テラーノベル
アプリでサクサク楽しめる
翌日、てるとは再び屋敷の地下室へ向かった。
地下室の扉は頑丈で、長い間使われていなかった様子だったが、鍵の痕跡から最近開けられた形跡があった。
中へ入ると、埃をかぶった古い箱が一つ、棚の奥に隠されているのを見つけた。
慎重に箱を開けると、そこには複数の書類と共に、もう一組の赤い手袋があった。
しかしこの手袋は、最初のものと違い、わずかに血の跡がついている。
それに加え、書類にはもぶもぶ家の隠し財産の秘密が記されていた。
てるとはすぐに屋敷の主人の息子、もぶもぶjrに連絡を取った。
「jrさん、あなたのお父様には隠し財産の秘密があったようですね。
この手袋と書類の意味を説明してください。」
jrは顔を曇らせながら話し始めた。
「父は資産の一部を秘密にしていて、誰にも知られたくなかったみたいです。
でも、その秘密が原因でトラブルも多かった…」
てるとはさらに推理を続ける。
「つまり、この隠し財産を狙って事件の裏に別の黒幕がいる可能性が高い。
あのもぶさんもただの駒かもしれません。」
その時、玄関のチャイムが鳴った。
てるとが玄関に向かうと、そこには警視庁のばぁう刑事が立っていた。
「てるちゃん、重要な証拠が見つかった。もぶさんのオフィスから不正資金の記録と、脅迫状が出てきました。」
これで全てのピースが繋がった。
真の黒幕は、もぶもぶ家の隠し財産を狙い、証拠を隠蔽し、犯人を操っていたもぶだった。
彼は事件を計画し、証拠をすり替え、巧妙に密室トリックを仕組んでいたのだ。
てるとは冷静に結論を述べた。
「事件は真相解明の道へ。
だが、この屋敷に隠された闇は、まだ完全には消えていない――」
続きは皆さんで考えてみてください。
コメント
0件
👏 最初のコメントを書いて作者に喜んでもらおう!