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月面世界

それは、月が地球のように国を作った事から名付けられた。

月には4つの国があり、時々月面戦争を起こしては月を支配する神を決める

大昔、国がまだ作られていなかった時代は数百万の神が争っていたのだが、その中で生き残った4人の神が現在の月面世界を作ったのだ。

まぁ、彼らにとっては月面戦争などごっこ遊びに過ぎないらしいがね。

今から、その4人の神とそれらが支配する4つの国を記しておくから、目を通しておくように。

まず、1つ目だ。

今日も貧困や飢餓で死ぬ者や弱肉強食による差別が耐えない国、ハビー国家

国の中は荒れに荒れ果て、国民は家を持っている者の方が少ない。

食べ物は人から奪う、病気や怪我をしても自分の責任、犯罪という概念すらも無い。

そのせいで1日の死人はいつも3桁以上。殺人や強盗、性犯罪、何をしても問われなせいで自害をする者も多い。

元から力のある者だけが権利を持つ。それ以外はいつも怯えながら生活する事を強いられている。

そんなハビー国家を支配する神、通称 実力主義の悪女『月蛾(ルガ)』

年齢 不明

性別 女

種族 力を司る神

支配 ハビー国家

異能力 ???

危険度 極高

国民友好度 高






2つ目

ここは、ハビーと正反対

国民は全員仲間。妖怪も、霊も、動物も、全員の事を救ってみせるという救いの国、ソピリア国家

悪いことは消して許さず、穢れを嫌う。国民全員が、物事の絶対的な善悪の判断ができるため治安は良い。

全員が平等の権利を持ち、それを尊重する。月の平和維持を目指し、国民は神を支持する。

が、隣国であるハビーの女王的存在のルガに国の侵攻をされている。そのため負傷者は日に日に、ジリジリと増えている。

そんなソピリア国家を愛する神、通称 絶対平等主義者 ホウイ。

年齢 不明

性別 男

種族 心を操る神

支配 ソピリア国家

異能力 ???

危険度 低

国民交友度 高



3つ目

月を愛でいっぱいにしよう。そうすればみんなが幸せになる。

国民達のモットーであり、支配する神の目標。国民全員が愛を大切にする国、アナビー国家。

どんなに可哀想な人も、どんなに贅沢な人でも、平等に愛してみんな認める。

結婚やお付き合い、お見合いは幸せなもの。愛し合う事を大切にして、それを壊す者はみんなで倒す。

4つの国の中で1番慎重かつ戦略的。

そんな愛を愛し、愛に愛されたアナビーを守護する神、通称 博愛主義者 ディーティ。

年齢 不明

性別 女

種族 愛を操る神

支配 アナビー国家

異能力 ???

危険度 極低

国民交友度 極高



4つめ

己の欲に従順になれ。他人のことなど気にするな。神が許可する、全員自分に従え。

欲を満たし欲を満たすためにある国、アピスティア国家。

大切にするのは他のなんでもない己の欲。自分の欲を満たす為ならば争いも起こしていいし、何でもしていい。

ルールも禁止も犯罪の概念も無い。国民は自由に欲を満たして国に住み着く。

4つの国の中で犯罪数は堂々のトップ。隣国であるアナビーからは度々苦情が来ている。

そんな欲と罪をいとも容易く操ってしまう神、通称 快楽主義者 ホリン。

年齢 不明

性別 男

種族 欲を司る神

支配 アピスティア国家

異能力 ???

危険度 高

国民交友度 普通

















?年

ハビー国家


一通り目を通し、ルガはつまらなさそうに書物を放り投げた。

いくら古い書物でもこんなに浅い情報が無いなんて、と呆れて図書室の扉を閉める。

ルガの宿るハビー国家では毎日多くの死傷者が出て絶えない。

だが、本人はそれをどうでもいいと思っているためよくこうして呑気に本を読みに来るのだ。

この国で安全と言える場所は限られている。

ひとつはこの大図書室。国唯一の公共施設だ。

もうひとつは自分の家。だが、国民に家を持っているものは数少ない。

最後はルガの大屋敷。国の3分の1程の大きさを占める大きな屋敷だ。

屋敷にいるのはもう飽きたので、国にいる時は図書館か国民の家に顔を出している。

あくまで、国にいる時だけだ。最近では隣国のソピリア国家に侵攻をしかけているため国にあまり在籍することはない。

なんでソピリアを侵攻しているのかって?

あのバカな神の記憶を戻してやるためさ。





ルガとホウイはその昔、お互いを深く愛し合う夫婦だった。

周りから見ても「とても仲が良い」と言われるほど、その愛の力は凄まじかった。

仕事でどちらかが家を出る時は頬に唇を重ね、帰ってきた時は飛びついて抱き合う。

そんな日々に亀裂が入った時の出来事。

ある日、とあることがきっかけで、ホウイの記憶が1部無くなった

ホウイはルガと夫婦だった事も、元の役職がなんだったのかも分からなかった。

挙句の果てにルガを捨て、新たな国を作り上げたのだ。

そこに、愛し合った日の優しい目は無かった。

ルガは怒りと同時に深い悲しみを覚えた。

いつ、どこでも、何をしている時にでも、自分は彼の事だけをずっと思っていた。

それなのに、彼は自分のことを何事も無かったかのように切り捨てた。

心の奥底にある、「愛」という感情がえぐられて空っぽになるような感覚。

次第に、心身ともにルガはやつれていった。

毎晩毎晩、周りに心配されるほどに涙を流した。涙が収まる時などなかった。

でも、こうしていても変わらない。自分も月に行こう。そして、月面戦争で勝つのだ。

彼の記憶を戻そう。自分が願うのは、ただそれだけ。

そうして、あわよくば、もう一度……

















スクロールお疲れ様でした!

今回はルガの事を少しだけ紹介しました!

投稿頻度は少ないかもですが、後々完結はします!失踪は多分しません!

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