【注意】
・BL作品です
・センシティブ表現はありません
・一部キャラ崩壊しています
↓↓↓
♢ side Watanabe Shota
どーもー、SnowManの渡辺翔太です。俺が語り手って珍しいね、じゃなくて!今日は俺の彼氏でもある”涼太”の話したいから来たんだけど!聞いてよ皆、俺の彼氏最近構ってくれないの。いや俺が素直じゃないしさ、あっちから褒められたりしても全然ありがとうとか言えないの、俺ヤバいよね。別にそんな事ないし、とかね、本当は嬉しいんだよ?めちゃめちゃ嬉しいしもっと言って欲しいんだけど俺が素直じゃないから最近は言ってくれなくなった。涼太も最近仕事忙しいみたいで全然家居ないし全然喋れない。喋れてもせいぜい5分とか10分くらい、足りねぇよ!!ぜんっぜん足らない!!ずっと喋ってたいしずっと一緒に居たい!!そんな感じで俺の気分はだだ下がり、流石に番組とか写真撮影の時はちゃんとしてるけど、プライベートではもう死んでる。
♢
Shot「(あーあ……今日も涼太と喋れないんだろうなぁ……今日も夜まで仕事っつってたし……たまには素直に甘えたい……。)」
楽屋で1人、そんな事を考えていた時に部屋に誰かが入ってきた。それを横目でちらりと見ると……。
Koji「しょっぴー疲れてんなぁ笑」
Shot「康二……。」
Koji「どしたん、最近元気無いやんか?それに舘様とも一緒に居らんみたいやけど……喧嘩でもしたん?」
Shot「……や、別に……そういう訳じゃないけど……。」
Koji「でも舘様関係やろ!」
Shot「ま、まぁ……うん……。」
Koji「なんやなんや俺に言ってみぃしょっぴー!俺が解決したるわ!」
Shot「……最近、涼太仕事多いでしょ?」
Koji「あーそやなぁ、最近夜まで仕事とか多いもんな。」
Shot「その……全然喋れてなくて……、」
Koji「えでもしょっぴーって舘様と一緒に住んでんねんやろ?」
Shot「そうだけどさぁ……帰ってくるのが結構夜中だから涼太に先寝ててって言われてんの。嫌だって言っても駄目って頑なに止めてくるしさ……。」
Koji「そうなんや……。」
Shot「ほんっとに無理!もう耐えられないこんなの……。」
Koji「しょっぴーがここまで寂しいって結構なもんやなぁ……。」
Shot「はぁ……俺に素直っていう性格さえあればなぁ……。」
Koji「……まぁツンツンしょっぴーやからそれはしゃーないやんか、素直に甘えてるしょっぴーなんて舘様気絶するんちゃう?笑」
Shot「それは無い……。」
Koji「……よし、そんな元気無いしょっぴーに俺が相手したるわ。」
Shot「……え、何……浮気?」
Koji「いやちゃうわ!俺にはめめっていうイケメン彼氏居るから!」
Shot「まぁ確かに……。」
Koji「浮気やなくて気分転換にどっか遊びに行こや!」
Shot「……浮気では?」
Koji「めめにはちゃんと言うし門限も付けるから大丈夫やろ!」
Shot「……まぁ、それなら……。」
これ門限破ったら康二の腰死ぬヤツだな。
Shot「……どこ連れてってくれんの?」
Koji「そうやな……どこ行きたい?」
Shot「……じゃあ……。」
♢
Shot「〜〜〜!!」
Koji「良いねぇしょっぴー良いよー!!」
俺達は週末のoffを使ってカラオケに来ていた。康二の彼氏の”めめ”にはちゃんと伝えたらしいし、俺も涼太にはしっかり伝えておいた。俺達SnowManの曲はありがたいことにカラオケに入っているのでもちろん本家が歌わせてもらいます!久々に来たからめちゃめちゃ楽しい、さいっこーだわ。康二に感謝しかねぇわ。
Koji「〜〜!!」
Shot「(やっぱこの歌おもろいし中毒性あるなぁ……まさに康二とふっかと涼太だけの曲って感じ。)」
そして楽しい楽しいカラオケが終わり時刻は夕方頃だろうか。
Shot「あー楽しかった、久々に全力で歌ったわ笑」
Koji「普段大声で歌ったら喉死ぬからあんま機会無いでな!笑」
Shot「だな笑……で、どうする?」
Koji「俺まだまだ行けるで?」
Shot「奇遇だな康二、俺も。」
Koji「1杯行っとく?笑」
Shot「さいっこー、そうしようぜ。」
俺達は近くの居酒屋に向かうことにした……のだが。
Shot「でさーあん時の佐久間の顔芸よ笑」
Koji「あれな!めちゃめちゃおもろかった笑」
Shot「そんときにさ………………。」
Koji「……しょっぴー?どしたん?」
あぁ、嫌なものを見てしまった。せっかく楽しい気分だったのに。
Shot「……あれ……。」
Koji「ん?」
少し離れた前方に、涼太の姿が見えた。確か涼太は仕事は無いものの出かけると言っていたが、隣に居るのは誰だ?
