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ん?神か?? いや、神か。
⚠︎注意事項は前編参照。
本編スタート
ワンクッション
⦅ut視点⦆
それから俺は、さっきあったことを全て話した。
ーーーーーーーー回想ーーーーーーーーー
ut「んん…。」パチ
喉が乾いたのか、目が覚める。
眼鏡をかけ、リビングに行こうとした時、とあることに気がついた。
“横に両親がいない”。
おかしい。両親は俺を挟むように眠っているはずだ。
勢いよく立ち上がり、寝室をでて、両親を探すことにした。
リビングから微かに声がした。
恐る恐るドアに耳を近づけ、耳を澄ます。
声の正体は両親だった。
…興味を示してしまったのがよくなかった。
両親が話している内容を知ってしまった。
母「そろそろ伝えた方がいいかしらねぇ…。」
父「そう…だな…。知ったら悲しむとは思うが…。」
母「そうねぇ…。”自分が両親の本当の子供じゃない“だなんて…。」
耳を疑った。
寝起きだったから、寝ぼけているのか?
これは夢?そうなのか?
そうだ。きっとそうに違いない。
でも、ドアを開けてしまった。
母「あ、あら…起きてたの…?」
声が震えている。
やっぱり…そう…なのか…?
父「もう…言った方がいいんじゃないか…?」
母「で、でも…」
ut「…知ってる。」
母「へっ、?な、何を…?」
ut「ッ、とぼけんなや…!」
ut「俺はッ、!本当の子なんかやないんやろ、ッ!」
父「なッ、なんで…知ってるんだ、、? 」
ut「そう言うってことはッ、やっぱ、お母さんとお父さんの子やないんやな…ッ…。」
母「そ、それ、は…。」
ut「なんでッ、また…そうやって…。」
ut「っざけんなやッッ‼︎」
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sha「そうやった…んや、な…。」
俺はまた泣き出してしまっていた。
あぁ…俺、泣いてばっかやな…。
sha「…ごめん…。こんなこと聞いて…。」
ut「…ぇえッ、よ…。別に…気にしとらんし…なッ、!」ニコッ
無理矢理笑った。
sha「やめろや、それ。」
ut「…ぇ、?」
sha「お前のその作り笑いや。」
sha「ほんまに昔っからやで。作り笑い。」
sha「作り笑いなんか見ても誰も喜ばへんし、やめろ。」
初めて、shaにこんなに強く言われた気がした。
ut「ぉん…ごめ、ん…。」
sha「そうやってすぐ謝るんもやめろ。」
また強く言われる。
けど、すぐ謝るのは…それは…それは…ッ、
ut「それは…shaもやん、ッ…。」
sha「はぁ、?なんでやねん。」
ut「お前が4んだん…俺のせいやのに…。」
ut「そうやって、お前が4んだことより大切でもないようなことですぐ謝るやん…。」
ut「俺のせい、おれのせいやのにッ、!」
sha「そう…かもな…俺はすぐ謝っとったかも知れん…。」
sha「でも、俺が4んだことより大切やなくても、大切ってことに変わりないやん…。」
sha「…それに…思ってあらへんよ…お前のせいやなんて…。」
そう、慰めるようにshaは言った。
ut「でも…ッ、!」
ut「shaがいじめられたんは、俺のせいや…。」
ーーーーーーーー回想ーーーーーーーーー
小3の頃。
ut「ぃ”ッッ、だぁ…ゃめ…ッ」ポロポロ
泣きながらそう訴える。
だが、そんな声はいじめっ子に届くはずもなかった。
そもそも、なぜ俺がいじめられているのか。
それは…分からない。
みんなから嫌われていたのは確かだ。
けど、嫌われた理由も何もかも分からない。
まぁ、いじめというものはそんなものだろう。
誰かを弱い人ということにして、弱いものいじめをする。
…1番弱いのは、自分自身なのに。
そんな中、唯一、こんな俺にも優しくしてくれる人がいた。
そう…shaだ。
shaだけ、俺に優しくしてくれた。
shaは人気者で、運動もできて、
成績は…まぁ…あれやったけど。
でも、すごい良いやつやった。
だから、shaの周りのやつらから、
「なんであんな弱い奴に構うんだよw」
と、言われていた。
けど、shaはずっと仲良くしてくれた。
いつの間にか、shaと俺は一生の大親友ってくらい、仲良くなっていた。
それに比べて、俺に対してのいじめは悪化するばかり。
ある時、shaは俺のいじめを止めにきた。
sha「そんなにいじめて何が楽しいん?」
shaは、ヒーローに見えた。
その翌日から、俺はいじめが少し減った。
shaのおかげだ、って、思ってた。
けど…少し、違かった。
その日からshaがいじめられるようになった。
shaに謝ろうとした。
けど、謝りづらかった。
ずっと謝れずに、1年が経った…。
小4になった入学式。
とんでもないニュースが耳に飛び込んできた。
母「shaちゃんが…自◯した、って…。」
川に飛び込んで自◯したらしい。
クラスのやつらを許せなかったのと同時に、最後まで謝らず、助けることもできなかった自分にむかついた。
それからずっといじめは続いた。
なんなら、小6になった今でもいじめは続いている。
けど、小4のときから、いじめは、なにも、感じなかった。
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sha「やから…お前のせいちゃうから…。」
sha「お前が、utが謝ろう思ってたんは知っとったし。」
sha「ッてか、お前まだいじめられとん?」
ut「…ぉん…。」
ut「前、屋上から突き落とされそうになったし…。」
sha「えッ、⁉︎それッ!やばいやん…!いくらなんでもやりすぎやろッッ、‼︎」
ut「んまぁ…もう、慣れたもんや…。」
sha「いや慣れちゃあかんって‼︎それやばすぎ…ッ…って…。」
ut「?どした、?」
sha「…俺ッ、…思い出したわ…!」
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やばい…長い…!
まさかこんな長くなるとは…‼︎
ていうか今回、回想多くてすみません💦
伏線回収やらなんやらを色々としないといけなかったんで…すみません。
まぁ流石に次で終わると思います!
投稿するのまた遅くなると思うので気長にお待ち下さい!
では!