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【湊斗の家に泊まることになった一華と純太はお風呂が終わったあとに寝る準備をしていました。】
一華「白夜ちゃん、白夜ちゃん!お外行こうよ!」
純太「やめとけよ。もう夜だぜ。」
一華「ブー。ケチ〜。」
湊斗「玄関までなら良いよ。」
白夜「OK。分かったわ。」
一華「わーいヽ(=´▽`=)ノ」
白夜「私が湊斗についてきたのはね、なんだかこの人についていくほうが良いと誰かに言われた気がしたからなの。」
一華「ふーん。でも、当たってたんじゃない?」
白夜「ところで、好きな人はいるの?」
一華「なんと!猫にその質問をされるとは!」
白夜「フフッそれでいるの?いないの?」
一華「そっそりゃあね。いるっちゃいるけどぉ〜。」
白夜「いるのね。どんな人?」
一華「優しいひと!って言うか、湊斗だしぃー。」
一華「ヤバ!言っちゃった!」
白夜「大丈夫。バラしたりしないわよ。」
一華「本当に!」
白夜「どうしようかな~。バラしちゃおうかな〜?」
一華「人生終わった〜。猫に弱みに握られた〜。」
一華「!」
一華の考え『花梨が居たの時もこんな事あった。考えてみれば今さっきの会話も、笑い方も白夜は花梨にそっくり。』
白夜「どうしたの?」
一華「あのね、白夜が来る前にね、〇〇って女の子がいたの。」
白夜「え?なんて女の子?」
一華「だから、〇〇。」
白夜の考え『フィルターがかかっているようになってて聞こえない…。』
一華「それでね、その女の子は事故で亡くなっちゃって。でもね今気づいたの白夜が〇〇そのものなんじゃないかって。」
白夜「!」
一華「どうなの?白夜が〇〇なの?」
白夜「私も、そんな感じの記憶はある。」
一華「ある男の子から青いラピスラズリの宝石があるネックレスを貰った記憶は?」
白夜「なんで!どうしてわかったの!」
白夜の考え『今さっきからずっと記憶と一華の言ってることが全く一緒。どうして?』
一華「白夜がつけてるそのネックレスは湊斗が〇〇にあげたネックレスと全く一緒!だから〇〇なの?」
白夜「!」「思い出した…。」
白夜「私は人間だったんだ。でも名前が思い出せない。湊斗からネックレスもらって、物が落ちてきて。目の前が真っ暗になった。」
一華「やっぱり、〇〇なのね。」
白夜「うん。そうみたい。」
白夜「でも、湊斗には言わないで。私は自分自身を忘れてる。それなのに言ってしまったら、余計に湊斗を混乱させちゃう。やめてお願い。」
一華「うん…いいよ。」
白夜「ありがとう。」
【こうして来世の自分が分かった白夜(花梨)でした。】
つづく