Koji「あ、あれって……照兄……?」
Shot「……。」
涼太は分かるが照まで洒落た格好しやがって、デートか?それに楽しそうにニコニコして腕まで組んでんじゃねぇか。
Koji「……ど、どうする……?」
Shot「……良いよ、そっちがその気だってんならこっちだってやってやるよ。」
Koji「え、ちょっ、しょ、しょっぴー?」
Shot「康二行くぞ。」
Koji「ちょ痛い痛い翔太さん痛いです。」
ぐいぐいと康二の腕を引っ張って居酒屋へと入っていった。
♢ side Mukai Koji
えー皆さん見ました?さっきの修羅場。何で舘様と照兄が居て腕組んでるん?今日せっかくしょっぴー楽しませよ思て遊びに来たのにヤケ酒になってもうてるやんか!!
Shot「もぉさいっあくっっ!!ねぇ康二も見たよね!?完全に腕組んで楽しそーに笑顔でさ!!」
Koji「み、見たで……。」
Shot「俺毎日毎日寂しい思いしながらさ!?涼太の事ずっと想ってたのに酷くない!?」
Koji「あはは……(これは門限破りそー……俺めめにシバかれるわ……電話しようかな……。)」
完全に酔って今まで溜めてきた舘様への思いが今爆発してんねんこれ。とりあえず俺の腰を守る為にもめめに連絡を入れた。
Koji「(ごめんしょっぴーに色々あって門限超えそうや……っと。)」
するとすぐに既読がついた。めめは今日offやし、家でゆっくりしてるんやろうなーと思いながら返信を待っていると……。
Ren『しょっぴーどうしたの?俺も行った方がいい?』
Koji「(助けて欲しいなー……よし、来てもらお。)」
流石にこのしょっぴー俺1人はキツいわ。
____________数十分後……。
Ren「あ、居た居た……って……だいぶ飲んだねしょっぴー……。」
Shot「あぇ〜?れんじゃん、どぉしたの〜?」
普段ここまでは飲まないしょっぴーなんやけど、今回は流石に羽目外しちゃったらしいな。俺も止めやんのが悪いんやけど、止めたら止めたでやばい気がして止めれやんだんよな。
Ren「な、何があったのこれ……。」
Koji「実はな……。」
と、めめに事情を話すと。
Ren「あーなるほどね……だからこんなに酒飲んだのか……。」
Koji「かと言ってこのまま帰らせてもって感じやんなこれ……。」
Ren「そうだね、これは流石に帰せないなぁ。」
Koji「……舘さんに聞いてみよかな……。」
Ren「でももし浮気とかだったら怖くない……?だって照君にもふっかさん居るじゃん。」
Koji「やんなぁぁ……。」
どうしようか思い悩んでいたその時、俺の携帯が鳴り響いた。
Koji「ん……だ、舘さん!?」
Ren「あぁ……もしかしてしょっぴーの方の門限かな……。」
Koji「と、とりあえず出やな……。」
少し怖いが出るしかない。
Koji「も、もしもし……?」
Date『……もしもし。』
Koji「(あ絶対怒ってるわこれだって声低いもんてかしょっぴー門限言ってなかったやんちゃんと言ってやぁぁ!!)」
Date『……もしかしてまだ飲んでんの?』
Koji「(口調がいつもと違うもう終わりやこれ俺死ぬわ。)」
Ren「こ、康二しっかり……。」
Koji「あ、ご、ごめんな舘さん!しょっぴーの門限何時やった……?」
Date『……23時だけど。』
Koji「(おい過ぎてるやんけ1時間も過ぎてるやん!!)」
Date『……何、翔太そこに居んの?』
Koji「い、います……。」
