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「莉菜…ちゃん、」


『……っ、』


そんな顔、しないでほしい。

俺はただ、君の笑顔が見たいだけなのに


「久しぶりだね!」

「前よりもっと可愛くなったね ニコッ」


できるだけ、優しく。怖がらせないように


『は、隼人は…変わらないね、』


彼女の口からでた、その言葉


『…喧嘩…今でもしてるの、?』


ドクンッ




心臓が嫌な音を立てた




「うん。、やってるよ」

「街の人を守らなきゃいけないからね」


『そっ、か』



悲しそうに顔を歪める彼女。

悲しませるつもりはなかったんだよ、莉菜ちゃん


『わ、私…もう行くね』


「…うん」



俺は、走ってく彼女の背中をただ黙って見ている事しかできなかった。




「やっぱ…莉菜ちゃんがいないとダメだなぁ、」



こんな独り言を零して。
















莉菜ver.









久しぶりに隼人にあった。

昔と全然変わらない。私の大好きなままだった



『…まだ好きって言ったら、怒るかな、笑』



まだ好きだよ、隼人



でも…隼人を傷つけてまで別れた私に

もう1回付き合うという選択肢は残ってない




『隼人がいないと…ダメだよ、私っ、』



ただ、部屋の中に私の鳴き声が響くだけだった

もう一度、私の名前を呼んで

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