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最近めちゃめちゃ爆食します!紫蘇ㄘャンです!
頑張りました!日本語って難しいですね!
それと最近、学校に植えてある木に桜が満開?に咲いて、春が訪れたなぁって常々思う事が増えました!春は好きですけど、虫は嫌いです!
では!どうぞ!
・実在する人物を用いた創作話です!
・色々と捏造など個人的見解などで当小説は作成してます!
・そのキャラの口調がはやふやになってる所があるかもです!
・本人様達とは関係ないので、本人様達に繋がるようなご迷惑行為はお辞め下さい!
・本人様達の解像度は低いので(キャラ崩壊)無理な方は速攻閉じてください!
・誤字や矛盾してる箇所があったりしますが、その時は指摘お願いします!!
ー完全オリジナルー
なので、造語だったりもう一度言いますが、捏造ばかりだったりしますので、苦手な方やそーゆーのちょっと…って方は『運命』って感じのタイトルにコメントお願いします!
なるべく、四神の要素を沢山入れつつ頑張ります!!
今思ったんですけど、なんで自分『運命』の方にコメント促してるんですかね??(記憶喪失)
3人と出逢ってから、早くも幾十年。一体、何度目の春を迎えた事だか。
上を見上げれば、分かれ木から枝葉の先まで桃色に染まる程の 満開の桜を咲かせた木。
それが風に吹かれる揺れる。ひとたび風が吹けば、舞い落ちる花弁が柔らかに降る雨のように思える。
暖かな日差しと共にそれを堪能していると___
「青龍」
名を呼ばれてそっと振り返れば、そこに立っていたのは白虎だった。
白を基調とした内衣に、金と青の繊細な刺繍があしらわれ、深い青に染まる裾には黒い虎の象った装飾が映える。
そしてその身を覆うように羽織られた外套は、白と黒のしま模様が虎の尾を思わせる意匠。
堂々たる装いが威嚇する虎のような威厳を宿していた。
僕の目に映るその姿は、あの頃の白虎とはまるで別人のようだ。
けれどやっぱり、その衣装はあまりにも白虎に似合っていて、何時見ても白が似合う子だなと思う気持ちは今でも変わらない。
「こんな所で何しているんですか?」
あの頃のような幼子の面影はもう無くて、凛々しい顔立ちに低く落ち着いた声音が僕にそう問いかけてきた。
「いや…ただ、また春が来たなって」
吹く風に髪が揺れて、髪先が頬に掠る。それが擽ったくて、目をほんの少し細めた。
「…おかしな事をいいますね…」
白虎はそう呆れながら言うけど、柔らかな声音で続ける。
「2人が待ってますよ?」
「はいはい 笑。さてさて、今日は何を教えようかな…」
「私は____」
僕は白虎と並んでそんな会話を弾ませながら桜木の道の真ん中を歩く。
その会話の殆どを白虎が担っていて、僕はただ、横で聞いているだけだった。
けれど、その話しぶりを見ていたら、ふと懐かしい記憶が胸を過った。
「ふふっ…笑」
さっき、もう面影は無くなったとは言ったけれど、それはどうやら早計だったらしい。今もその面影は残っている。
この子は本当、今も昔も変わらない。
懸命に、だけど楽しそうに自分の言葉で語ろうとするその姿は、小さい頃のままだ。
まだ言葉もうまく操れず、拙い発音で、それでも何とか伝えようとしていたあの姿。
それがまだ、 昨日の事かのように思い出せる。
「何笑っているんですか…!って、その目!辞めてくださいっ!もう童じゃないんですよ?」
尻尾を揺らし、恥ずかしげに必死に反論するその言葉も、眉間に皺を寄せた姿も、何されても愛おしく思ってしまう。僕はおどけたように肩をくすめて、いやはやと茶化す。
「ごめんって ~ !ただ、懐かしい事を思い出したんだよ」
「懐かしい事…ですか?」
きょとんとした顔で首を傾げる白虎に、僕は「うん」と頷く。
その記憶を鮮明に思い出すべく、空を見上げながら、その記憶一つ一つを僕は言葉にして喋った。
──────────────────
「ではでは…」
と、まるで始まりの合図かのように、というか事実そうなんだけど。
