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政治的意図はありません。
もうすぐ相談者がいらっしゃる。
…からん
単調な鈴の音が鳴り、相談者が現れる。
「…こんにちは。相談屋というのは..ここであってますかね?」
「はい。あってますよ。」
「良かったです。」
そう言い、相談者..“イギリス”はソファへ腰掛ける。
「相談というのは?」
「…えぇと..」
「ゆっくりでいいですよ。」
「…私、数人息子いるんです。」
「育てている時..今で言う虐待をしていて、息子達離れるのも至極当然なんですが…」
「…自分勝手なのは分かってるんです。だけど…少しだけ、ほんの少し、寂しいと思ってしまうんです。」
そう話す目は、少し揺れていた。
「..だけど、それでも…もう少しだけ、一緒に居たかった..我儘ですが、誰かに言いたかったんです、私の思う感情を、..」
「話してくれてありがとございます。」
「とても寂しいでしょうね、息子さん達が独り立ちしていくのは。」
「はい、..なんだか、少しスッキリしました。」
「ありがとうございました。」
「こちらこそ、今日は来てくださってありがとございます。」
「では、また何かあれば来させてもらいます。」
そう言い、ソファから立ち上がり部屋から出ていった。
…今日はもうこのぐらいだろうか。
さて、明日はどんな相談者来るかな..