テラーノベル
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その翌朝。
廊下の奥で、山中柔太朗と曽野舜太が無言で立っていた。
二人が昨夜の声を、薄い壁越しに全部聞いてしまっていたことを、誰も知らなかった。
「……最悪」
柔太朗が低く吐き捨てる。 いつも穏やかな顔が、珍しく歪んでいた。
舜太は腕を組んだまま、壁に背中を預けて目を細めている。
「あの2人、めちゃくちゃだな」
「あんなに仁ちゃんを独占して……俺たちには見せないのに」
舜太の声には、明らかな焦燥が混じっていた。
仁人の甘い喘ぎ声が、頭の中で何度もリピートされる。
あの声を、勇斗と太智だけが聞いて、触れて、中に入れて——。
嫉妬が、胸の奥で熱く煮えたぎる。
「……俺たちも、やりたい」
柔太朗がぽつりと呟いた言葉に、舜太がゆっくりと顔を向けた。
「本気?」
「本気だよ。2人だけずるい」
二人の視線が、静かに交わる。
年下組としての遠慮も、仁人への甘えも、全部が嫉妬で塗りつぶされていた。
昼過ぎ。
仁人が一人で自室に戻ってきたところを、柔太朗と舜太が待ち伏せた。
ドアを閉めた瞬間、二人は同時に仁人を壁に押し付ける。
「柔太朗?舜太……?」
「勇ちゃんと太ちゃんに、全部奪われてたでしょ」
舜太が仁人の顎を指で持ち上げ、強引に唇を重ねる。
柔太朗は後ろから腕を回し、仁人の腰を自分の方へ引き寄せた。
すでに硬くなったものが、仁人の尻に押し当たる。
「俺たちにも、触らせて」
「昨夜の声、全部聞こえてたから」
仁人の目が揺れる。でも、いつものように、力を抜いて受け入れてしまう。
「……だめ、まだ身体が……」
「大丈夫。優しくするから」
嘘だった。
二人は優しくなどしなかった。
ベッドに押し倒し、昨夜の痕が残る体を丹念に味わう。
柔太朗が先に中に入り、舜太が口で塞ぐ。
仁人が小さく喘ぐたび、二人の動きが容赦なく深くなる。
「んっ……柔太朗……舜太……あっ」
名前を呼ぶ声が、昨夜より甘くて、二人を狂わせた。
「2人より、俺たちの方がいいだろ?」
「仁ちゃん、俺たちにもっと溺れて」
嫉妬と独占欲が、年下組の理性を溶かしていく。仁人の体を何度も翻し、奥まで突き、精を放ち、また硬くなって繰り返す。
夜が来るまで、二人は仁人を離さなかった。
そして翌朝。
仁人の体には、先輩組と年下組、両方の痕が混じり合っていた。
柔太朗が静かに笑う。
「次は、全員で囲んであげようか」
舜太が仁人の額にキスを落とす。
「誰にも渡さないよ。仁ちゃんは、俺たちの宝物なんだから」
吉田仁人は、誰にでも愛される。
先輩にも、後輩にも、そしてM!LKの全員に。
——嫉妬という名の愛で、汚され続けていくのだった。
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ナツナツ
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コメント
1件
やばっ……第2話、一気に嫉妬の渦が広がったね💦 先輩組だけじゃなくて、年下組の柔太朗と舜太も、あの夜の声を聞いてたんだ……。 優しくするって言いながら、全然優しくなかったのが逆にリアルで、仁ちゃんがどうしても受け入れちゃうのも切ない。 「誰にも渡さない」って言葉が、愛情なのか執着なのか分からなくなる感じ、たまらない。 仁ちゃん、みんなに愛されすぎて、逆に呪われてるみたい……。 続きもじっと読むね、まさん🤍