愉快な声音でそのスタートを切る。
白虎と朱雀は首を傾げたまま、それぞれ手にした書物の頁をパラパラと捲っていた。
その様子は、今から何が始まるのか見当もついていない、という風情だった。
ただ一人、玄武だけは違った。
その眼差しには期待と覚悟の色があって、まるで僕の言葉の続きを今か今かと待ち構えているようだった。急かされそうになる。
「これから、君達が己の地を護るべくして必要な知識、それから力を与えようと思う」
静かに、けれどはっきりとそう告げると、白虎と朱雀の顔に戸惑いの色が浮かぶ。
でも、それでも。僕を見上げるその眼は、ちゃんと前を向こうとしていた。
「さて、早速だけど3人に問いを1つ」
僕は軟らかな声色でそう言いながら、3人に視線を巡らせる。
「“四神”とは何か。君達が一体どう言った“存在”なのか、知ってるかな?」
静かな間を挟んで、その問いに手を挙げたのは玄武でも無く、白虎だった。
「私達の事ですよね!!」
誇らしげに胸を張って答える白虎。その自信満々な様子に、思わず僕は苦笑してしまう。
その隣で、少し間を置いてから玄武が手を挙げる。
「僕らは、4つの地を護るべく選ばれた、守りの存在…守護獣のような存在ですよね」
そう答える玄武に僕は「うん」と頷く。
「まぁ、概ね正解かな。
もう一度簡単に言えば、東西南北___4つの地を護る為に、天によって選ばれ、授かった“座”のこと」
少し難しいかもしれないけれど、なるべく噛み砕いて、優しく、そして温かく。僕の声は自然と柔らかくなる。
彼ら──特に朱雀──が分かるように、心に届くように、言葉を選んで話す。
「それじゃ、これを見てごらん」
そう言って巻物を一つ開き、中央に大きく描かれた円と、その四方にそれぞれの象徴が配置された図を指差す。
「東を司る青龍。南を司る朱雀。西を司る白虎。北を司る玄武」
「俺は南かぁ」
「僕は勿論知ってましたよ」
「そこ張り合うところなんですか?私は北なんですね」
3人は各々、思った事を口にしたり自分の持てる限りの知識を主張したり。それぞれの反応を見て僕は楽しむ。
「ただ、今君達の呼び名があるだろ?」
そう聞けば、揃いも揃って頷く。
「これは、実は名前ではないんだ。
天が与えた、“役目”なんだよ」
すると3人は目を丸くした。僕は淡く笑ってから話を続けた。
「その地に流れる気、自然、生命…そうした全てを安定させ、調和を保ち護っていくのが僕たち四神として託された大いなる務めなんだよ」
僕は3人の顔を一人一人と伺いながら言葉を紡ぐ。これから彼らが背負うべきであろう事を。
「そして僕たちは、ただ強いだけの存在じゃない」
言葉を切りながら、窓の外に見える木々にそっと視線を向ける。
「地に住む人々が安心して暮らせるように___。
草木が育ち、風が巡り、命が生きられるように。
その“土台”を、静かに支える。それも僕達四神が担う、目に見えない役目の1つなんだよ」
それを聞いた白虎は何処か不安気な様子で、朱雀は反対にやる気に満ち溢れている。玄武は玄武で理解したのか力強く頷いている。
「さて、ここで1つ。もし、その役目を果たされないと、どうなると思う?」
人差し指を立てて、みんなに聞いた。
「うーん…」
と、誰かが唸る声をあげた。それから少しして、手を挙げたのはまた白虎だった。
「…地が、 荒れる…?」
その声は少し控え目で、不安の滲む響きだった。
「その通り。…天災、病、争い、異形の湧き出し。これら全ては、神座の乱れから生じるんだ」
いい終える頃、その部屋は静寂だった。
「…では、私達が、ちゃんとしないと駄目なんですね…」
膝の上で小さく握り締めながら、白虎はそう呟いた。僕はその様子に微笑み、優しい声で返す。
「うん。そうだね。そうだけどね、でも“ちゃんとする”って、難しく考えなくてもいいんだよ。 少しずつでいい。知って、学んで、覚えていけば、それでいい。君達の傍には僕がいる。だからちゃんと伝える。しっかり教えるよ」
それに__と僕は更に続ける。
