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葛葉ー!!誕生日おめでとー!!!
と言うことで、5話出す前に休憩がてら誕生日ストーリーを出そうかと、思いまする。
5話はまた明日…頑張りますので。許して🙇
叶『』 葛葉【】
葛葉side
誕生日、もう自分が何歳かも数えるのが面倒くさくなってきた時期だった。叶はいつもどうり祈りを終え、教会にある椅子に座り本を読んでいた。ふと叶が、
『サーシャ、サーシャは魔界で産まれたんですよね??』
突然の確認に、あぁ…と声を漏らしながら。
【そうだよ、何でそんないきなり??】
『サーシャは今何歳なんですか?100歳?200歳?吸血鬼だからもっとですかね…??』
なんだ、そんな事か。そう言えば俺は今何歳何だろうか?まだ吸血鬼の中では若い方だとは思うが、実際問題自分の歳なんて数えるのも面倒くさかった。
【分かんね。もう何歳かも忘れたし、誕生日なんて沢山の人が居る屋敷に詰め込まれて挨拶させられる最悪の日だよ。めんどくせぇ。だから俺は誕生日なんて嫌いだ。】
叶は、『えっ!!』っと目を丸くさせ驚いていた。
『詰め込まれるって、パーティーとかですか?サーシャ一応貴族ですもんね。人見知りのサーシャには確かに最悪かも…ww』
笑いながら共感する俺を見て叶は何か言いたげだった。
『サーシャは誕生日何月なんですか?私は7月7日です。異国の地ではこの日は星を見るらしいですよ。願いが叶うとか何とか…。サーシャは?』
俺の誕生日…
【俺は…11月10日だ。いい思い出なんて無い。】
叶はまたもや『えー!!!』と大きな声。今日の叶は元気に見えた。楽しいのだろうか?俺にとっては最悪な思い出を振り返らなければいけない、最悪な話題だ。
『サッ、サーシャ!!貴方今日誕生日なんでか!?』
何だ、今日は11月10日なのか。此処に来てから日にち何て気にせずのびのび過ごしていたから気づかなかった…。
【そうか、今日なのか。まぁ、どうでもいいが。】
『どっ!どうでもいい!?誕生日ですよ!!さぁ!村に買い出しに行きましょう!!!ケーキは用意できませんが、今日はご馳走ですよ!!サーシャ!何が食べたいですか??』
何だコイツ俺よりはしゃいで。そんなに楽しいのか?美味い物が食べられるのは嬉しいが、別に悪い気はしなかった。
【そんなかよ…】
『そんなって、こういうのは早く言ってくれないと。何も準備してませんから。明日に持ち越しです!まったく…。』
呆れながらに村まで歩く叶を見て、何だか楽しい様な嬉しい様な。
叶との誕生日は最悪では無かったのだ。