


部屋は一階のの螺旋階段を登るとある三階の端の部屋だった。

部屋のメンツは俺、みどりくん、そして…

「俺ぺいんと!よろしくなー!二人とも!!」

こんな感じで、やけにうるさいぺいんとと共にこの学校生活を送っていくらしい。

そしてぺいんとから差し伸ばされた手を握り返し

「俺の名前はらっだぁ。よろしくね」


そういって俺達の非日常は幕を開けようとしていた_









_________________

※資料です【今現在の寮生です。】

モス レウクラウド

寮監

ビンド コンタミ

寮監

ジーン ばどきょー

寮監

パルスィ ぺいんとらっだぁみどり

寮監  きっくん

画像


MSSPの方々の解釈などが未だ掴めていないので、そこだけ把握お願いします。

俺達だって立派な魔法使いに!

作品ページ作品ページ
次の話を読む

この作品はいかがでしたか?

20

コメント

0

👏 最初のコメントを書いて作者に喜んでもらおう!

チャット小説はテラーノベルアプリをインストール
テラーノベルのスクリーンショット
テラーノベル

電車の中でも寝る前のベッドの中でもサクサク快適に。
もっと読みたい!がどんどんみつかる。
「読んで」「書いて」毎日が楽しくなる小説アプリをダウンロードしよう。

Apple StoreGoogle Play Store
本棚

ホーム

本棚

検索

ストーリーを書く
本棚

通知

本棚

本棚