俯いていた白虎も顔を上げて、他2人もいつの間にか姿勢を良くして話を聞いてくれていた。
「僕は、感謝をしているんだ」
そう言うと、「感謝?」と首を捻ったのは朱雀だった。
「そう、感謝だよ」
僕は広げたままの巻物へと視線を落とし、中央に描かれた円と、その四方を囲む象たちをそっと指でなぞる。
「君たちがこの世界に芽吹くまで、僕はこの700年と幾ばかの間、1人でこの地を巡って護ってきたんだ。」
その声は決して悲しみを滲ませるものではなく、 ただ、過ぎ去った日々を静かに見つめるようなものだった。
「けれど、本来それは一柱で担うべきことじゃない」
断言するように、そう言って僕はまた3人を見た。
本来、“四神”はその名の通り、4つの神と書いて“四神”と呼ぶ。東西南北、四つの方角を護り、自然と季節、秩序を司る、天の意志を受けた存在。
けれど、その“座”は四柱で一つ。
どれか一つでも欠けてしまえば、本来の力は、決して満ちることがない。
僕がこの地に生まれて、八百年。
その年月の中で、僕を育ててくれた三柱は、順に天命を終え、その御座を静かに離れていった。
……そして、そこからだ。
次に生まれるはずだった新たな三柱は、なぜか現れなかった。
まるで、存在そのものが“遅れている”かのように、気配すらも感じられなかった。
その現実を知った時、僕は内心、きっと荒れていたと思う。じゃなきゃ春と言える季節に雪は降らない。
それからは700年と少し。
僕は1人で三柱を探して、探して探して。
東以外の三方の地を、僕が代わって守ってきた。
欠けた“座”を埋めるために、ただ黙々と支え続けた。
これからも、こうして生きていくんだろう。そんな覚悟すら、心の奥に根を下ろして過ごしてきた。
でも___、その決意を、崩すように。
その“覚悟”に、そっと手を添えるように。
僕の目の前に、君達は生まれて来てくれたんだ。
……何の前触れもなく、ある日、あの森に。
まるで風が運んだ種のように、そっと芽吹いて、僕の前に姿を現した。
それを目にした時、何百年振りにか泣きたくなった。嘘じゃない誠だ。
ずっと、ずっと独りだったから。
僕だけで、四神のすべてを背負っていた。
その責任は、どこまでも重くて、窮屈で、時には苦しかった。
逃げたかったけど、逃げることもできなかった。
でも……そんな僕を、救ってくれたのは、君たちだった。
もう一度、四神が揃い、力が満ちる。
それと同時に、僕の中に光を差し込んでくれたのは君達だった。
だから___。
「だから、君たちが生まれて来てくれて、本当に良かった。ありがとう」
僕は『自分の為に誰かが何かしてくれた』ことへの純粋な感謝の気持ちを3人に向かって述べた。
彼らはなんの感謝なのか、まだその言葉の重みや意味をはっきりしないだろうが、ただそれでも良かった。と、思う。
「それと、これだけは知っていて欲しいことがあってね」
「知っていて欲しいこと?」
僕の言葉の一部を拾うように、玄武が小さく首を傾げながら問い返す。
「君たちは、ただ“力を持つ者”じゃない。地を、命を、そして“互い”を護る存在と言うこと。四神とは、そういうものだよ 」
言葉を紡ぎ終えたその瞬間、どこからか、小さな感嘆の息がこぼれる。
それはまるで、“理解の兆し”のようで、僕は微笑んだ。
僕はそれからというもの、四神の力や何から護るのか、それを詳しく彼らに教えた。
「と言うことだけど、分かった?」
広げていた書物を片づけ、ふと顔を上げて彼らの様子を見やる。
……どうやら少し、詰め込みすぎてしまったかもしれない。
白虎はすっかり気力を失って、まるで魂が抜けたような顔をしているし、朱雀はといえば上の空。
玄武に至っては、何やらずっと小声でぶつぶつと呟いている始末。
「ちょっとぉ…やり過ぎたかな…」
いやはや ~ と僕は手を後頭部に添えて気まずそうに笑った。
「はあ…なんだか、とてもすごい事を、いっぱい教えられました…」
白虎が、ようやく生命の色を取り戻した表情で、ぽつりとそう感想をこぼす。
