テラーノベル
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『麗しの総統閣下、可憐なる戦闘ドレスを纏う』「バニー服が空力設計ではないだと……? 書記長、それは本当か」「当たり前でしょ!! 一体どこをどう見たらあれが戦闘服に見えるのよ!」アジトに引きずり戻されたライは、上着を頭から被せられたまま、ユキから一時間にも及ぶ猛説教を受けていた。「……しかし、もう一つの献上品(差し入れ)である茶色い衣服なら、露出も少ないし問題ないはずだ。あれこそ我が軍の次期正装に相応しい!」そう言ってライがクローゼットから引っ張り出してきたのは、ストライプ柄のストレートなスカートに、胸元の大きなリボン、袖口のフリルが美しいクラシカルなロリータ服(※正体はマスクからの差し入れ)だった。「お、それ可愛いじゃん! ライ、早く着てみてよ!」朝寝坊からようやく起きてきたオレンジ髪のアールが、おちゃらけた笑顔でライの頭をぽんぽんと撫でる。「ええ、バニー服よりは一億倍マシね……。ライ、私が着替えるの手伝ってあげる」紫髪のリンがライの腕に抱きつき、独占欲を隠そうともせずに寝室へと連れて行った。数十分後。カーテンを開けて現れたライの姿に、アジトのリビングは静まり返った。「ど、どうだ諸君……? なんだかいつもより、体のあちこちが締め付けられて戦闘がしづらい気がするのだが……」そこにいたのは、いつもの凛々しい軍服姿とは打って変わり、まるでお城から抜け出してきたお姫様か、アンティークの高級人形のような美しさを放つライだった。落ち着いたブラウンの色合いが、彼女のクールな雰囲気を引き立てつつも、散りばめられたリボンが最高に可愛い。「……っっっ!!!」アールは衝撃のあまり言葉を失い、顔を真っ赤にしてライを見つめた。いつもなら真っ先に頭を撫でにいくはずの彼が、尊さのあまり手を出せずに「……かわ、いい……」と呟いてとろけそうな笑顔を浮かべている。「ライ……すごく、すごく可愛い……! もう一生その格好でいて。他の誰にも見せたくない……っ」リンの目が完全に据わり、独占欲が限界突破してライの背後にぴったりと張り付いた。しかし、女子力の高いツッコミ苦労人・ユキだけは、その着こなしの「甘さ」を許さなかった。「ちょっと待ったァ!! ライ、何その着こなしは!」「ぬ? どこかおかしいか、書記長」「おかしいも何も、パニエの膨らませ方が足りない! あと髪型! そのいつものクールな髪型のままじゃ、せっかくのクラシカルな丸襟とリボンが台無しでしょ!」ユキのオカン気質(と女装担当としてのプライド)に火がついた。「アール! ぼさっと見てないで、クローゼットから一番ボリュームのあるフリルのパニエ持ってきて! リンはライの髪を編み込むから、ブラシとヘアピンの用意!」「イエッサー、書記長!」(アール)「ライを世界一可愛くするためなら、喜んで!」(リン)「わ、わわ!? 何をする諸君、私は戦争の話を――」「総統閣下、今は大人しく我が軍の美容部隊に従ってください!」ここから、ライチームによる「ライちゃんお人形化計画」のスパルタ特訓(着付け)が始まった。ユキがスカートの広がりを完璧に調整し、リンが丁寧な手つきでライの髪を可憐な編み込みツインテールへと仕上げていく。アールは仕上げに、お揃いの黒いリボンをライの髪にちょこんと飾った。「よし……完成!!」ユキが手鏡をライの前にかざす。そこに映っていたのは、非の打ち所がないほど完璧に着こなされた、可憐で少しはにかんだロリータ姿の総統だった。「おお……これは、確かに機能性(動きやすさ)は皆無だが、我が軍の『威厳(かわいさ)』を敵に見せつける精神攻撃としては、非常に強力かもしれんな!」ライは鏡の中の自分を見つめ、どこか嬉そうにフンスと鼻を鳴らした。「えへへ、最高にご褒美だよ、ライ……!」アールが我慢できずにライの編み込み頭をよしよしと撫で回し、リンがその反対側からぎゅーっと抱きつく。「やれやれ。これなら広場を歩いても恥ずかしくないわね」ユキは満足げに紅茶をすすりながら、心の中で(まあ、あのストーカーみたいなファンがこれを見たら、今度こそショックで心肺停止するだろうけどね)と、陰気な緑色のイカ(マスク)の姿を思い浮かべてそっとため息をつくのだった。(終)
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そらま゚⋆˙⟡#DESIRE
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核爆弾
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コメント
1件
わあ、もう最高に可愛い回でした…!バニー服騒動からのロリータ回、期待を裏切らない展開に終始にやけちゃいました。特に、いつもの凛々しいライが「動きやすさは皆無だが精神攻撃としては強力」って真面目に分析してるところ、もう尊すぎます。ユキのオカン気質炸裂、アールのとろけ顔、リンの据わった目…全員の個性が生きてて、アジトの温かい空気が伝わってきました。次はどんなお着替え計画が始まるのか、楽しみにしてますね🌷