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コメント
0件
👏 最初のコメントを書いて作者に喜んでもらおう！
初めましての方は初めまして！
くりぃむです！
今回は新連載です！！✨
ちゃんと今連載してのも進めるので安心してください！笑
ただ、こっちは気分投稿かな … ？
好評だったらバンバン投稿します！🤭
今回は（🌸、☔️、👑）が3年生、（📢、🍍、🍵）が2年生です！
ノベルで書くの初めてなのでおかしなところもあるかもしれませんが、暖かく見守ってくれると嬉しいですっ！！
＿＿＿＿＿＿
🌸、☔️、👑 女体化注意⚠︎
ご本人様とは一切関係ありません
なんでも許せる方のみ
＿＿＿＿＿＿
Prologue
新学期のチャイムが、まだ冷たい春の風を震わせた。
桜はもう散りかけているのに、校舎の中は妙にざわついている。
3年生にとっては最後の1年。
2年生にとっては、まだまだ伸び盛りの時間。
それぞれの胸に小さな期待と、不安と、そして＿＿
誰にも言えない「特別な想い」を抱えて。
生徒会長の 桜空らん は、教室の窓から校庭を見下ろしていた。
いつものように笑顔を浮かべ、誰にでも優しく声をかけるその姿は、下級生からも憧れの的だ。
けれど、その完璧な笑顔の裏に、どんな気持ちを隠しているのかを知る者はいない。
そんな彼女を、視線で追いかけるのは＿＿
2年の 紫苑いるま。
バスケ部のエースとして冷静沈着、クールで通っている彼だが、
胸の奥ではいつも、彼女に届かない気持ちを持て余していた。
「会長って、ほんとすげーよな」
仲間にからかわれても、
「別に … 」と顔をそむけるだけ。
だが、その心臓の鼓動までは、誰も聞こえやしない。
一方、バスケ部マネージャーの 雨乃こさめ は、今日も明るく体育館を駆け回る。
無邪気な笑顔で、選手たちにタオルを渡し、水を配り＿＿
そんな彼女の視線の先には、同じ2年の 赤暇なつ がいた。
美術部に所属し、物静かな雰囲気を纏う彼は、絵を描く姿も、ふとした笑顔も、
まるで人を惑わせる魔法みたいに周囲を惹きつける。
けれど本人に自覚はなく、こさめの胸は今日も苦しく締めつけられるばかり。
そして、陸上部の 黄咲みこと。
ふわりと風のように、どこか掴みどころのない彼女は、
同じ美術部の 翠音すち に、静かに心を寄せていた。
誰にでも優しい彼の態度は、まるで王子様のようで。
一緒にいる時間が増えるたび、気持ちは大きくなるのに＿＿
その優しさが「特別」なのかどうか、確信できない。
6人の視線と想いは、まだ交差することなく、
それぞれの胸にしまい込まれている。
けれど、この春。
最後の1年と、まだ始まったばかりの1年が重なり合うとき＿＿
彼らの恋は、確かに動き出す。
桜の花びらが舞う校舎の廊下で。
それぞれの鼓動が、すれ違い、ぶつかり合い、やがて＿＿
恋に変わっていく。
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