「青龍ってさ、俺達が護る地を俺らの代わりに護ってくれてたことやろ?」
朱雀がそう問いかけてきたので、急にどうしたのかと一瞬思いながらも、僕は頷いた。
「うん、そうだけど?」
「そっか…じゃあ俺早く強くなって、青龍の負担減らしたいわ!!」
意気揚々とそう宣言する朱雀に便乗して、白虎も玄武も「自分も!」と負けじと主張し合う。
その光景に僕の胸にはみるみるうちに、じんわりと暖かな色が染み付くような感覚が広がっていた。
「君達って子は…。でも、ただ張り切って口にするだけじゃね!ちゃんと力を付けなきゃな意味ないからねっ!」
ははっ!と派手に笑えば、 朱雀と玄武は「力を付けてやる」と益々意気込み、白虎からは「もっと他に言い方あるのでは…」と、半ば苦情のようなものを受けた。
いや、事実だもの By白虎
──────────────────
「いやぁ、初めての座学。終わる頃にはみんな顔が死んでたの…今でも忘れられないよ」
なんて僕が笑いながら言えば、白虎は深々と溜息を吐いて、呆れた様子で僕を見た。
「まさか初めての座学で、脳が限界を迎えるまで叩き込まれるなんて…思いもしてませんでしたよ」
「いやでもあれは序の口だったしな ~ … 」
肩を竦めて笑いながら、僕の意識はふと、さらに昔の記憶へと引き戻されていた。
___同じ部屋で、同じ晴れた日に。
ただ1人の僕に、三柱の神が寄ってたかって、あらゆる知識を叩き込んできた、あの日のことを。
「んふっ…あはははっ 笑」
「えっ、え、え…なんですかいきなり…? 」
思い出して、つい笑ってしまった僕に白虎は困惑した様子で、そっ……と僕から僅かに距離を取った。失礼な奴だ。
「…っううん、いや、ふぅ…疲れた」
「…勝手に1人で疲れてもらっても?追いつけないのですが……」
「いやぁね、笑 …ただ、似たような光景を思い出してさ…」
白虎にそう説明すると「あぁ」と小さく声を漏らし、納得したように頷いた。
「そうだったんですね…私達が生まれる前の三柱ですか…。どんな人だったんですか?」
と、興味津々に尋ねる白虎に僕は「うーん…」と少し唸る。
どういう人なのかと聞かれれば……さて、どう返すべきか。
言葉を選んでいる内に、ふと前方の道の先に2つの人影が目に映った。
「あ!やっと来ましたよ!」
「随分と遅かったなぁ」
それは玄武と朱雀だった。
僕と白虎は揃って「ごめん」の謝罪を口にした。
「青龍がずっと桜の木を見上げていたものですから」
と、白虎が淡々と告げると、朱雀がすかさず口を挟んだ。
「えっ、感傷に浸ってた的な?」
どこか愉快そうに言い放つその言葉に、僕は無言のまま手にしていた翡翠の和傘の先端を、朱雀の足元へと向けて、ほんの少しの加減を加えて突いた。
「いてぇっ!!?」
少し過剰に反応する朱雀を静かに見やりながら、(ああ、前にも同じ事を喰らわしたなぁ)と、どこか懐かしさまで覚える。
「はっ、朱雀がそうやって調子に乗るから」
痛がる朱雀を横に、玄武が挑発するように言葉を投げ掛け、案の定と言うべきか…朱雀はそれに真っ直ぐ乗っかる。
「はぁ?!お前に言われたかないわ!」
言い返す朱雀の声に、玄武もさらに言葉を重ねようとし、火はあっという間に燃え広がる。
「はいはい。喧嘩しない 」
パンパンと手を打ち二度鳴らし、2人の言い合いに割って止めに入る。白虎もまた、2人を落ち着かせようと柔い言葉を投げ掛けていた。
「そういえば、今日は何を教えてくれるんでしょうか!」
暫くすると、先ほどの騒がしさはすっかり収まり、あれほどまでに賑やかであった空気も、嘘のように静けさを取り戻していた。
そして、それとほとんど同時に。
まるで何事もなかったかのように、唐突に話題は切り替えられる。
僕はその様子を、どこか愛おしげに目を細めながら、ふっと微笑んで答えた。
「今日はね_____」
こうやって彼らと桜並木の下を歩くこの日常も、あともう少し。
この少しが、彼らにどれだけの価値を付与できるのは僕次第だ。
それまで、僕は彼らの為に尽くすべき事は尽くす限りだ。