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第2話「作家の頭はこの状況に混乱する」
異世界へとやってきた海人だが、まだそのことには気がついていない。もしかしてとは思っているだろうが。なんせ、海人はラノベ作家だ。
「もしかして、もしかするのか?」ドキドキとワクワクが止まらない海人はひとまずテンプレに従うことにした。
『ステータス!』
ヴォンと古いパソコンを立ち上げたような音がすると、目の前に翡翠色の板が出てきた。思わず叫びそうになる海人。
カイト 人族 Lv.1
第一次職業:作家
筋力値:7 幸運値:12
魔力値:12 知力値:12
体力値:8 防御値:8
耐久値:7 俊敏値:7
【スキル】
〈翻訳〉あらゆる言語を解読可能な言語にフィルターをかけることができる。
〈言語理解〉あらゆる言語を理解し、会話や執筆に役立つ。
〈博識〉手に持った本の内容を頭の中に貯め込み、好きな時に引き出すことが可能。
〈言語術〉あらゆる言語の術を理解し行使することが可能。
〈執筆Lv.1〉棒や枝、指で空中にこと葉を書き、その言葉を表す現象を起こす。文字数はLv.1上がるごとに1文字ずつ増えていく。
【加護】
〈文化神カルチュアルの加護(大)〉 文化神が授けた最も素晴らしい加護。才ある者であり、そのためであれば命でさえ削る心意気に感動して海人に与えた。あらゆる物質、物体において海人に傷を付けることは不可能。〈精神物理状態異常無効〉
〈言語神リーディンディの加護(大)〉 言語神が授けた最も素晴らしい加護。全ての人々に幸せを与える作家になるために努力する海人に感動して海人に与えた。あらゆる魔術、魔法を無効化する。〈魔力無効〉階梯魔術の使用を認める。〈階梯魔術〉
〈逆転神リバージュラスの加護(大)〉 逆転神が授けた最も素晴らしい加護。死んだ後、作品が投稿された時全世界に大ヒットしたその幸運と努力の賜物である出来事に完動に与えた。あらゆる場面で自分が不利であればあるほど自分の力は強化されていく。〈逆転の遊戯場〉
「、、、は?」作家なのは嬉しいし、ステータス値も特におかしくはない。問題はその下だ。何だこの馬鹿げたチート能力は。阿呆らしくなってくるわ。てか、こんなチート能力授けたの誰だよ。あぁ、この加護与えた3神か。まぁ、あればいいけどありすぎたろ。
「、、、は?」理解が追いつかないカイトだった。
そして、その場にいたのがカイトだけでは無い事にはカイト自身、気づけるはずもなかった…