生まれて母親には捨てられて…そんな生後間も無い俺を拾ったのは桃太郎だった。
ー普通だと思ってた
首輪が付いているのが。
1日2食、朝晩だけが。
身体を弄られるのが。
それが普通なんだって、思ってた。
「おい!」
「…はい」
他の子達がモルモットとか〇〇番って呼ばれているのが良いなと思う。その子だけの呼び方だから。
俺は名前が無いから毎日「おい」って言われたら駆けつける。
「チッ、遅ぇ…拾ってやったことに感謝しろよ」
「…ご、めんなさい」
「…チッ、『ごめんなさいお父様』だーろーうーが!!」
床に付けた頭を思い切り引き上げるように髪の毛を引っ張られる。
見えた顔には怒気に隠れた愉悦の笑みが見えた。でもこれが父親というものだから…
「グッ…ご、めんな…さい、おとー…さま」
痛みに顔を一瞬歪めるも機嫌を損なわせない為に唇を噛んで痛みに堪えながら謝罪を言葉にする。
スッと離された手を見ながら、良かった今日は気分が良いんだ…と内心安堵のため息を吐いた。
「おい、脱げ」
痛みよりも、こっちの方が怖い。
言われた通りに脱いだ服を綺麗に畳みながら首に刺さる注射器と液体の冷たさを感じる。
今日はいつ終わるのかな…
「ふ…//、っ/」
呼吸だけでも体温が上がって、息を吸いにくくなるのが自分の呼吸音だけでわかる。
「なんか言うことあんだろ…なぁ?」
興奮と快楽が混じる顔で言われれば、いつも通りに用意された言葉を口から落とす。
「ふッ…//お、れを//めちゃ…くちゃにッ//」
「し…/てくだ、さいっ///」
ソファに座ってるお父様の上に跨り顔を見て言う、吐いた息は熱を帯びていて言葉を出すのにも一苦労だ。
手袋のまま肌を滑る手の感覚だけでも、感度が上がっている俺には全てがいじらしく気持ちいい。
剛志さんじゃない桃太郎に拾われた四季君の話。
後々鬼神だと判明して、桃太郎は鬼の英雄になるであろう逸材を自身の言うがままに出来ることに優越感を味わっている。
四季君は15、6ぐらい
栄養のある物をちゃんと食べたりしてないから細い、身長は原作よりもちょい低めかな…?
この後無蛇野さん達も絡ませたいから一応連載にしておきますが、不定期だと思います…
コメント
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せっかく作ってくれた桃太郎に失礼、、、…四季に何してんだてめぇ。🤗四肢もぎとっちゃうぞコラァ!!ゴホンッ!失礼致しました!マジ可哀想だけどハピエン展開になることを祈ってます!!✨️