愛してください。

「 愛してください 」

・桃赤

・第2話

・視点チェンジあり

・治安悪め

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赤side

M 「 ねーねーりうらくん♡ 」

赤 「 んー？ 」

M 「 今日の放課後、話したいことがあるので体育館裏に来てください……♡ 」

めんどくさ。

赤 「 あーうん、分かった 」

放課後、俺は体育館裏へは行かなかった。

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次の日

赤side

M 「 りうらくん！）泣 」

M 「 昨日来てくれなかったよね？！）泣 」

M 「 ずっと待ってたのにぃ）泣 」

知らねーよ。

赤 「 ごめん、忙しくて。 」

赤 「 暇じゃないの。 」

赤 「 今聞くよ、何？ 」

M 「 今……は、言えないよ… 」

赤 「 なんで、いやらしいこと？笑 」

赤 「 なら受け付けないよ。 」

赤 「 この際だから言うけど、めんどくさい。 」

赤 「 いちいち思ってないこと言わなくて大丈夫だし。 」

赤 「 かっこいいとか、何でも出来るとか、思ってないこと。 」

赤 「 言わなくて大丈夫だから。 」

赤 「 それで、話したいことは？ 」

M 「 っ……りうらくんなんてだいっきらい！！！！））泣 」

勝手に嫌いになってろ。

そんな軽い愛、求めてねーよ。

欲しくもない。

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桃side

教室が五月蝿い。

女子と男子が揉めているようだ。

別れ話か何か……？

阿呆らしい。

しょーもな。

すぐ別れる愛なんて、要らないだろ。

男の方、なんだっけ。

りうら…？

自分で言うのもあれだけど、

俺とりうらとか言う奴はモテてる部類に入る。

りうらがどういう人か知らないけど、正直興味無い。

見る目腐ってんじゃねーの。

何がイケメン？

…なんでも出来る？

俺だってただの人間。

イケメンだろうが不細工だろうがどうでもいい。

見るのは性格じゃねぇのかよ。

俺が心の中でこう思ってる、そう知ればどうせ皆離れてくんだろ。

俺は偽りの言葉なんて求めてない。

どうせすぐ冷める愛なんて、

要らない。