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みこまめ
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【みこと視点】
昼休み。
すちは今日も、らんの隣にいた。
みこと「…………」
朝からずっとそうだ。
移動するときも。
休み時間も。
昼休みも。
ずっとらんと一緒。
俺が話しかけようとすると、らんが自然にすちの隣に入る。
みこと「…………」
(らんらん……)
(完全にすっちーの味方になってる……)
俺はついに耐えられなくなって、3人のところへ向かった。
みこと「まにき、こさめちゃん、なっちゃん……」
いるま「ん?」
こさめ「みこちゃん?」
なつ「どうしたの?」
俺は3人の前に座った。
みこと「……どうしよう」
いるま「何が?」
みこと「俺、そんなにだめかな?」
こさめ「え?」
みこと「すっちーにずっと避けられてるし……」
みこと「昨日より今日の方がひどいし……」
なつ「でも、みことが何かしたって決まったわけじゃないだろ?」
みこと「でもさ……」
みことは机に突っ伏す。
みこと「俺、普通に話したいだけなのに……」
こさめ「みこちゃん……」
いるま「まあ、焦るなって」
みこと「でも……」
そのとき。
いるまが、ふと思い出したように言った。
いるま「……そういえば」
みこと「?」
いるま「らんもすちの味方についちまったもんな」
みこと「…………」
みこと「そうなんだよ!」
いるま「やっぱりか」
みこと「らんらん、ひどい!」
こさめ「らんくん、すっちーとずっと一緒だもんね」
なつ「朝も一緒に来てたしね」
みこと「そう!」
みこと「俺が話しかけようとすると、らんらんがすっちー連れてくんだよ!」
いるま「それはまあ……」
いるま「今のすちには、らんが一番話しやすいんだろ」
みこと「……分かってるけどさぁ……」
みこと「俺だって、すっちーと話したい……」
こさめ「みこちゃん、そんなにすっちーと話したいんだ」
みこと「話したいよ!」
なつ「すっちーに嫌われたくない?」
みこと「絶対嫌!」
いるま「じゃあ、今は無理に追いかけない方がいいんじゃね?」
みこと「…………」
少し考える。
みこと「……でも」
みこと「俺、何もしてないのに……」
こさめ「うん」
みこと「なんで避けられてるのか、知りたい……」
なつ「それは本人に聞くしかないかもね」
みこと「……そっか」
みことは少しだけ顔を上げる。
その視線の先には――
らんと話しているすち。
みこと「…………」
みこと「……やっぱり、らんらんひどい」
いるま「まだ言ってんのかよ」
みこと「だって!」
みこと「昨日まで俺の隣にいたのに!」
こさめ「まあまあ……」
なつ「らんもすちのこと心配なんじゃない?」
みこと「…………」
みこと「……俺だって心配してるのに」
ぽつりと呟いた。
3人が顔を見合わせる。
いるま「……まあ、頑張れ」
みこと「うん……」
でも、みことはまだ知らなかった。
らんがすちの秘密を知っていることを。
そして――
すちが自分を避けている理由が、嫌いだからではないことも。
みこと「……すっちーと、ちゃんと話したいな」
そう呟いて、もう一度すちを見る。
すちはらんと楽しそうに話していた。
みこと「……らんらんひどい……」
いるま「だからもういいって」
みこと「だってぇ……!」
3人は思わず笑った。
こさめ「みこちゃん、頑張ろうね」
みこと「……うん!」
まだ、すちの気持ちは知らない。
だけど。
みことは、すちともう一度ちゃんと話す方法を考え始めていた。
コメント
1件
みことの焦りと寂しさがすごく伝わってきました……「らんらんひどい」って連呼するところ、子供っぽくて可愛いけど、本心では「俺だって心配してるのに」って呟く切なさ。いるまたちの優しいツッコミと見守り方が絶妙で、ちゃんとみことの味方なんだなって安心しました。すちが避けてる理由が「嫌いだからじゃない」って分かってる読者としては、みことが早く気づけるといいなと応援したくなりますね。