Date『変わってくんない?俺ずっと家で待ってんだけど。』
Koji「い、いやぁ……その、よ、酔い潰れちゃってて……今は会話出来そうにもないんやけど……。」
Date『……はぁぁぁ……。』
低い長い溜め息だ。とても怖くて仕方が無い。舘さん怒ったら2番目くらいに怖い。
Date『……今から迎えに行くから、何処に居んの?』
Koji「え、えと……H町のT居酒屋って所……。」
Date『……分かった、ありがとう。』
そう言って地獄の電話は終わった。
Ren「だ、大丈夫……?」
Koji「ううん全然。」
Ren「だよね。」
Shot「こぉじぃ〜おれをほっといてだれとはなしてんだよぉ?」
Koji「……しょっぴー……ご愁傷様やな……。」
Shot「んぁ〜?なんのことぉ?」
Ren「しょっぴー今から舘さん迎えに来るって、ほら準備して。」
Shot「りょおたはいまはいいのっ!おれのきもちもしらないくせにっ!」
Ren「もー……しょっぴーの気持ちも分かるけどさ……。」
Shot「れぇん〜いっしょにのもぉよ〜。」
Ren「だ、駄目だよそれ以上飲んだら……仕事に響くよ?」
Shot「きょぉくらいさぁ〜、いいじゃぁんかぁ〜。」
『俺置いて何してんの?』
Koji「……あ。」
Ren「あ。」
後ろを見てみれば、そこにはあぁもう想像したくない。
Koji「ダ、ダテサン……。」
Date「…………帰るぞ。」
Shot「やーやっ!いまはこぉじとれんがいいっ!」
Date「……。」
Ren「あぁぁああのだ、舘さんちょっと……。」
Date「……何?」
Ren「その……一旦外出よう、?話したい事があるからさ、」
Date「……分かった。」
Ren「こ、康二ちょっと会計頼んだ、俺しょっぴーの事介護するから……。」
Koji「りょ、りょうかい……。」
♢
Date「……で、何?話したい事って。」
Ren「こ、康二話せる……?」
Koji「えっと……その、今日しょっぴーとカラオケ行くって言ってたやんか……その後に門限まで全然時間あったから居酒屋行こうってなったんやけど……しょっぴーがその……舘さんが照兄と腕組んで楽しそうにしてるとこ見ちゃって……。」
Date「……あ……もしかして見てたの?」
理由を説明し始めると少し怒りが収まったのか、いつもの舘さんに戻りつつあった。
Koji「やから……浮気だって、しょっぴーヤケ酒してもうて……。」
Date「……うーん……それはごめん、俺に誤解があったね。」
Ren「良かった……浮気とかじゃないんだ……。」
Date「そんなのしないよ、俺は翔太だけだからね。」
Koji「でも何で照兄と一緒におったん?」
Date「あぁそれは……。」
♢ side Watanabe Shota
目を覚ますと、そこは見慣れた車の中だった。寝ぼけたまま隣を見てみればそこには彼氏の涼太が真っ直ぐ前だけを見て運転をしていた。
Shot「…………。」
俺何で涼太の車乗ってるんだっけ?てか俺康二と飲んでたよな、それから……そうだ、涼太が照と……。
Date「起きた?」
Shot「!、」
Date「寒くない?」
Shot「え、……えっと……、さ、寒くない……。」
Date「そう。」
Shot「……な、何で……?」
Date「……ちょっと2人で話したい事があってさ。」
Shot「っ、」
“2人で話したい事”って……もうそれ別れ話じゃん!嫌なんだけど!てか涼太の浮気の件は!?
