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「な、何よアンタ達!人の家庭にごちゃごちゃ口を突っ込まないでくれる?!」
すると、お母さんの髪を掴んでいた手の力が緩み、私は地面へ下ろされた
“ あなた ! 痛い ない ? 平気 ? ”
「這いばいさん、」
“ あなた.. いない 私 怖い 泣く 私 悲しい ”
「赤傘さん、」
這いばいさんの匂いが正面からかおり、赤傘さんの匂いが後ろから匂い、前後で抱きしめられている事に気づいた
「マジ意味わかんねぇ、人の家庭の事をぐちゃぐちゃ言うんじゃねぇよ!行くよ巴!」
「ッ!」
私はまた強引に手を引かれ、アパートへと強引に入れられた
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「、、胸糞悪い」
「まずは、あの母親から巴ちゃんを助けないとね」
その後、巴がアパートへ入り怪異も中へ入った事を確認し、私達は仕方なしに近くのホテルへ向かった
そんな事を話していると、七海の電話が鳴った
「..チッ はい、七海ですが」
「あぁ、五条先輩か、」
灰原は少し苦笑いをしながら、電話の様子を眺めていた
「もしもしー?ガキの交渉どうだった?」
「少し考えさせてほしいとの事でした」
「えっ、あの特級はどうしたんだよ」
「始めは警戒されましたが、巴さんのおかげで特級と私達を離れさせてくれました」
「へぇ、呪霊操術ならぬ怪異操術ってか?」
「、いえ、彼女から特に呪力は感じ取れませんでした」
「はぁ?じゃあなに、まさか怪異さんとお友達にでもなってるわけ?」
「見た限りではそうでしょうね、怪異達も巴さんに懐いていましたから」
「はぁ?!マジかよ、クソッ、めんどくせぇ事になっちまったな、」
「?何かあったんですか?」
「、上層部から暁月巴の殺処分を下された」
「っ!!」
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“ あなた 大丈夫 ? ”
「うん、大丈夫だよ、」
その後、私はお母さんに手を引きずられ、
押し入れの開閉音が聞こえると私の身体が投げられたような感覚がした
“ あなた 好き 私 あなた 守る だからアイツ 殺す ダメ ? ”
「赤傘さん、” ありがとう しかし 殺す 良い ない ” 」
赤傘さんの声が聞こえ、私の頬に置かれている手に自身の手を乗せた
“ ..あなた 優しい しかし 私 したい あなた 守る ”
“ 私 あなた いない 悲しい ”
「二人共、」
私の片手ずつに違う温もりが伝わり、それに応えるように握り返した
私も、二人を守りたい
二人がいなくなるのは嫌だ、だって、私を初めて見てくれたから
こんな私を、好きでいてくれるから
「二人共、 _好きだよ_」
暗い箱の中、怪異は一人の少女を包み込むように抱きしめ合った
少女は呪いを吐き、そのまま眠った