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後日談













本当に若井が消えた。


でも、僕の胸は随分落ち着いていた。


よし、動かなきゃな。

折角、僕の為に若井が頑張ってくれたんだから。


スッキリした頭で部屋の片付けを行おう、



と思ったけど、若井のいた痕跡がある。

消したくない。



「…ははっ笑、若井の事になるとダメだな、僕」



ふと、スマホを見る。

大量の涼ちゃんからの通知。その内容は僕を気遣う優しいものだった。

心配かけたなぁ。申し訳ない。


そういえば、この前酷い事いったな。


謝りたい。


LINEを送ろうとしたが、僕は拒絶されないか不安だった。



『俺だけじゃない、涼ちゃんやスタッフさんの皆もいる。』



…そうだね。ありがとう、若井。








[はぁ…はあっ…]



元貴の家に走る。ただ、会いたかった。


元貴は今大丈夫なのかな。立ち直れたのかな。ミセスはどうするんだろう。


ぐちゃぐちゃな思考回路で、自分でも焦っていた。



元貴の家に着いた。

息を落ち着かせてピンポンを押す。



ガチャ


「…涼ちゃん。来てくれたんだ。ありがとう笑」

「入って。」



[…っあ、うん]



相変わらずやつれていたが…スッキリした顔をしてる気がする。




元貴の部屋はだいぶ散らかっていた。

生活感は相変わらずない。

でもキッチンには料理をした後があった


[元貴…料理したの?]


「あー…その事についても、今から話すつもり。」


え…何かあったのかな。回復したっぽいけど…


2人でソファーに座る。


「まずさ、この前はごめん。」

「若井がいなくなって、感傷的になってた。」


[全然っ、大丈夫。気にしてないよ!それより僕は元貴の方が心配で…]


「ごめん…涼ちゃんの良心を踏み躙って。」


[もう、大丈夫だって〜笑]

[…元貴は?僕を家に呼ぶって事は、なんかあったの?]


「…それがさ、」







僕は今までの事を嘘偽りなく話した。


精が僕の前に現れた事。

僕を笑わせようとした事。

太陽と名付けた事。

曲を褒めてくれた事。

僕が拒絶してしまった事。

それが若井だった事。

笑わせてくれた事。


涼ちゃんが信じてくれるか不安だった。

涼ちゃんは意外と現実的だ。



「…って訳で…」

「信じれる…わけ、ないよね…」








「信じれる…わけ、ないよね…」



元貴の言う事は現実味がなかった。思いっきりファンタジーののようだったから。



[…ふふ、信じるよ。]


「え、」


[若井が来てくれたんだね。そりゃ元貴も元気になるよ笑]

[若井は何処まで行っても元貴が大好きなんだね〜笑]


「なっ…!」


[精?になってまで会いに来てくれるんだよ。]

[愛されてるじゃん〜!]



そう、相思相愛だね。…羨ましいほどに。


でも元貴が元気になってよかった。これは本当。



[なるほどねぇ。それが元貴が回復した訳か。]


「そう…だね、1回ちゃんと話したくて…」


[…でも、僕を呼んだ理由はまだあるんでしょ笑]



「…バレた?笑」

「部屋の片付け…手伝ってほしいなぁ〜って」



やっぱり笑

元貴によると若井のいた痕跡があって、片付けが大変らしい。

さて、ここは最年長が人肌脱いであげますか〜!







涼ちゃんにも手伝ってもらって片付けを行ってる。


本当に申し訳ない…


さっきの…[愛されてるじゃん〜!]はどう思って言ったんだろう。


涼ちゃんが若井のことを好きだったのは知ってる。知らないのは若井だけだったほどに、分かりやすかったから。


その上で言ったのか…

本当に、良い人。人柄キーボードだなぁ笑





「…っあ、」


[元貴〜?どしたの?]



「こ…これ、」



其処には

『元貴へ』『涼ちゃんへ』

と若井の筆跡で書かれた、2つの手紙があった。









今回はここまで〜!

人柄キーボードですね。大好きです。


今回で終わらせたかったんですけど…すみません。フィヨルド全落ちで萎えてます。死ぬ…


若井さんからの手紙の内容は次回。

次回で多分後日談終了かな?


お楽しみに〜!








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コメント

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ユーザー

ここまで一気に読ませていただきました。 灯火の歌詞から、死んでしまった恋人が生まれ変わったという考えに私は至らなかったので、こんな素敵なお話を通して新しい観念ができて嬉しいです。 ありがとうございます! 続きも楽しみにしております。

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