Date「……ごめんね、翔太に寂しい思いさせちゃって。」
Shot「……え?」
Date「康二とめめから全部聞いたよ。」
Shot「…………、」
Date「最近有難いことに仕事沢山入ってきてくれるけど、でもそれで翔太と全然喋れなかったし構ってあげられなかった。翔太が寂しいんだろうなーって言うのはずっと思ってたんだけど、それでも全然構えなかった。」
Shot「涼太……。」
Date「寂しい思いさせてごめんね。」
Shot「……っそ、れもあるけど、っ……!」
Date「……照との話?」
Shot「そ、そうっ、洒落た格好で腕組んで楽しそうに歩いててさ、っ……何なの、あれ……。」
Date「……本当はその日まで隠しておきたかったんだけど、バレちゃったらしょうがないか……。」
Shot「そ、その日……?」
Date「もうすぐで1年記念日でしょ?だからプレゼント選びで照に手伝って貰ってた。幼馴染だし翔太の好みとかは分かってるつもりだけど、それでも照と話し合ってどれがいいかなって。」
Shot「あ、」
Date「腕組んでたのは照が足怪我しちゃってて、俺は無理して手伝わなくて良いって言ったんだけどどうしてもって言うから俺の腕貸してたの。」
Shot「ひ、照のあの格好は……?普段あんな格好しないじゃん、」
Date「今日は照が写真撮影の日だったからあの格好だったんだよ。」
Shot「っ、」
俺、とんだ勘違いしてたな。康二とめめにも迷惑かけちゃったしな……。
Shot「ご、めん……俺勘違いしてた、」
Date「ううん、翔太は悪くないよ。元はと言えば俺が悪いからさ。」
Shot「っそっか……そんな事……してくれてたんだ……。」
Date「……5日くらい早いけど……これ、照と選んで買ったから、見てくれる?」
Shot「っうん、」
渡された紙袋の中には、ピアスやネックレスが入っていた。それも俺の好みばかりの。
Shot「これ、」
Date「ね、見て翔太。」
と言って涼太は自分の耳を指さした。その耳には、紙袋に入っていたピアスとは色違いの物。俺のは赤色で、涼太に付いていたのは青色のピアスだった。
Shot「!、お互いのカラーじゃん!」
Date「うん、お互いのカラーで、色違いの物。照が言ってくれたんだ。」
Shot「っ、う、うれ、しい……。」
Date「……素直だね。」
Shot「……たまには、良いだろ……。」
Date「可愛いよ。」
Shot「ば、っ……か……//」
Date「ごめんごめん笑」
Shot「…………ありがとう……涼太、だい、すき……。」
Date「うん、俺も大好きだよ翔太。」
涼太の大きい手が俺の頭の上に乗せられた。胸が熱くて堪らなかった、久々に涼太を感じる事が出来た気がする。
嗚呼、とても幸せだ。
♢
後日、俺は康二とめめに感謝と謝罪をした。
Shot「ほんっとにごめん!」
Koji「全然気にしてないで!寧ろ良かったやんか!」
Ren「だね笑」
Shot「ま、まぁそうだけどさっ?」
Koji「やっぱゆり組やで阿部ちゃん!」
Abe「康二も分かってくれた??」
そして照にも。
Shot「あ、ありがとう照……色々、」
Hika「全然、逆にごめんな?色々誤解させちゃったみたいで。」
Shot「それは俺もごめん!勘違いしてたから、」
Hika「まぁでも、良い彼氏持ったな翔太。」
Shot「!、」
Hika「同じカップル同士、末永くな。」
Shot「ふは、なんだよそれ笑」
本当に、幸せだ。