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初心者なのでおかしいところがあります
それでもよい方はどうぞ!
「寒い…」
あまりの寒さに無意識に言葉がでる
カイロを両手で挟み、暖をとろうとする
仕事の都合で車を運転してここにやって来たのに車がぶつけられてしまい、レッカー車で運ばれてしまった
仕方がなく、近くにあったバスで駅までいってそこから新幹線で帰ろうと思い、今に至る
今日はいつも以上に寒く、雪が降っていて風も強い
冷たい風が体に当たる度少しでも暖を逃がさぬように体を丸め、マフラーの中に顔を入れる
「はぁ~…早く来ないかな?」
真っ暗な夜の中一人、道路の端でバスを待つ
周りには何もなく人っ子一人いない
遠くから不気味な音が聞こえ、だんだんと時計を見る回数が増えていった
ーーーーー
「…遅い」
バスが来る時間は等の昔に過ぎていているが来る様子はない
自分が時間を間違えているのかと、時刻表を見るが8時00分と表示されている
今の時刻は8時15分、4~5分ならまだしも、もう10分以上遅れている
(渋滞に巻き込まれたとか?でもここら辺は人がいなくて、車もほとんど見かけないのに…)
そんなことを考えていると針は8時30分をさしていた
日本は、ここに40分以上立っていて、そろそろ体が限界をむかえ、風が無慈悲にも肌に当たる
「もう、タクシー呼ぼ…」
お金は相当かかるがここで凍死するよりはましだと思い、スマホを取り出そうと鞄のなかに手を入れる
「あれ?」
鞄の中にスマホは無かった、そんなことは無いだろうともう一度注意深く探す
その時、キラリと光るものが見え、鞄から取り出した
「なにこれ…」
数㎝位のお守りで、金色の花の刺繍が編み込んである
「自分こんなのいれてないのに…」
不気味に思い、すぐさま地面に捨てる
地面についた時お守りについていた鈴がカランと小さく鳴った
一瞬にだけ目を向けたが日本はお守りを気にしている暇はなく、これからどうやって帰るか考えていた
(どうしよう…スマホがなきゃタクシーも呼べない、ここら辺は始めてきたから友達もいないし、どこに何があるのかわからない…)
せめてこの風や寒さをしのげる場所はないかと辺りを見渡すが明かりひとつない
冷たい風が日本の体に当たる、普段なら何ともない風が今はとても辛い
身体中が寒いを通り越し痛みが日本を襲う
ここにいたら後数十分もたたずに凍え死ぬ
「それは嫌だ…」
もしかしたら近くに民家があるかもしれない
そんな少しの期待を持ち、寒さで震える足を動かす
ーーーーー
ザ、ザと雪を踏む音が聞こえる、日本がつけた足跡はすぐに雪でなくなる
雪や霧で視界が悪い中、日本はひたすら足を動かした
数十分ぐらい歩いた後、日本の前にトンネルが現れた
「よ…かった…」
やっとこの寒さからぬけられると安心し、ここでいったん一休みにしようと日本はトンネルに足を踏み入れた、