夜見 「 …じゃ、おやつの時間にマジックショーやるから、皆来てね! 」
葉加瀬 「 あ、そっか。じゃあそれまで部屋でゆっくりしよー 」
加賀美 「 私はこのまま昼ご飯を食べてから、部屋に戻ろうかな。 」
各々、電子手帳を見て カグが居なくなった後、行動を始めた。
俺は…そうだな、お腹空いたし、飯食いたい。
にしても…昨日の握り飯はなんだったんだ? 誰かのイタズラなのか、本気で作ってあれだったのか…。
叶 「 ねぇ葛葉、お前はご飯食べてくの? 」
葛葉 「 ん? うん、食べる。 」
叶 「 じゃあ一緒に食べよ。 」
葛葉 「 いーよ 」
叶が後ろから話しかけてきたので、頷きながらそう答えた。
何食べよ、ちゃんとしたのも食べたいな。あー、チャーハンとか…
葛葉 「 あ、もちさーん! 」
剣持 「 ん? 」
葛葉 「 今頼んだらチャーハン作ってくれますかね…? 」
剣持 「 今? お腹空いてんの? 」
葛葉 「 そ、できたら叶の分も! 」
剣持 「 えー…仕方ないなぁ。 」
葛葉 「 っしゃあ! 」
本間 「 え! 刀也くんチャーハン作んの?! 」
椎名 「 マジで?! うわぁ、優しいからきっと皆の分も作ってくれんやろうなぁ。なぁー? 」
三枝 「 マジ?! うわー、お世話になります!! 」
剣持 「 いやおかしいだろ人数! 僕シェフじゃないからそんな大量に作れないって!w 」
そんなこんなで騒いで、最終的には皆でチャーハンを作ることになった。
その後は皆でご飯を食べて、解散。
凄い、平和な時間を過ごした。
あの後、俺は部屋に戻った。ゲームは今気分じゃなかったから、部屋でゆっくりしようかなと。
マジックショーがある、おやつの時間…えっと、15時か? までは時間もあるし。
…もっかい寝る? うーん…ま、ぼーっとしとくか。
そう過ごしてたら、案外時間はすぐ過ぎた。用意するものとか、もうないもんな。
じゃ、行くかぁ。
15時になって、体育館へと足を運んだ。
体育館の扉を開くと、花の香りとマジックショーらしい大きな音楽が俺を出迎えた。
おぉ、凄い。なんかテンション上がるな。
笹木 「 お、来たなぁー 」
夜見 「 あとサラちゃんだけだねぇあ 」
葛葉 「 遅刻? 」
弦月 「 かなぁ、もうちょっと待ってから始めます? 」
椎名 「 せやなぁ、勝手に始めたら怒りそうだし… 」
そう待つこと10数分。
加賀美 「 …来ませんねぇ 」
月ノ 「 寝てるんですかね? 」
長尾 「 …探しに行きましょ、ワンチャン…最悪のパターンがあるかも。 」
不破 「 それって… 」
三枝 「 …ヤバいね、早く探そ! 」
危機を感じたのか、皆の顔が青くなった。
そして手分けして、星川さんを探すことになる。
それでも、星川さんは見つからなかった。部屋をいくらノックしても返事は無いし、食堂やらなんやら回ったけど、姿は見えなかった。
そして30分、1時間…と経って、体育館へ戻ってきた。
葉加瀬 「 案外灯台下暗しで、体育館にいるかな? 」
夜見 「 有り得なくはないけどぉ…私が来た頃はまだ人影とかもなかったよ? 」
長尾 「 ま、物は試しよ! 体育倉庫とかにいるかも……ぉ……? 」
長尾景が皆の傍にあった体育倉庫に手をかける。
長尾景は扉を開けようとしたようだが、なんでかビクともしなかった。
弦月 「 ……え、何。景くん開かないの? 」
長尾 「 待って、これめっちゃかたぁい!w 」
椎名 「 えーホンマに〜?男子全員でやってみぃ 」
剣持 「 お、社長の出番ですね! 」
不破 「 がんばえ〜 」
加賀美 「 あなた達もやるんですよ!!w 」
男複数人で、一斉に扉を開こうと力を入れる。
グッと戦うこと数十秒で、その時は来た。
体育倉庫が開く。そしてそれと同時に、それは見えた。
長尾 「 ……え。 」
笹木 「 ぇ……? 」
『 ……ピーンポーンパーンポーン 』
『死体が発見されました。一定時間の後、裁判を行います。』
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